2024.01.17

【象牙買取】大阪で高価買取をする方法は?査定のポイントも徹底解説

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象牙

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みなさまは象牙をお持ちではありませんか。

もし、大阪にお住まいの方でお手元にある象牙の売却をお考えの場合、

  • 象牙の買取価格はいくら?
  • 大阪で象牙を高価買取してもらう方法は?
  • 象牙の査定時のポイントは?

などの疑問はないでしょうか。

今回は、大阪で象牙を高価買取する方法と、査定時のポイントについて紹介します。

また、象牙がどういうものか知らない方のためにもわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

象牙とは

まず、象牙とはどのようなものかを解説します。

象牙は文字通り動物の象の牙のことで、材質の美しさも相まって古くから芸術分野や工芸品、製造業において広く用いられてきました。

しかしながら、採取対象のアフリカゾウやアジアゾウなどは絶滅危惧種に認定されており、野生動物保護の観点から現在は輸出入が禁止されています。

「種の保存法」の取り決めにより、無加工の一本牙や全形を保持するものの買取の際は、決められた書類の提出が必要です。

上記の経緯から、象牙は骨董品として非常に高い価値があります。

象牙の査定ポイント

本項目では、象牙を査定する際のポイントについて説明します。

象牙を査定する際のポイントは主に以下の3点です。

  • 重量
  • 硬度
  • 象の種類

各項目に関して詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

重量

象牙は重量が重いほど高値で取引されますが、サイズが大きいからといって重量が重いとは限りません。

本来象牙は根本から約3分の1が空洞ですが、加工の都合上、重量のかさ増しのために鉛や木、石や動物の骨などを樹脂で固めた練物などの詰め物が入れてある場合があります。

詰め物部分はもちろん象牙でないため、査定の際は詰め物を取り除いた重さを測定するのが一般的です。

買取金額の算出方法は、「1本あたりの重量(kg) × 買取単価」で計算します。

詰め物がない状態である程度重さの感じられる象牙であれば、高価買取が期待できるでしょう。

硬度

硬度は象牙を査定する際に重要なポイントのひとつで、中心部の「芯」に近づくにつれ硬くなるため、芯に近い象牙ほど価値が高いです。

市場での流通量が多いアフリカゾウでも、生息環境やエサにより牙の硬さが異なり「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」に分類され、ハードタイプの方が価値の高い傾向にあります。

象の種類

象牙の種類は主にアフリカゾウやアジアゾウ、インドゾウから採取されたものが市場に流通しています。

現在流通する象牙の多くはアフリカゾウから採取されたものですが、インドゾウの牙は小さいため採れる量が少なく、密度や硬度が高いため希少品です。

インドゾウは、象牙を目的とした密猟や自然環境の消失に伴い絶滅危惧種に指定されており、象牙の流通が制限される以前から日本への輸入が禁止されています。

インドゾウの象牙は流通量の少なさから「幻の象牙」と呼ばれるほどです。

高価買取が期待できる象牙の特徴

本項目では象牙を買取に出す場合に、高価買取が期待できる象牙の特徴について解説します。

  • 詰め物がなく重量の重い象牙
  • ハードタイプのアフリカゾウの象牙
  • インドゾウの象牙

上記に記載する条件のいずれかに該当する象牙があれば、高価買取が期待できる象牙の可能性が高いため、ぜひ参考にしてみてください。

詰め物がなく重量の重い象牙

買取金額の算出方法は、「1本あたりの重量(kg) × 買取単価」で計算されます。

重量が重いほど買取金額は高くなりますが、重量測定の際には内部に詰め物が入っていないか確認します。

象牙は重量によって買取金額が計算されますが、詰め物部分はもちろん象牙でないため査定の際は詰め物を抜いた重さで測定される部分に注意しましょう。

ハードタイプのアフリカ象の象牙

アフリカゾウの牙は、生息場所の環境やエサによって硬さが変わります。

過去、中央アフリカの国々で採れることの多かった通常のハードタイプよりも硬い象牙は、希少性があり高価買取の可能性が高いです。

ハードタイプの象牙はソフトタイプに比べて密度が高く、色合いはピンクがかったアイボリーで透き通る光沢感があります。

一方、ソフトタイプの象牙は、より白に近いアイボリーの色味が特徴です。

インドゾウの象牙

象牙の中でも特に価値が高いのは、インドゾウの象牙です。

インドゾウは他の象と比べると体格や牙も小さく、象牙は密度や硬度が高いという特徴があります。

生態の特徴からサイズの大きいインドゾウの象牙は特に希少価値が高く、高価買取も見込めるでしょう。

アフリカゾウなどの牙と比べると、クリームがかって気品のある美しい色味です。

象牙買取の注意点

本項目では、象牙買取時の注意点について解説します。

象牙は他の骨董品と異なり、野生動物の身体の一部です。

生態系保護の観点から、「絶滅の恐れのある野生動植物の種の保存に関する法律」で買取に関する項目が厳重に規定されているため、象牙本体や象牙印鑑を含む関連製品の売却の際には注意しましょう。

象牙を売却する際の業者選びのポイント

本項目では、象牙を売却する際の業者選びのポイントについて解説します。

  • 特定国際種事業者である
  • 買取実績を公表している
  • 査定料・キャンセル料などの各種手数料が無料である

上記の条件を満たせば、象牙を安心して高価買取できる可能性が高くなるため、ぜひ参考にしてみてください。

特定国際種事業者である

象牙を扱う買取業者は、「種の保存法」に基づいて「特定国際主事業者」という事業者登録が必須です。

事業者側の登録は一本牙に限らず、加工品を扱う場合にも登録が義務付けられています。

買取実績を公表している

象牙の買取に応じている業者の中には、ホームページなどで実際の象牙の買取金額を公表している業者があります。

買取金額を公表できるほど多くの買取実績があると、公表していない業者よりも信頼度は高いです。

各種手数料が無料である

象牙製品は特に価値の高いものが多く、買取に対して慎重になりやすいです。

そこで、査定料やキャンセル料などの各種手数料が無料の業者を選べば、「試しに査定だけ」「査定金額を聞いてからゆっくり考えたい」という場合にも費用はかかりません。

無駄な費用がかかる心配なく、査定金額に満足すれば象牙を売却できるため、各種手数料が無料の買取業者を選ぶのがおすすめです。

象牙印鑑の買取手段

本項目では、象牙印鑑を売るための手段について解説します。

買取手段として、

  • 出張鑑定
  • 店頭鑑定
  • 電話鑑定
  • 写真鑑定
  • 宅配買取
  • メール・ライン鑑定

などが一般的です。

ただし、象牙はオークション・フリマアプリなどでの売買が禁止されていますので、出品しないよう注意が必要です。

また、買取には象牙の売買に関わる登録が必要になるため、買取査定を行う場合はあらかじめ登録を済ませておきましょう。

以下より各項目に関して解説します。

出張鑑定

出張鑑定は、買取業者の鑑定士が、直接自宅に訪問して査定・買取を行う方法です。

自分の都合に合わせて日程を組めるため、店舗が遠方にある場合でも問題ありません。

また、買取を希望する品物以外のものも、ついでに査定・買取してもらえるため、不要な品物も用意しておくと良いでしょう。

店頭鑑定

店頭鑑定は、自ら店舗に行き、店頭で査定・買取をしてもらいます。

店舗が居住地の近くにある場合や、車での移動が可能な場合におすすめです。

しかし、自ら品物を運ぶ必要があるため、移動中の破損などには注意しましょう。

万が一、移動中の破損が心配という方は、その他の買取方法を検討してください。

電話鑑定

電話鑑定は、電話で鑑定してもらう方法で、過去のデータや市場価格などを参考にし、大まかな買取価格を把握できます。

実物を確認しないため、買取価格は市場価格などを参考にしたものとなりますが、おおよその買取価格が知りたい場合や売却するか迷っている際には効果的な方法です。

写真鑑定

写真鑑定はスマホの写真を用いて鑑定する鑑定方法で、撮った写真を鑑定業社のメールアドレスに送信することで専門家による鑑定を行います。

鑑定には数日かかることもありますが、実物の写真があるためより詳しい買取価格がわかるでしょう。

宅配鑑定

宅配鑑定は、査定・買取を希望する品物を梱包し、宅配業者を経由して買取業者に鑑定してもらう方法です。

スケジュール的に忙しく、出張鑑定や店頭鑑定が利用できないという方や、たとえ出張鑑定だとしても自宅に見ず知らずの人間を入れたくない方におすすめします。

輸送中の破損などを防ぐためにも、十分注意して梱包作業を行いましょう。

もし心配であれば、写真鑑定や電話鑑定を利用するのも手段の一つです。

メール・LINE鑑定

買取業者によってはメールやSNSサービスのLINEを用いた鑑定が可能です。

買取業者のアカウントを友だち登録後、買取を希望する品物の写真と詳細をメッセージで送信しましょう。

大阪にゆかりのある象牙作家

本項目では、大阪にゆかりのある象牙作家を紹介します。

現在は象牙自体の流通量が少なく象牙作家の人口も減少傾向にありますが、骨董品価値を理解する上で歴史的背景を知ることも非常に重要です。

吉村周山

吉村周山は江戸時代に活躍した、大阪の絵師・根付師です。

象牙細工の先駆けの人物とされ、中国製の象牙細工を模倣して製作を始めたことがきっかけと言われます。

周山の作品の特徴として、他の根付作品と異なり彩色したものが多い点があげられます。

贋作も多く出回りましたが、周山製作の真作には遠く及ばないものが多数あったようです。

しかし、あくまで描画の片手間で行っていたものと推察され、中年になると根付の製作を中断してしまいましたが、日本の象牙流通を加速させる要因になった作品群のひとつとして知られます。

まとめ

一本牙の象牙を査定には、

  • 重量
  • 硬度
  • 象の種類

などのポイントを重要視することがわかりました。

また、特に高価買取が期待できる象牙の種類として、

  • 詰め物がなく重量の重い象牙
  • ハードタイプのアフリカゾウの象牙
  • インドゾウの象牙

などがあげられます。

しかし、「ワシントン条約」や「種の保存法」によって輸出入および流通が制限されており、流通量が少ないことから希少価値の高い代物だとわかりました。

違法行為による罰則を防ぐためにも、自身でお手元の象牙に関して必要な登録を行うことや、買取業者を選ぶ際は法令で定められた「特定国際種事業者」の登録を受けた業者に査定を依頼することが重要です。

大阪にお住まいの方で、お手元に不要な象牙があり売却をお考えの場合は、ぜひ専門の買取業者へ査定を依頼してみてはいかがでしょうか。



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