2024.01.19
古道具
2024.01.19
お住まいのご自宅で使用・保管している碁石や碁盤の売却・査定をしたいと考えているなら、高値で買取してもらえる優良買取業者を探しましょう。
今回は、下記のようなお困り事のある方に向けてのお知らせです!
「今、所有している碁石の価値を知りたい!」
「特定の碁石や碁盤は高値で買取できるって本当?」
「使用していた碁石や碁盤を買い取って欲しい!」
「高値で取引してもらえる買取店の選び方を知りたい」
このような問題を抱えている方や疑問を持つ方に読んでもらえるときっと役に立つ記事です。
本記事では、今現在、碁石・碁盤の買取を希望されている方に向けて、骨董屋や中古品買取店の正しい活用方法、おすすめの買取店の選び方、宅配買取や出張買取などの各種買取方法についてご紹介します。
また、できるだけ高く売るためのポイントなども合わせて丁寧に解説していきます。
目次
囲碁とは、2人で行うボードゲームの一種で、順番に石を並べていき、囲んだ領域の広さで競うゲームです。囲碁では碁石と碁盤の2種類の道具を使用します。
碁石とは、囲碁で使う円盤形の石のことです。石や貝殻などで作られており、白180個、黒181個の合わせて361個でワンセットです。
普段は碁笥または碁器と呼ばれる容器に入れ、ゲーム中はそこから取り出して碁盤の上に並べます。
碁盤は、碁石を並べるための盤です。正方形で四隅に脚がついており、盤上に描かれている縦横それぞれ19本の線を利用して碁石を並べます。
四隅に脚がついている足付盤以外にも、テーブルの上に置いて使用する卓上盤や折りたたみ式の碁盤など、時代が進むにつれさまざまな形態の盤が登場していますが、現在では、足付盤が1番高値で買取される可能性が高いです。
どの形態も主に木材で作られており、囲碁以外の目的では使用できません。
碁石や碁盤は骨董品店やリサイクルショップで買取が可能です。年季が入っているが状態が良いものや高級素材で作られたものなどは、骨董品店で高く買取ってもらえる可能性があります。
リサイクルショップでは、碁石や碁盤をゲーム用品として買取りされるため、ほとんどの場合は、適正な価格で売れません。より高価に買取ってもらうには、骨董品を専門に取り扱っている店舗に査定してもらう必要があります。
日本で使用されている碁石の種類をいくつか紹介します。種類によって価格や特徴などが違うので、所有している碁石がどの種類に当てはまるか参考にしてみるといいでしょう。
プラスチック碁石は、比較的低価格で入手できます。とても軽く持ち運びに適しているため、遠征先や、旅行先で囲碁をしたい方におすすめの碁石です。
ただし、少しの衝撃で吹き飛んだり、打った音が軽かったりするため、本格的に楽しみたい方にはあまりおすすめできません。
硬質ガラス碁石は、一般的な碁会所や家庭などで使用されることが多い碁石です。厚さ1ミリごとにグレードがつけられており、松・竹・梅・桜・椿の5段階に分けられています。
1番厚みがあるのは松ランクで、比較的高い価格での買取が可能です。他の碁石と比べて打感や価格の手ごろさがちょうど良いため、囲碁で有名な団体である日本棋院の一般対局場でも、硬質ガラス碁石の竹ランクが使用されています。
蛤碁石は、日本で最高級の碁石です。蛤を使用した碁石はほとんどが白色で、黒色の那智黒碁石とセットでよく買取されています。どちらも高級素材として取り扱われており、骨董品店で高く買取されるのは主にこの2種類です。
蛤碁石は、以下の3つの要因によって価値が細かく設定されています。
蛤碁石の原料は、日向蛤(スワブテ貝)とメキシコ貝の2種類です。生産数が少ない日向蛤は比較的高価で買取されます。
蛤碁石は、碁石の厚みが大きくなるほど高値で買取可能です。ほとんどが天然の蛤貝殻を原料としており、厚みのある貝殻はあまり市場に出回らないため、厚みがあるほど希少価値が高くなります。
模様や色によって等級が分けられており、それによって価値が変わります。日向蛤(スワブテ貝)は色の白さ、メキシコ貝は目の細かさで等級の判別が可能です。
日向蛤は、ひときわ白いものが「雪印」、雪印より黄色に近いものを「月印」、ピンク色に近いものを「花印」に分けており、白いほど価値が高くなります。
メキシコ貝は、目が細かい順に「雪印」「月印」「実用」に等級が分けられ、細かいほど高価で取引されます。
那智黒碁石は、三重県熊野市から採れる那智黒石でできており、高級品として買取される碁石です。
全てが黒色であるため、白色の蛤碁石と共に使用されるケースが多く、セットであれば、より高値で取引できる可能性があります。
瑪瑙碁石は、他の碁石と比べて透明度が高い碁石です。かすかに模様があったり不純物が混ざっていたりなど、それぞれの碁石に個性があり、昔から高級品として取り扱われています。
碁盤の材質を3種類紹介します。碁盤は下記以外のさまざまな材質でも作られていますが、買取市場で主に取引されているのはこの3種類です。
本榧は、碁盤の材質の中でも最高級と呼ばれており、打感や碁石の指しやすさから、プロの対局でも使用されています。
榧は産地によって質感や色味が異なっており、宮崎県産の日向榧や高知県の大正榧などは高値での買取が可能です。
ヒバは、本榧の次に高級とされており、柔らかい打感や加工しやすいといった特徴があります。
比較的明るい色で、高級品の中でも手に入りやすい材質です。
桂は、古くから碁盤以外にも使用されており、家具や仏像彫刻など日本ゆかりのものに使用されるケースが多いです。
本榧やヒバに比べるとやや硬く、年季が入ったものは色が暗くなっています。
碁石は、種類によって買取相場が大きく変動します。蛤碁石や瑪瑙碁石は買取対象だが、プラスチックや硬質ガラスの碁石は買取不可という店舗は少なくありません。
蛤碁石は、日向蛤(スワブテ貝)であれば数万から数十万ほどの価値がつくものもありますが、メキシコ貝の碁石であれば、もう少し安価で買取されます。
一緒に那智黒碁石もあれば、より高値で買取ができる可能性があるので、なるべく白石と黒石のセットで査定してもらうことをおすすめします。
また、碁笥や碁器が付属しているかどうかだったり、碁石の状態が良かったりなどでも価格が変わってくるので、1度ご自宅にある囲碁セットをまとめて、骨董品店で査定してもらいましょう。
碁盤の買取相場も、碁石と同じように材質によって大きく変動しますが、買取不可のものは少ないです。
碁盤の買取価格は、保存状態によって大きく左右されます。最高級の本榧であれば、数万から数十万の値がつき、それ以外の材質でも、保存状態が良ければ数万の価値になるでしょう。
ただし、碁石と比べると材質の種類が多いため、自分では適切な判断ができません。専門の買取業者に相談しましょう。
碁石や碁盤の買取方法は大きく分けて3つあります。店舗ごとに対応できる買取方法が異なるので、それぞれの店舗サイトで確認しておきましょう。
出張買取は、買取業者がご自宅に訪問し、その場で買取ってもらう方法です。自分でやる作業が少なく、時間がない人におすすめします。
宅配買取は、ご自宅にある囲碁セットを梱包して買取店に郵送し、査定して買取してもらう方法です。できるだけ鑑定士と顔を合わせたくない方や遠方の買取店に査定をお願いしたい方におすすめします。
店頭買取は、買取って欲しい品物をそのまま実店舗に持ち込み、査定してもらう方法です。1番手っ取り早くお金に換金できるため、早くお金に換えたい方や、手短に済ませたい方におすすめします。
碁石や碁盤の高価買取ポイントを3つ紹介します。このポイントを踏まえているかによって買取金額が大きく変わってくるため、あらかじめ確認しておきましょう。
保存状態を保つことが、高価買取の最大のポイントです。今現在の状態から良くなることはほとんどありませんし、経年劣化やお手入れ次第で等級が落ちてしまったり、等級がつけられなかったりする可能性もあります。直射日光を避けたり、温度や湿度の変化が少ない場所に置いたりなどして、保存状態を保ちましょう。
複数の骨董品店で査定してもらいましょう。骨董品は、買取業者によって査定額が違うことがあります。低い価格で売ってしまわないように、複数の店舗で査定してもらい、できるだけ高価で売れる店舗を選びましょう。
碁笥や碁器も一緒に査定に出すと、買取値段がアップします。ご自宅に碁笥や碁器があれば、一緒に査定に出してみることを検討しても良いでしょう。
また、碁石をまとめて査定してもらうと、ほとんどの場合は高値で買取されます。優良買取業者は碁石がいくつか欠けていても買取ってくれますが、減額になってしまう原因になります。査定に出す際は、白石が180個、黒石が181個あるか必ず確認しておきましょう。
本記事では「碁石や碁盤は高く売れる?買取方法や高価買取のコツについて解説!」と題して、家にある碁石や碁盤の買取方法や高く売るコツについて解説いたしました。
碁石や碁盤は高級品でないと買取りしてもらえない可能性があり、保存状態によって買取価格が大きく変動してしまうものでした。
もう使えない・要らないなどで邪魔になった囲碁セットがご自宅にある方は、ぜひ査定・買取を検討してみてください。