2023.11.17

【絵画の買取をご希望の方必見】高価買取のポイントと買取方法を解説

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絵画

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みなさまは、自宅に眠っている絵画や遺品整理の際に出てきた絵画などはないでしょうか。

もし、お手元の絵画を売りたいと思っているのであれば、

「どうすれば高く売れるだろう。」

「どこで売ればいいかわからない。」

「誰が描いたのかわからない。」

このような疑問を抱えていませんか。そこで今回は、絵画を高く売るためのポイントや方法について解説します。

この記事を読めば、絵画を査定する際の重要なポイントや絵画を高く売るための方法が把握できます。ぜひ最後までご覧ください。

高価買取のためのポイント3選

本項目では、絵画を高く買い取ってもらうために重要なポイントを3つ紹介します。

・作者名がわかる

高価買取の1つ目のポイントは、作者名がわかることです。

とくに西洋画においては、作者名の有無が値段を大きく左右します。

まれに作者が生前、家族に向けて描いた絵画などがアトリエから出てきた場合、高値がつくことがありますが、基本的には作者名がわかる方が高価買取につながります。

・コンディションがいい

高価買取の2つ目のポイントは、コンディションがいいことです。

売却の際は、絵画の保存状態の良し悪しが価格に大きく影響します。

油絵であればひびやカビ、日本画であればシミや日焼け、褪色、破れなどはマイナスポイントにつながります。

査定前には、額縁を乾拭きし、全体のほこりを落としておくと好印象です。

・鑑定書がある

高価買取の3つ目のポイントは、鑑定書があることです。

鑑定書とは、絵画が本物であることを証明するための証明書を意味します。

世の中には贋作が頻繁に出回ることがあるため、贋作と真作を見分けるためにも重要な証明書です。

鑑定書はすべての作品に対して発行されるものではなく、原則、亡くなった作家の作品のみに発行されます。

存命の作家の作品には、作者自身が真贋の判断が可能なため、発行されない場合がほとんどです。

高価買取のための方法4選

本項目では、上記で紹介した3つの方法を踏まえて、高価買取のために用いるべき方法を4つ紹介します。

メリットだけでなく、デメリットも合わせてみていきましょう。

・絵画専門の買取業者に依頼する

高価買取の1つ目の方法は、絵画専門の買取業者に依頼することです。

プロの鑑定士が以下に記載する方法で、絵画を鑑定します。

出張鑑定

出張買取は電話やメールで鑑定を行う方法です。

大きな絵画の梱包や搬出を派遣された鑑定業者に任せるため、運搬の手間が省けます。

鑑定を行う際には、本人確認書類として運転免許証や健康保険証、パスポートなどの身分証明証が必要です。

出張費用は無料で、買取金額はその場で現金払いで受け取るか、指定の口座に入金できます。

査定額に納得のいかない場合は、買取のキャンセルが可能です。

宅配鑑定

鑑定業者が近場にない場合は、宅配鑑定が便利です。

しかし、宅配中のアクシデントによる絵画の価値の低下を防ぐため、自分で厳重に梱包し運送業者に集荷手配する必要があります。

美術品を運送する際には、温度や湿度管理も徹底して行う必要があるため、絵画の詳細を運送業者にあらかじめ伝達することが重要です。

万が一、絵画が運送中に破損または劣化した場合に適用できる保険を用意している運送業者もあるため、事前に確認しておきましょう。

店頭鑑定

絵画が持ち運び可能な大きさであれば、店頭へ搬入して鑑定が可能です。

絵画を売るか決めかねている場合や、鑑定だけ受けたいという場合にも便利でしょう。

店頭鑑定を受ける場合、外箱や鑑定書などの付属品と一緒に絵画を搬入します。

ただし、自身で搬入する必要があるため、運搬の際に破損したり、劣化したりする可能性もあります。

写真鑑定

写真鑑定では24時間365日いつでも鑑定が可能で、絵画の写真をメールで送り、鑑定してもらう方法です。

やりとりがWeb上で完結するため、人と接触する心配がありません。

しかし、鑑定に時間がかかることも多く、鑑定結果がすぐにわからないことが難点です。

買取業者を利用する場合は、4〜5件ほど買取業者に問い合わせをして買取相場を比較してみましょう。

・オークション

高価買取の2つ目の方法は、査定をしてもらった上でオークションに出品する方法です。

高く売れる場合もありますが、オークション会社が設定した金額では買い手がつかない場合もあります。

また、落札されなくても、会員登録料や出品手数料が発生する場合もあります。

他にも、ヤフオクやメルカリなどのオークションサイトを利用して取引することも可能です。

ただし、取引先の素性がわからないため、予期せぬトラブルの原因となりやすいです。

・総合買取業者

高価買取の3つ目の方法は、総合買取業者に依頼する方法です。

総合買取業者はブランド品や貴金属を取り扱う買取業者で、絵画の買取も実施している場合があります。

店舗数が多いことや、身近にある品物も一緒に査定できる点がメリットです。

一方で、フランチャイズ展開している場合は、店舗ごとの査定能力が一定ではなく、査定額が店舗によって変わることもあります。

・画廊持ち込み

高価買取の4つ目の方法は、画廊へ持ち込む方法です。

顧客が探している作品と一致すれば、相場より高く買い取ってもらえるケースがあり、画廊に作品を預けて、売れた際にお金を支払ってもらう委託販売も依頼できます。

しかし、委託販売の場合、絵画が売れないまま月日が経ってしまう場合もあります。

また、画廊は大抵専門ジャンルが分かれており、査定に偏りが出る場合も考えられるため、画廊の得意分野を把握してから持ち込むようにしましょう。

ここまで、

  • 絵画専門の買取業者に依頼する
  • オークションに出品する
  • 総合買取業者に持ち込む
  • 画廊に持ち込む

上記4つの方法を紹介しましたが、取引方法はさまざまあるため、売りたい絵画の需要と供給を見越して、自身にあった取引方法を選択することが最善の方法といえるでしょう。

人気の画家と作品

本項目では、各ジャンルごとで人気の高い画家と作品を紹介します。

作者の作品人気によっても買取価格は変動しますので、ぜひ参考にしてみてください。

日本画

葛飾北斎

葛飾北斎は浮世絵師として、役者絵、美人画、名所絵、花鳥画、春画など、さまざまな浮世絵を描いているほか、絵手紙や肉筆画、読本挿絵など多岐にわたるジャンルで活躍した人物です。

北斎をはじめとした浮世絵師の作品は19世紀後半のフランスにおいて大きな影響を与え、

“ジャポニズム”と呼ばれる一大ムーブメントを引き起こしました。

代表作には「富嶽三十六景」や「北斎漫画」などがあります。

歌川広重

歌川広重は風景を描いた木版画で大人気の画家となり、ゴッホやモネなどの西洋画家にも大きな影響を与えました。

ヨーロッパやアメリカでは、大胆な構図とともに、藍色の色使いの美しさが高く評価されています。

藍色は木版画の性質から、油彩よりも鮮やかな色を示すため、海外では「ヒロシゲブルー」の愛称で呼ばれるほど有名です。

代表作には「東海道五十三次絵」や「大はしあたけの夕立」などがあります。

横山大観

「朦朧体」といわれる独特の技法を確立した人物で、近代日本画の巨匠として海外でも高い評価を得ています。

富士山や鮮やかな紅葉など、日本独自の光景を好んで描き、個人蔵の作品が多いことも根強い人気の理由のひとつです。

代表作には「生々流転」や「屈原」などがあります。

東山魁夷

主に風景を題材に、単純化された画面構成を用いた独自の日本画表現を極めたことで知られる人物です。

絵本の見開きのようなシンプルな構図でありながら幻想的な画風は、日本国内のみならず海外でも高く評価されています。

ドイツ留学や、そのほかの地域への取材を経て、絵画のなかに独自の世界観を構築しているのが特徴的です。

代表作には「道」や「緑響く」などがあります。

竹内栖鳳

竹内栖鳳は近代日本画の祖と言われています。

景色や風物のみならず、ライオンや象などの船来の動物、犬や猫などの身近な生き物などもモチーフとして描きました。

竹内栖鳳はリアリズムに象徴され、画面から獣のにおいや毛並みの柔らかさなどが感じられ、生々しくも繊細な作風が特徴です。

戦前の京都画廊の名画家として「東の横山大観、西の竹内栖鳳」と呼ばれるほどの日本画の巨匠です。

代表作には「 羅馬之図」や「班猫」などがあります。

西洋画

西洋画の骨董価値は、有名作家の作品であることが前提条件ですが、著名ではない作家の作品でも、家族のために描かれたものや、 死後アトリエに残されていた絵画などは高い価値があります。

以下は有名な画家とその作品です。

  • レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナリザ」
  • フェルメール「真珠の耳飾りの少女 」
  • ドラクロワ「民衆を率いる自由の女神」
  • モネ「睡蓮」
  • ゴッホ「ひまわり」
  • ピカソ「ゲルニカ」

上記の作品は、現在も根強い人気を誇っています。

現代アート

草間彌生

「前衛の女王」の異名をもち、水玉模様や網模様などの同一のモチーフの反復によって、絵画の画面や彫刻の表面を覆う表現が作品の特徴です。

現代アートのみならず、ファッションデザインや小説の執筆なども精力的に行っています。

代表作には「無限の網(インフィニット・ネット)シリーズ」や「水玉脅迫シリーズ」などがあります。

岡本太郎

「芸術は爆発だ」の発言や、太陽の塔の制作者であることで有名なアーティストのひとりです。

芸術一家に生まれ、人生を通して既存概念にとらわれることを忌み嫌う精神性を貫きました。

岡本太郎は、自分の作品がガラスケースに収められることすら嫌い、死後行われている展覧会においても、作品そのままの状態で展示されています。

代表作には「太陽の塔」や「コントルポアン」などがあります。

まとめ

いかがだったでしょうか。

絵画の買取は専門業者への複数査定を行うことが、高価買取の決め手となることがわかりました。

絵画を高価買取するためのポイントとして、

  • 作者名を判明させておく
  • 絵画を綺麗な状態に保つ
  • 鑑定書を保存しておく
  • 絵画買取専門業者に依頼する

上記の4点があげられます。

絵画は骨董品である以上、価値が下がることはありませんが、売却する際の相場や絵画の状態によって大幅な価格変動が予想されます。

少しでも前情報を知っておくことで、安心して買取に出せるでしょう。

絵画の売却を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。



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