2024.01.24
食器
2024.01.24
漆器をお手元にお持ちのそこのあなた。
買取をご検討されたことはございませんか?
当記事では漆器の買取について、お客様にとって最高の条件をご案内するための秘策を伝授しています。
「漆器の買取を検討している」「我が家にある漆器はもしかして、値打ちものかもしれない」とお思いのあなたへぜひチェックしていただきたい内容となっております。
目次
漆器とは、紙や木に「漆」を塗り重ねて仕上げる工芸品です。漆器は日用品から高度に装飾された美術骨董まで、幅広い想定のもとに作られています。
「漆」とはウルシの木の幹から採取した樹液 である生漆 (きうるし) 、もしくは生漆を精製したもののことを指します。
ウルシがアジアのみに生息することから、漆器もまたアジアを中心として生産されています。
生漆は、塗料や接着剤としての役割を果たします。
日本では縄文時代から生漆が活用されていたと言われています。
生漆は耐久性があり、加飾画しやすい素材であることから幅広い製品へ姿を変えます。
日常使いの食器や、お祝い事用の漆器、建物や仏像、芸術品までと幅広く用いられます。
漆器製品には食器、箱、箪笥、台、棚、車体などの幅広いものがあり、古くから日本の生活と文化を支えてきました。
日本の大事な工芸品である漆器は、現在国内で使用されるもののほとんどが輸入品であるという現実があります。現在国内で作られている漆は世界全体の約1~2%にとどまると言われています。
そのために日本で生産されている漆器には、大変な価値があります。
大変価値があるとされる日本の漆器は、生産されやすい場所があります。
日本の漆器にそれぞれ名称がついており「津軽塗」「浄法寺塗」「鎌倉彫」「金沢漆器」「飛騨春慶塗」「京漆器」「越前漆器」「琉球漆器」などと呼ばれます。
漆器の名称がついている津軽、鎌倉、京都などの地域では、他の伝統工芸や文化と同様に漆器も受け継がれています。
上記の漆器名に含まれる地域では比較的国産の漆器が手に入りやすいと言えるでしょう。
この地域にお住まいの場合や、これらの地域とゆかりのあるご家庭が漆器を保管している場合には「国産の漆器」であり「高価で買取が依頼できる漆器」である可能性が高いです。
漆器買取業界では、一体どのような漆器が実際に高価買取されているのでしょうか。
いくつか具体的な漆器の種類をご紹介します。
漆器は現在、日本での生産率がとても低くなってしまっています。
そのために国産の漆器にはな価値があります。
日本人の作家のサインや鑑定書があれば国産のものだとすぐにわかりますが、それらの証明がない場合には美術専門家に鑑定を行う確認方法が一般的です。
査定のみの問い合わせも受け付けている美術品買取業者は多くありますので、お手持ちの漆器が国産のものかもしれないと思い当たることがあれば、ぜひ買取業者へ連絡をしてみると良いでしょう。
優れた作品を残した漆器作家に著名な人物はたくさんいます。
原羊遊斎、松田権六、一后一兆、豊平翠香、清瀬一光、赤塚自得、大場松魚、川端近左、室瀬和美などを挙げることができます。高く評価されている漆器作家の作品は、高価買取が成約する可能性があります。
無銘の漆器であっても、古い時代の漆器作品に関しても、高価買取が成約する可能性はあります。
主に江戸時代以前の漆器作品と、明治時代の漆器作品に価値があるとされています。
明治時代は政府が外貨獲得のための産業振興政策を行い、輸出品として高度な技術の漆製品によって作られたものだからです。
超技巧が駆使されていた時代の漆製品のために、江戸期や明治期の漆器作品は高値で買取されています。
明治期の漆器がその超技巧のために高く評価されていること同様、技術が込められており、豪華で装飾技術の凝った漆器作品には高価買取の可能性があります。
技術的で豪華な装飾は、必ずしも漆器作品の外観や目につきやすいところでなくても価値があります。
もし内側や裏面にサインのような記載がある場合には、ぜひ美術品の買取業者へ連絡することをおすすめします。
もし高価買取が期待できる漆器①の通り同じ制作時期や、同じ作家の漆器作品であっても、作品の装飾の豪華さや出来映えによって買取価格は大きく変化する場合もあります。
そうした条件のもとで取引されるのが漆器の買取です。
では実際に漆器買取を検討しているお客様はどのような点を注意して買取業者を選ぶと良いのでしょうか。
初めに見つけた買取業者にそのまま漆器の買取を依頼してしまうことは避けましょう。
まずはホームページを閲覧して見るのが良いでしょう。
その上で以下のポイントを参考に、漆器の買取業者を選ぶことをおすすめします。
オンラインでおおよその買取額を提示している買取業者も多いです。
漆器の種類名を挙げて買取実績をホームページに公開している買取業者もあります。
お持ちの漆器を参照してみましょう。
電話での問い合わせも効果的です。
買取業者へ作品の概要を伝えれば、おおよその買取額を教えてもらうことができる場合もあります。
漆器の買取業者を選ぶには、買取業者を外からリサーチしてみることも重要です。
ホームページばかりではなく顧客側の声をリサーチしてみると良いです。口コミサイトやレビュー、SNSのつぶやきなども確認すると良いでしょう。
顧客満足度の高い業者に絞ることで、よりあなたの満足いく漆器買取を成約させることができるようになります。
漆器の買取は持ち込みだけではなく、出張査定をしてくれる場合や、オンライン査定をお願いできる場合もあります。
郵送買取ができる漆器買取業者も増えてきています。
漆器の買取業者は、買取額や信頼度のほかに多様なサービスを用意している場合があります。
ご都合に合わせて査定や買取をしてくれる業者を選ぶことで、忙しい毎日でも漆器の買取を無事に完了することができるようになるかもしれません。
いくら買取値の高い美術品買取業者を選んだとしても、状態の悪い漆器ではやはり買取値段が下がってしまうものです。
漆器を買取に出す際に気をつけるべきことは一体なんでしょうか。
他の品物買取と共通する点と「漆器の買取」独自の気をつけるべきポイントがあります。順にそれぞれの注意点を解説していきます。
買取値を高くする工夫の基本として、美品に近いこと、付属品の紛失がないこと、季節ものはタイミングを見極めることなどがあります。
日焼けや傷みを避けるために、直射日光の当たらない風通しの良い場所での保管がおすすめです。
漆器は湿度で劣化が進んでしまいます。また直射日光による紫外線も漆製品の劣化を進めてしまいます。適切な温度と湿度を管理するように努めましょう。
剥がれや劣化、欠けがある漆器も買取は可能ですが、通常は買取値が下がってしまいます。
漆器に付属品はあまりないかもしれませんが、収納用の箱や紐などがある場合は一緒に保管しましょう。
作者のサイン入りであったり、歴史的価値のある文書や真贋鑑定書があればなおベストです。ともに買取へ出すようにしましょう。
季節ものとは、四季だけではありません。
漆器には作家やジャンルによって値段がつきやすい時期があります。
最近話題の作家の作品や、近年賞を受賞した分野の漆器、新たに研究が進む学問に関するジャンルの漆器などと、話題になったジャンルに関する文書はタイミングを逃してしまわないことが重要です。
市場に気を配っておくことで、より漆器を満足することのできる値段で買取依頼できるようになります。
そのほかに漆器ならではの注意点があります。買取値を大きく左右する場合もありますので、ぜひ以下の項目を参考にしていただけますと幸いです。
漆器の中には、棗(なつめ/茶道具の一種)や文箱などの内側に「梨地」という蒔絵装飾の技法が使われている場合があります。
梨地はひじょうに高価な価値がつきますので、梨地の漆器は高価で買取ができる可能性があります。
梨地のような特殊技法を使われている漆器の他、作家のサインらしきものが書かれている漆器は、判別ができなくなってしまわないようしっかりと保管しましょう。
当記事では、漆器をお持ちの方へ向けて漆器の買取について基本的な内容をお伝えしてきました。
漆器は現在日本で生産されているものがごくわずかのために、国産の漆器は高価で買取がされる傾向にあります。
作家や時代が判明するものや、豪華で手の込んだ技法で作られている漆器も高価買取の対象となるかもしれません。
産地や技術の有無については専門の鑑定士でないとなかなか見分けがつけられないものもあります。
お手持ちの漆器について「買取処分を検討している」「詳しくは査定を行ってから決めたい」「どれだけの価値があるものなのかを知りたい」などとお考えの方には、ぜひお気軽に一度弊社へご連絡をいただきたく思います。
漆器の状態を見極め、ご満足いただける買取を実現させていただくためお話を伺います。
漆器の買取についてお悩みの方は、ぜひ一度弊社へご連絡ください。