2023.12.04

家にある古書は本当に高価で売れる?買取や査定について徹底解説!

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古書

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お住まいのご自宅で保管していた古書の売却・査定をしたいと考えているなら、高値で買取してもらえる優良買取業者を探しましょう。

今回は、下記のようなお困り事のある方に向けてのお知らせです!

「今、所有している古書の価値を知りたい!」

「古書は高値で買取できるって本当?」

「引っ越しや片付けで押し入れの奥から出てきた古書を買い取って欲しい!」

「近くにあるおすすめの古書買取店の選び方を知りたい」

このような問題を抱えている方や疑問を持つ方に読んでもらえるときっと役に立つ記事です。

本記事では、今現在、古書の買取を希望されている方に向けて、骨董屋や中古品買取店の正しい活用方法、おすすめの買取店の選び方、オークションや委託販売などの各種買取方法についてご紹介します。

また、できるだけ高く売るためにどうすればよいのかといった査定時の注意点なども合わせて丁寧に解説していきます。

古書とは

古書とは、簡単にいえば古い本のことです。歴史について書かれた本や教養について書かれた本など、ジャンルはさまざまです。古書は古本と呼ばれることもあり、そちらの名称のほうが、親しみがあるのではないでしょうか。

しかし、古書と古本は全く同じというわけではありません。古書と古本の違いは曖昧で、古書は発行年が古く絶版になっており、新刊を買うことが不可能な本のことです。対して、古本は比較的新しいもので、新刊を手に入れる事が可能な本のことを指します。本章では古書を中心に解説します。

古書の形態

古書は時代によって書き方や綴じ方が異なり、大きく分けて以下の3つの形態があります。

種類   特徴

和本(和装本)    和紙を用いた本で、年季が入っていると表紙が少し硬い

唐本    唐紙を用いた本で、和本と比べてやや縦長になっている

朝鮮本  朝鮮半島で刊行されたもの

また、書物の製本の方法を装訂と呼び、綴じ方の種類もさまざまです。現在の本の綴じ方の由来となっているものや、今ではもう見られない綴じ方などを紹介します。

装訂の種類

種類   特徴

巻子本  紙を何枚かつなぎ、軸と表紙をつけた巻物

折本    巻子本を一定の幅で折りたたみ、両端に表紙をつけたもの

粘葉装  紙を二つに折ってから複数枚重ね、それぞれの折り目の外側同士を糊付けし、表紙をつけたもの

列帖装  紙を複数枚重ね、2つ折りにしたものに両表紙をつけ、折り目の部分に穴をあけて糸で綴じたもの

袋綴    文字が書かれた面を外側に2つ折りにし、折り目の反対側を糸で綴じたもの

掌中本  懐に入れて持ち歩くのに便利な大きさのもの

一枚物  絵図や地図などを1枚の紙で刷り上げたもの

畳み物  一枚物を折りたたみ、一番外側の部分に表紙をつけたもの

古書買取とは

古書の買取とは、自分が所有している古書を買取業者やその古書を求めている人に売り、お金に換えることです。古書をコレクションしている人や、インテリアとして古書を求める人に高い値段で古書を買ってもらえます。

古書は、主に骨董品店や古書店で買取が可能です。その他にも、リサイクルショップ、フリーマーケット、古本市、最近ではネットショップやネットオークションといった自分で出品できる媒体でも売買が行われています。

しかし、古書の価値が全く分からない方が売ろうとしても、適正価格で売れないため、買取業者に相談することをおすすめします。

古書の種類

古書には、多種多様なジャンルが存在しており、どんな内容が書かれているかによって価値が変わります。また、買取業者の得意なジャンルによっても、値段が変わってきたりするので、買取業者を選ぶためにも、自分の古書のジャンルを把握しておくことが大事です。古書のジャンルのうちの代表的な4種類を紹介します。

歴史書

歴史書は、日本史や世界史に関する本のことです。人物について書かれたものや、特定の事象について述べているものなど、歴史書の中でも多くの分類があります。戦国時代や室町時代、安土桃山時代、江戸時代に関する本は特に人気なので、1度査定してもらうことをおすすめします。

仏教書

仏教書とは、仏教はもちろん、神道や密教など宗教に関する本を指します。日本仏教やインド仏教、中国仏教など仏教自体の違いもあり、日本仏教だけでも数え切れないほどの宗派があります。

聞いたことがない宗派であっても高価で買取してもらえる可能性があるため、保管しておきましょう。

趣味・教養の本・直筆物

漫画や鉄道の本などの趣味に関する本や、武道書・武術書や茶道書などの教養の本も古書として取り扱われます。有名な方の著書であればより高価で買取されるため、著者が分かるかどうかあらかじめ確認しておきましょう。

雑誌

雑誌も古書として扱われる可能性が高いです。ジャンルとしては、アイドルの本やスポーツに関する本などがあります。日本で雑誌が刊行されるようになったのは明治からで、比較的新しいジャンルのため古書か古本か定義が難しいのが特徴です。

古書の価値について

古書は骨董品として扱われることも多く、値段が明確につけられているわけではありません。さまざまな情報を元にして価値がつけられます。実際、古書の値段が分かる人はそれほど多くはないでしょう。古書の価値について解説します。

・古書の価値の調べ方

古書の価値は、古書の鑑定が得意な買取業者に査定してもらうことが1番です。査定は、保存状態の良し悪しや、歴史的価値・美術的価値があるかどうか、初版本かどうかなどさまざまな情報を集めて行われます。一般の方では判別できないような基準もあるため、専門家に聞きに行くことをおすすめします。

古書買取の相場

古書買取の相場については、詳しい情報がでておらず、実際に査定してもらわないと価値が分かりません。とはいえ、実際に買い取った古書の価格などを載せているサイトから情報収集するのもありです。実際、数万から数十万で取引されている古書も多くあるため、1度家にある古書は鑑定士に査定してもらうことをおすすめします。

3つの買取方法

古書の買取方法は大きく分けて3つあります。売りたい古書の量や住んでいる地域など、売り手の状況によって特定の買取方法ができないことが多いです。それぞれの状況に合わせた買取方法があるため、自分に合った買取方法を選びましょう。

店頭買取

店頭買取は、買取して欲しい古書を買取店舗に直接持ち込み、鑑定士に査定してもらう方法です。直接持ち込んでいるため査定完了までの時間が短く、古書を現金にすぐ換金できるため、すぐにでも現金が欲しい方におすすめの買取方法です。査定してもらう古書が少、店頭で査定してもらうことをおすすめします。

出張買取

出張買取は、買取業者が直接家まで伺い、その場で査定してくれる方法です。自分で直接店舗に行かずに査定ができ、査定後に本を買取ってもらえればそのまま全部持って行ってくれるため、査定して欲しい古書が多く、重たくて店舗まで持っていけない方におすすめの買取方法です。

査定額に不満があれば買取を取りやめることもでき、荷造りや箱詰め、紐くくりなどの手間のかかる作業も担ってくれる店舗も増えてきているため、各買取業者のサイトを確認してみることをおすすめします。

店舗によっては出張できるエリアが決められており、遠方まで対応できない可能性があります。あらかじめ対応エリアを確認しておき、分からなければ直接問い合わせてみても良いでしょう。

宅配買取

宅配買取は、インターネットなどから査定を依頼し、買取してもらいたい本を買取店舗に着払いで送り、店舗で査定してもらった後、買取金額を受け取る方法です。自分で梱包し送り、大抵は配送業者の方としか顔を合わせないため、できるだけ鑑定士と顔を合わせたくない方におすすめします。

査定額が気に入らないときは返送してもらうことも可能ですが、送を負担する場合があるでしょう。

高く買い取ってもらうコツ2選

高く買い取ってもらうためのコツを3つ紹介します。古書は、書いている内容や著書などを変えることはできないため、大まかな価値が決まっている傾向です。しかしコツを駆使すれば、高価で買い取ってもらえます。上手くいけば想定の何倍もの金額での取引ができる可能性があるので、ぜひ実践してみましょう。

複数店で査定してもらう

価値をできるだけ上げるために、複数店で査定してもらいましょう。各買取店によって金額が違う場合もあり、査定してもらった古書のジャンルに精通している鑑定士が、査定をお願いした店舗にいるかどうかでも価格が変わります。相場を知るためにも複数店で査定してもらうことをおすすめします。

買取店を選ぶ際は、査定結果の他にも、買取サイトに記載されている情報や口コミを調べ、慎重に買取店舗を選びましょう。

保存

古書の現状の状態を維持し続けることも高く買い取ってもらうコツです。査定は、どれだけ綺麗かどうかも大事なので、できるだけ本の劣化を進めないように保存しましょう。

おもな保存方法の工夫としては、市販の防虫剤を使い、虫食いを予防したり、カビを防ぐために湿気の高い部屋には置かないなどがあります。日光に当てると、紫外線で紙が傷んでしまうので、直射日光も避けるようにしましょう。

まとめ

本記事では「家にある古書は本当に高価で売れる?買取や査定について徹底解説!」と題して、家にある古書の買取方法や高く売るコツについて徹底解説いたしました。

古書は綺麗な状態で保存できれば高額で買い取ってもらえる可能性が高くなります。紙の劣化はどうしようもないですが、日光やカビで劣化を早めてしまわないように、手入れに気を使いましょう。家にある古書の価値を知るために、ぜひ1度近くの店舗で査定をしてもらうことをおすすめします。

もう読まない、読めないなどで邪魔になった古書がご自宅にある方は、ぜひ査定・買取を検討してみてください。



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