2023.11.30

火鉢は買取可能?売れる火鉢の種類と魅力や買取相場、業者選びを紹介

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古道具

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今では珍しくなった火鉢ですが、昭和前半までは見られていたことも多かったのではないでしょうか。火鉢が家にあるけれども、売れるかどうかわからない、買い取ってもらえる場合の買取相場がわからないことがあります。

また、どんな火鉢だったら売れるのかが気になるでしょう。火鉢は珍しいため、骨董品や工芸品としても売られることが多くなっています。火鉢の種類や魅力、買取時の値段や業者選びのポイントについて紹介しますので、参考にしてください。

火鉢とは?

火鉢は、昔は暖房器具として使ったり、お湯を沸かしたり、焼いたりする際に使われていたものです。しかし、今ではあまり見かけなくなっています。

中国から伝わり、最初は上流階級のみが使っていた火鉢ですが、江戸時代後期~明治にかけて庶民もよく使うようになります。昭和30年代頃までは田舎で見かけたという人も多いのではないでしょうか。

今では、電気やガスが便利になってきたため知らない人もいますが、火鉢に郷愁を感じたり、アンティークの良さを感じたりすることもあって人気です。

火鉢の種類とは?どんな火鉢が売れる?

火鉢の種類はいろいろあって、素材も形も様々なものがあるのが特徴です。火鉢は陶磁器で作られたもの以外にも様々な素材で作られたものがあり、どんな素材のものが買い取りされやすいのかも知っておくといいでしょう。

また、形の種類についても紹介しますので、参考にしてください。

火鉢の素材

火鉢の素材は、陶磁器製、木製、金属製などがあります。

陶磁器は、伊万里焼や信楽焼などが多くなっています。陶磁器製の場合、丸い火鉢となり、伊万里焼の色絵の美しい火鉢などが人気です。

また、信楽焼の火鉢も多く作られていて釉薬が美しいものや落ち着いた雰囲気のものなどがあります。

木製の場合は、欅や桐、黒檀、紫檀、黒柿などの硬い木材で作られたものなどがあり、黒柿は特に珍しいため高額買取となります。

金属製の場合は、「唐金火鉢」があり、木製などに比べて経年劣化しにくく、長持ちするのが特徴です。繊細な彫刻などがあるものが人気で、高額査定となるでしょう。

陶磁器、木材、金属とそれぞれに異なる火鉢の魅力があって、それぞれにファンがいます。

火鉢の昭和レトロの魅力

火鉢は、昭和の前半までは利用されていたため、どこか懐かしい魅力があると言えるでしょう。そのため高く買い取ってもらえる可能性があります。

それほど古くなくても、「倉庫や蔵などで眠っていた」「実家にしまってあった」などという火鉢を買い取ってもらうことが可能です。

昭和レトロの雰囲気のあるものの場合、高く売れる可能性もあるでしょう。

火鉢は和モダンの部屋にも人気の魅力

火鉢は暖房器具としてだけでなく、和モダンの部屋のインテリアとしても魅力があります。他の昭和レトロの家具とも合わせて、和モダンの部屋を楽しむ若い人も増えてきています。

最近では、レトロブーム、昭和レトロ、スローライフブームなどで、レトロなオブジェとして火鉢を求める人も増えてきている傾向です。

中古の火鉢のアンティーク家具としての魅力

中古の火鉢の魅力をここであらためて紹介します。中古の火鉢にはどのような魅力があって、需要があるのかを知っておくといいでしょう。

火鉢は、レトロな家具として、最近では様々な使い方がされていて人気です。例えば、猫脚で角型の火鉢の「大名火鉢」は、火鉢以外の今風の使い方もいろいろされています。真ん中のくぼんでいる火鉢の部分が銅器になっているため、お花を飾ったり、ガラス板などを上に載せてサイドテーブルとして使ったりすることもできておすすすめです。

植木鉢や花器としても使われる火鉢

また火鉢は、大きくて存在感があるため最近では植木鉢や花器としてもよく使われています。厚みがあって重厚感のある火鉢の造りが部屋に高級感や落ち着きをもたらしてくれます。

特に、伊万里焼の色絵の美しい火鉢を植木鉢や花器として使うことが多く、見栄えがしておすすめです。水にも強く、重さもあり重厚感があるために傘立てにも使われたり、玄関のインテリアとしてスリッパ入れにも活用されたりします。

センターテーブルにも人気

「瀬戸火鉢」とは陶磁器火鉢の総称のことですが、伊万里焼以外にも「十錦手」の「瀬戸火鉢」の上に強化ガラスを載せて、大正ロマンなセンターテーブルにする方法も人気です。

「十錦手」とは、中国清朝の焼物のことで、赤や緑、黄色などのカラフルな釉薬が美しい焼物です。江戸時代の富裕層に流行していたものです。

丸い陶磁器の火鉢を脚にして、テーブルとして活用することで、オリジナリティあふれるインテリアとして人気となっています。大正ロマンの部屋にコーディネートする場合などに雰囲気づくりによく使われます。

また、木製の丸火鉢もセンターテーブルに活用されています。漆塗や蒔絵が施された火鉢も、和の味わいがあって美しいため、まさに大正ロマンの雰囲気満点です。

木製の長火鉢も同じようにテーブルとして使え、時代劇に出てくるような長火鉢を風流に使ってみることも人気となっています。また、長火鉢には、引き出しが付いているものが多く、収納も少しできておすすめです。

火鉢の買取相場はいくらぐらい?

火鉢の買取時の値段についても気になるでしょう。値段の相場は次のようになります。

・欅、紫檀、黒檀などの高級木材製     4万~8万円

・九谷焼の初代徳田八十吉、清水公照作   5万~10万円

・中川浄益の鉄製の火鉢          5万~10万円

・陶芸家濱田庄司作            7万~12万円

・木製蒔絵・螺鈿火鉢「鶴千年乃松宿一対」 9万円

・螺鈿や蒔絵付き、蒔絵大名火鉢      10万円

・長火鉢の江戸火鉢            3万~15万円

木製の場合は、欅、紫檀、黒檀など高級木材で作られているものが高額買取となります。

また、陶磁器や金属製の場合は、有名な作家が作ったものが高くなる傾向です。色合いやデザインにもより、金属の場合は細やかな彫刻などが人気です。

螺鈿や蒔絵などが施されたものも、手が込んでいるため高額買取の可能性が高くなります。

また、長火鉢は大きなものも多いため、インテリアとしての価値が高いものは高額となります。

火鉢を高額買取してもらうための買取専門業者選びのポイント

火鉢を高額買取してもらうためには、一般的なリサイクル業者よりも専門的に扱っている業者に依頼する方法がおすすめです。

火鉢は重たくて大きなものが多いため、価値がわからない場合はリサイクル業者では買取ってもらえないこともあります。

買取専門業者選びのポイントとしては次のようなポイントを大事にしてください。

・火鉢を「骨董品」「工芸品」「アンティーク」として扱っている業者

・買取の取扱品目に「骨董品」「工芸品」「火鉢」「漆塗」などがある業者

・火鉢の買取実績がある業者

・ホームページなどでこれまでの火鉢の買取について紹介している専門業者

・骨董品の自社オークションなどを行っている専門業者

火鉢は、骨董品、工芸品としての価値があるもので、状態がいいものは100万円で売れたものがあります。高級木材で作られたもの、有名な作家が作った陶磁器や金属製の火鉢、細やかな彫刻のある金属製のもの、螺鈿や蒔絵などが施された火鉢、長火鉢ならば、3万円以上はするでしょう。買取専門業者を探して依頼するのがおすすめです。

火鉢を高額で買取してもらいたい場合のおすすめの方法とは

また、火鉢を実際に売却する際に、どのような状態で売ったらいいのかについても紹介しますので、参考にしてください。

火鉢に灰が入っている場合や火鉢の付属品などについて見ていきます。

火鉢の灰については買取専門業者に相談

火鉢に灰が入ったままになっている場合は、処分した方がいいのかを迷う人も多いでしょう。骨董品としての価値がある場合は、そのままの方がいい場合もあります。買取専門業者にまず相談してから行うのがいい方法です。そのままの方が価値が出る場合もありますので、状況を説明したり、見てもらったりしてください。

火鉢の付属品も一緒に売れる?

火鉢を使っていた際の付属品の火箸や五徳も一緒に売れるかどうかですが、一緒に売ることが可能です。火箸や五徳が南部鉄器の場合、高い買取になる場合があり、合わせて売ることで、骨董品、工芸品としての価値が上がっておすすめです。

また、火箸や五徳が特別なものでない場合でも一緒に売ることで高くなる可能性があります。

作家物の火鉢とわからなくても大丈夫?

有名な作家物の火鉢だと思うけれども、よくわからないという場合もあります。そんな場合も鑑定士がいるところに売ることで、しっかり確認してもらえるためおすすめです。

作家ものでない場合も、価値が評価されれば、高くなる可能性もあるため、きちんと査定してもらうといいでしょう。

まとめ

火鉢の買取について紹介しました。売れる火鉢の種類や買取相場、火鉢のレトロな魅力や使い方、おすすめの業者選びのポイント、買い取ってもらうための方法などをいろいろ紹介しました。

火鉢は、昭和レトロな雰囲気があって味わい深く、需要が高いために高く売れる可能性があります。素材や形もいろいろあって、作家ものもあり、高額買取となる可能性があります。

ただ、自分ではなかなか判断が付かないことも多いために、買取は火鉢の買取実績のある専門業者、骨董品・古美術品などに依頼するのもポイントです。リサイクルショップや一般の買取業者よりも高く売れておすすめです。

火鉢は、専門業者でないと、特徴や価値に気づかずに高く売れないことも多くあるため、しっかり評価してもらうため、例え遠くても火鉢の買取に実績のある業者に依頼してください。

買取に実績のある会社ならば、正当な値段で買い取ってくれる可能性が高くなりますので、ぜひ弊社のような専門業者にお任せください。

火鉢の買取依頼に悩んでいる場合は、弊社にお気軽にお問い合わせ頂ければ、高額買取可能となりますので、ご検討頂ければと思います。



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