2024.01.19
置物
2024.01.19
銅(どう)は、金銀銅と呼ばれるように金属の仲間です。
しかし、金やプラチナのような貴金属とは異なり、グラム単価が安いために、銅だけで換金する場合は大量の銅製品を集める必要があるでしょう。
しかし、銅は置物などの歴史的・美術的・工芸的価値のあるものになると、きちんと査定すれば、高価買取が可能です。
また、明治時代などの銅製品がよく作られていた時代の置物は、有名作家の作品になると、数百万円で取引された事例も見かけます。
単なる銅製品ではなく、作者の銘やサインの入った置物・桐箱がついた銅製品は、査定額がアップし、驚くような値段がつくことがあります。
気になる銅の置物がご自宅にあれば、一度査定してもらいましょう。
もちろん、銅の置物の査定に関しても、買取店選びが重要なポイントとなります。
銅の置物の高価買取を実現するには、これまでの銅製品の買取事例を見て、できる限り高値で買取ができるお店での査定をおすすめします。
また、数十年前に新規で購入した銅の置物も、時間が経過すればするほど希少価値が高くなっていきます。
銅の買取専門店なら骨董的価値のある銅の置物は数万円以上の値段がつくことも不思議なことではありません。
この記事では、銅や銅の置物のことについて知らない方のために、銅についての基本知識、銅の置物をできるだけ高く買取してもらう方法、高価買取できるお店の選び方、高額な値段がつく銅の置物の種類などについて詳しく解説しています。
美術品やインテリアが趣味で、銅の置物をコレクションとしている方も数多くいらっしゃいます。
アンティークで美術的な価値のある置物なら、間違いなく美術品や骨董品としての価値があります。
売却を検討しているなら、事前に「査定」を依頼し、作品の現在価値や現在の買取相場を調べてみましょう。
目次
十円玉や百円玉には銅が使用されています。
日常生活の中でも使用されることの多い「銅」ですが、貴金属ではないため、あまり単価が高くありません。そのため、銅だけを買取店に持ち込んでも買取の値段はかなり低くなることが多く、場合によっては買取を拒否されることがあります。
この章では、身近に使われている銅についての基本知識を解説していきます。
銅は、人類が最も古くから利用してきた金属です。
紀元前8800年前のイラクにおいて作られた銅製品が見つかっており、それ以前からすでに銅は人が利用するようになった、と考えられています。
青銅が作られたことで、石器時代から進化し、加工された金属を使い、人類の文化や生活の大きな発展につながりました。
銅を使用した美術品、工芸品、生活用品、道具なども発見されており、昔も今も貴重な資源であることには変わりありません。
銅の主な特徴について押さえておきましょう。
電気抵抗率が低く、熱伝導率の高いために、電気の導体として利用されています。
防水性や防食性が高いために、伸ばしたり、広げたりして加工してパイプや建材として利用されています。
他の金属と混ぜ合わせて合金にすると、硬度や耐久性が増すため、建築資材としても有効活用されています。
また、銅は、再利用可能な金属です。製品になっている銅も、リサイクルに係るコストのほうが安くなり、再度製品として活用されています。
このような銅の性質により、銅は金属リサイクル業者が買取を行うケースのほうが多くなっています。
お持ちの銅の置物は、銅の素材だけでも一定の価値があります。ただし、キログラム単位で買取されていますので、かなりの量の銅を集める必要があるでしょう。
また、不純物を取り除く必要があり、銅の品質も銅の値段を左右する要素になっています。
銅の相場は、「JX日鉱日石金属」が定める「銅建値」によって決まっています。(日本国内)
海外は、ロンドン金属取引所(LME)の銅の国際相場が基準となっています。
銅の相場は、海外の相場や為替相場によって毎日大きく変動しています。
おおよその買取価格は、1キログラムあたり500〜1300円です。
銅に含まれる不純物が少ないほど、銅の価格は高くなります。
銅を買取してもらうには、数十キロ以上の大量の銅が必要です。
しかし、銅製の骨董品や美術品になると、量に関係なく高額査定がついて買取してもらえる可能性が高まります。
銅でできた品物とは、置物、香炉、杯、剣などです。
例えば、置物なら素材の価値に左右されることなく、制作時の時代背景、骨董的価値、作者の評価、需要と供給などの複合的な要因によって値段が決まります。
置物なら単なる金属の塊ではなく、数万円以上もする高価な品物へと価値が変わっていることがあります。
こうしたことから、銅の置物を買取してもらうなら、銅製品の買取を積極的に受け付けている買取店を選ぶことが重要です。
銅を使用した製品の中では、象嵌入りの花器、置物などが人気です。
さらに、有名作家の作品になると、大きく価値が上昇します。
やはり、美術的・骨董的にみて高い価値が認められる銅の置物のみが高値買取されています。
銅の置物は、有名作家が手掛けた作品なら、高価買取対象です。
それ以外でも、銅の置物の大きさや状態が良好なら、買取業者にて高値で買取できる可能性があります。
次の表で買取相場の事例をご紹介します。
品名 | 買取相場 |
銅器 高岡銅器 鶴置物 2セット | 2万4千〜4万円 |
銅器 米田秀保 古銅花鳥鬼仏図龍取手岩上鳳凰香炉 | 3万4千〜5万8千円 |
銅器 有次 鎚起湯沸し | 1万6千〜2万7千円 |
銅器 渡辺紫鳳作 銅製双金魚置物 | 5万5千円 |
銅器 平松宏春作 銅製鯉置物 | 2万円 |
作者の銘や桐箱などの付属品があると、査定額がプラスになります。
銅の置物を高く売るためには、買取業者選びが重要です。
この章では、査定額が高くなる買取業者の選び方のポイントを解説します。
数多くの銅製品の買取実績がある!
ホームページやチラシ等でこれまでの銅の買取実績や件数を確認してください。
どれくらいの価格で銅の置物を買取しているかといった情報がオープンになっていて、数多くの事例が確認できると安心です。
銅を加工した置物は、骨董品や美術品であることが多いため、骨董的価値や美術的価値を鑑定できる鑑定士・査定士が常駐している専門店がおすすめです。
作家不明の置物などもしっかりと査定し、値段をつけてくれるはずです。
買取実績が豊富なことに併せて、幅広い販路があるかどうかも要確認事項です。
同じ銅の置物でも他社よりも高値をつけて販売することができ、高価買取になる可能性が高いからです。
査定やキャンセル料が無料の買取業者をおすすめします。
後で手数料がかかることがわかり、売却後の手取り金額が予定よりも少なくなると損をした気分になるからです。
特殊なケースを除き、銅の置物の買取でも、各種手数料は「無料」が前提です。
査定後に査定額に納得できれば、即時現金払ができるかどうかがポイントです。
高価な品物なら、その場で品物と換金し、現金を入手できたほうが安心だからです。
銅の置物の査定を依頼する場合は、高価査定がつくポイントを押さえて行動してください。
銅の置物は、美術品や工芸品としても高い人気がありますので、査定が終わるまで本当の価値はわからない、といってもいいでしょう。
特に、骨董的・美術的・歴史的な価値のある銅の置物は、査定依頼を歓迎しています。
この章では、銅の置物を高く査定してもらうための注意点を解説します。
置物は、飾って鑑賞する目的があるため、見た目や状態がよくなければなりません。
保管方法がきちんとしている置物は、長期間経っても状態が変わりません。
常に良い状態で保管していた銅の置物は高価査定です。
購入時の付属品は、銅の置物が本物であることや、作家物であることを証明する重要な品物です。
例えば、共箱はとても重要です。作家物の品物には必ずといっていいほど共箱がついています。
共箱には、作者の署名や捺印が入っているからです。
骨董品などの置物を査定してもらう場合は、1社の買取業者だけに査定してもらうのではなく、複数社に査定をお願いしましょう。
骨董品なら、買取店によって買取価格が大きく異なります。
また、一度に数点の骨董品を売却する場合も、高額なものなら、トータル査定するとかなりの金額の差が出てしまいます。
できるだけ高額で骨董品を売却したい場合は、複数社で比較しながら査定作業を並行して進めてください。
高値で売却できる銅の置物かどうかを判断するポイントのひとつが「精巧なデザイン」を採用しているかどうかです。
繊細で精巧なデザインの置物なら、高い技術を持つ作家が手掛けた品物だと予想できます。
このような作品なら、同じような銅の置物の中でも、高価査定がつく可能性が高くなります。
本記事では、
「銅の置物は高価買取が可能?換金方法や売却相場、査定時の注意点などを詳しく解説」
と題して、銅の置物の買取・査定時の注意点について詳しくご説明しました。
お持ちの銅の置物の買取をご希望なら、信頼できる銅の置物の専門店、骨董品や美術品の取り扱い実績の豊富なお店に正式な鑑定・査定を依頼してください。
多数の銅製品をお持ちの方で、まとめて手放そうと考えている方がいらっしゃいましたら、ぜひ弊社にもお問合せください。