2023.12.05

珊瑚の買取や査定の方法にお困りではありませんか?

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珊瑚

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おうちに珊瑚をお手元にお持ちのそこのあなた。
買取をご検討されたことはございませんか?

珊瑚の買取において、初めての場合はどのように査定を依頼するのか、流れが心配な方もいるかもしれません。
繊細な珊瑚を査定に出すのは複雑で手間がかかりそうですよね。
実は現在、珊瑚の査定はさまざまな方法で依頼することができ、その中にはとても簡単な方法もあります。

ご自宅であっという間に査定依頼を出すことも可能です。
せっかく美術品の買取を検討中ならば、手間取って買取を諦めてしまうのはもったいないことです。

そこで今回は、おうちに眠る珊瑚の査定方法について詳しく解説していきます。

珊瑚とはどのようなものか

珊瑚は、高価な宝石の一つとして世界的に知られています。
真珠とあわせて「海の二大宝石」と呼ばれる珊瑚は、養殖ができないために希少性があり、天然宝石として古来より重宝されています。

珊瑚の種類

珊瑚は「血赤珊瑚(ちあかさんご)」「赤珊瑚」「桃珊瑚」「白珊瑚」と、大きく分けて4種類に分かれます。
産地だけでなく見た目の特徴などもそれぞれ異なり、魅力があります。

ここからは具体的な珊瑚のイメージを掴んでいただくために、具体的にどの珊瑚の、どういった点に鑑定価値があるのかを解説していきます。

血赤珊瑚

血赤珊瑚は日本海でとることができます。水深100メートルから300mのあたりから地上へ引き上げ採取します。
しかし日本海産すべての産後を指すのではなく、その中でも特別色が濃く赤い一級品にのみ「血赤珊瑚」という名称が名付けられます。
深く濃い赤であるほど価値があると判断される珊瑚です。

「フ」と呼ばれる筋があることが特徴で、カットした際にもフの白みがかった筋が模様として現れます。

丸くカットされる際に大きさとしては8ミリ程度になるのが一般的です。
それよりも大きな10ミリ以上の均等な丸玉をした血赤珊瑚は、大変価値があります。

赤珊瑚・紅珊瑚

赤珊瑚は地中海でとることができます。イタリアやフランス、スペイン、ギリシャなど地中海沿岸の各国で採取される赤珊瑚のことを、紅珊瑚と呼びます。
地中海周辺の各国で採取できることから、特別価値の高い珊瑚ではありません。
水深50mから200メートルほどの浅い場所から引き上げて採取します。

色合いは均一です。血赤珊瑚に比べて赤珊瑚・紅珊瑚の方が明るい色をしています。
他の種類の珊瑚よりも柔らかみがあるため、赤珊瑚・紅珊瑚は傷や傷穴が多くつきやすいため取り扱いが難しいです。

日本産の珊瑚と地中海産の珊瑚との最も大きな違いは、地中海産の珊瑚には、白い模様であるフがないという点です。
そのため赤珊瑚・紅珊瑚は粒自体の色むらが少なく、仕上がり自体が綺麗な珊瑚です。

他の珊瑚に比べると小ぶりな赤珊瑚・紅珊瑚は6ミリ程度の丸玉が一般的です。
粒が小さめなことから、ビーズアクセサリーのように丸玉を連ねて商品にされることが多いです。
「地中海珊瑚」と呼ばれることもあります。

桃珊瑚

血赤珊瑚と同じ日本海で採取される桃色珊瑚は、水深200mから500mの深い海で生息しています。
桃珊瑚は色が単一ではなく、濃い赤に近いものから白みがかった淡いピンクまでさまざまなグラデーションをしています。中でも特に薄い色をした桃珊瑚のことを「本ボケ」または「エンジェルスキン」と呼ぶこともあります。

薄い色をした桃珊瑚・エンジェルスキンは非常に高価な珊瑚です。幻の珊瑚とされていて、高値で買取がされています。

桃珊瑚は、珊瑚の中でも最大級の大きさをしていて、重さがずっしりとある珊瑚です。
桃珊瑚にもフがあり、カットをした表面には白い模様が現れます。
大きく重く、粘り気のある桃珊瑚は彫像にぴったりの珊瑚です。
堀り模様をつけた置物やブローチ、ペンダント、帯留などによく姿を変えています。

白珊瑚

白珊瑚は中部太平洋でとることができます。比較的広範囲での採取が可能な珊瑚です。
水深100メートルから400メートルあたりの海底から引き上げて採取します。

白珊瑚という名称ですが、実際の色はセピア色をしています。薄いピンク色をした白珊瑚もあります。
純白の白珊瑚は珍しく、そのため高い価値で取引されています。
研磨前は桃珊瑚に近い色をしていますが、磨いていくと白い色になっていきます。白珊瑚と桃珊瑚の見分けは一見ではつけられない場合もあるほどです。

深海珊瑚

深海珊瑚は太平洋の中部でとることができます。
色合いはオレンジ色に近い濃いピンクをしたものから、薄いピンクをしたものまで幅広くあります。特に薄いピンク色は白珊瑚に分類されることもあります。
その中でもガーネット色に近い色をした深海珊瑚のことを「ガーネ」と呼ぶ場合もあります。

深海珊瑚は名前の通り、深海に生息しています。
水深1000mを超える海の底から引き上げて採取します。
採取の際には急激な水圧や温度の変化により傷が生じてしまうことが多いです。この傷のことを「ヒ」と呼ぶ場合もあります。
傷をつけてしまうことなく採取するのが難しいために、傷・ヒのない深海珊瑚はとても希少です。

さらに現在は採取そのものが難しく、深海珊瑚自体の希少価値も上がっています。

珊瑚の魅力

珊瑚は石ではなく動物で、自分で食べ物を採って生活しています。骨格もあります。
しかしその美しさは宝石のように目を引くもので、珊瑚の英名「コーラル」は宝石名でもあります。

主に「宝石珊瑚」と「造礁珊瑚」に分類され、装飾品やアクセサリーに使われるのは「宝石珊瑚」の方のみです。

パワーストーンとしても加工される宝石珊瑚は、古代から守りの力があると考えられていました。
赤い色が邪悪なものを遠ざけると信じられていたのです。さらに宝石珊瑚を身につけることは、富や権力の象徴でもありました。

色ごとにパワーストーンとしての意味があります。
赤は活力や情熱。ピンクは愛とやさしさ。白は内なる平和を意味します。
色ごとの意味だけではなく、カットの仕方や種類の豊富さと組み合わせてジュエリー選びをするのはとても楽しいものです。

美しい宝石珊瑚のアクセサリーは、買取や鑑定の際にも高い価値を認められます。

珊瑚の買取査定とは

宝石珊瑚に限らず、鑑定や買取を希望する場合の手順は主に以下の通りです。

まずはお手持ちの珊瑚の、製品状態を確認します。傷や汚れがないかどうかと、ともに買取に出すことで買取価格が高くなりそうな付属品があるかも確認しましょう。

次に鑑定を依頼する業者を選びます。いくつか類似業者を調べてみて、きちんと比較をしましょう。
ホームページのみならず口コミをチェックすることも重要です。
鑑定実績や、買取想定額を明示している業者もあります。その場合は実績や買取想定額も比較してみましょう。

そこから専門家へ鑑定を依頼します。
珊瑚やジュエリーの専門家や、専門の買取業者へ連絡してみましょう。
その際の方法は電話やメール、来店などとさまざまです。あなたのご都合に合った方法で査定を受けてくれそうな業者を探してみるのがおすすめです。

<h2珊瑚の鑑定ポイント

では、実際に宝石珊瑚を鑑定に出したいと思った場合、どのような点が鑑定のポイントとなるのか気になるものではないでしょうか。
いくつか高価な珊瑚を見極めるための基準がありますのでご紹介します。特に3つめの項目はご存知ない方も多いかもしれない内容ですので、ぜひチェックしていただけたら嬉しいです。

宝石珊瑚の鑑定ポイント①玉の模様・フや傷・ヒ

珊瑚は採取が難しく傷がつきやすい品物です。
また宝石珊瑚の種類によってはフと呼ばれる模様が現れます。

割れがあるもの、斑点があるもの、全体的に白濁しているもの、色が一定で綺麗なもの。
一般にはこの順で、宝石珊瑚は高価価値の鑑定がつけられます。

宝石珊瑚の鑑定ポイント②珊瑚の大きさ

希少な宝石珊瑚は一般的にあまり大きな粒にカットができません。
そのため大きければ大きいほど、価値のある宝石珊瑚だという鑑定がつくことになります。

珊瑚の種類にもよりますが、目安としてミリ数を紹介すると、5ミリ以下の大きさの珊瑚が最も価値が低いと言われています。
そこから10ミリ、15ミリと5ミリ単位で上がっていき、20ミリの大きさのある宝石珊瑚はそれまでの大きさに比べ一気に価値が上がります。

20ミリ以上の大きさをしている宝石珊瑚はとても希少だということです。

宝石珊瑚の鑑定ポイント③珊瑚のカットの方法

ジュエリーでもある宝石珊瑚は粒の大きさも重要な鑑定のポイントです。
まんまるをしている宝石珊瑚は最も価値が高いです。そこから順に、カボションカット(楕円形)、ドロップカット(雫型)、その他のカットと鑑定価値が低くなていきます。

まとめ 珊瑚の鑑定は弊社にお任せください!

当記事では珊瑚の鑑定に特化して、珊瑚の種類や特徴をご紹介しています。
おうちに珊瑚をお持ちで、珊瑚の鑑定に興味があるという方にはぜひ参考にしていただきたい内容となっています。

そもそも珊瑚にはどのような種類があるのかを知ることで、それぞれの珊瑚の魅力や特徴を捉えることができます。
養殖困難な珊瑚は無傷での天然採取が難しいほど、高価であると鑑定されるでしょう。

珊瑚はアクセサリーやジュエリー、天然石としても人気があります。
色や形ごとにさまざまな表情を表すため、楽しみ方が自在です。

宝石珊瑚のジュエリーとしての魅力についても触れていますのでぜひ読んでいただき、宝石珊瑚に興味を持っていただけましたら幸いです。

もしお手持ちの珊瑚について鑑定をご希望の方は、弊社の担当者が承ることができます。ぜひお気軽に一度弊社へご連絡をいただきたく思います。
珊瑚の状態を見極め、きっとご満足いただける鑑定結果を提示できることと思います。珊瑚の鑑定をご希望でしたら、是非とも弊社にお任せください。



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