2024.01.19
象牙
2024.01.19
本物の象牙のネックレスであれば、かなり高い値段で取引されています。
象牙には、なぜそのような価値があるのでしょうか。
今回は、象牙の魅力をまだ知らないという方々のため記事を書きました。
この記事では、
について知ることができます。
象牙のネックレスについてもっとよく知りたいと思っている方々はぜひ一読ください。
目次
象牙は、ネックレスとして、置物として、またハンコであったり、装飾品としてとても価値があり、高い値段で取引されています。そもそも、象牙のことをあまりよく知らない方々でも、象牙は貴重なものであるという認識の仕方をしているのではないでしょうか。
象牙のネックレスには、あたたかみのある色合い、やわらかい質感があり、その美しさに多くの人たちが魅了されています。
多くの人たちは、象牙のネックレスの美しさに魅了されています。
象牙のネックレスは、光沢、手触りの良さから日本でも昔から人気があります。
象牙のネックレスの主成分は、カルシウムです。そのため、とてもキメが細かく、耐久性であったり耐摩耗性にも優れている利点があります。また、象牙は適度な吸湿性をもっているため、ハンコの素材としてもよく使用され、朱肉のなじみもとてもいいです。
象牙のネックレスの白色はただの白ではありません。真っ白よりやわらかく、少しくすんだ感じの薄いベージュの色合いで品のいいアイボリー色です。最近は、アイボリーという言葉も頻繁に聞くことがあります。そもそもアイボリーとは、象牙のような色合いのことを言うのです。象牙のような黄みを帯びた白を、アイボリーホワイトという言い方もしています。
アイボリーは、純白でも、黄色でもなくあたたかみのあるクオリティーの高い高級感があり、ワンランク上の人たちが求めている装飾品などにふさわしい色ということができます。
本物の象牙のネックレスは、値段が高めです。ただし、それでも象牙は経年による劣化が少なめであり、長い間使い続けるほど手になじませることができ、色合いにも深みが出てきます。よって値段は高くても、コストパフォーマンスは高いということができるのではないでしょうか。
日本においても、象牙は加工のしやすさであったり、仕上がりの美しさが評価され、高級素材として珍重されてきた歴史があります。象牙のネックレスであれば、落ち着いたあたたかみのある色合いによって期待以上の高級感を演出することができます。
本物の象牙のネックレスは、希少価値が存在しているから値段もおのずと高くなってしまうことになります。
そもそも象牙はマネーにできるということで、アフリカ象を乱獲、また、密漁する輩たちが急増してしまった……という歴史的背景があります。よって、いつの間にかアフリカ象の数が急激に減少してしまったのです。
アフリカ象は、このままでは絶滅してしまうかもしれない危機を迎えていたのです。そのため、ワシントン条約では、1989年、象牙の国際的な取引に大きな規制を設けることになります。また、1992年には種の保存法を日本で制定し、国内において象牙取引を大きく制限しています。
そのような事情があり、象牙は、簡単には手にすることができないような貴重なものになってしまったのです。しかし、それでも象牙のネックレスが欲しい!という方々は、いまだ多くいらっしゃいます。象牙のネックレスには需要が一杯あるものの、流通が非常に制限されている為に、おのずと値段は上昇していくことになります。今後も簡単にはそのような問題を解消する方法は、見つけることができないのかもしれません。
象牙のネックレスは、なかなか手に入れることができない。と思えば思うほど、なおさらいくら値段が高くても欲しい!という気持ちにもなってしまうのではないでしょうか。
象牙は、工芸品の素材としてもとても優れていて、適度な硬さにプラスして弾力性や粘りもあって、彫刻するのに優れている素材として知られて来ました。
精巧な作りの象牙の彫刻は、素材の価値に加えアートとしての価値がとても高く評価されています。そんな象牙を手軽にネックレスとして所有したいと思っている方々も大勢いらっしゃることでしょう。
値段が高いのは、本物の象牙のネックレスです。意外と安い値段で購入することができるモノがあれば、それは偽物の象牙のネックレスである可能性もあります。
最近、ニセモノの象牙のネックレスも多く出回っているため、購入しようと思っている方々も注意が必要です。また、買取する場合も、鑑定士が本物の象牙か偽物の象牙かを鑑定し、買取額を決定します。
いろいろと骨董品がありますが、その中には素人目線で本物か偽物かを見分けることがなかなか難しいというケースがあります。しかし、象牙の場合、素人の方々でもある程度、本物か偽物かを判断することができるモノであるため、あらかじめ方法を知っておくといいでしょう。
象牙の偽物と言っても、ピンキリであり、もう瞬間見ただけでニセモノとわかるような粗悪なものもあります。そのようなものでも、高い値段で購入される方々がいらっしゃるため注意が必要です。
そもそも象牙とは、象の牙から作られたものであり、主としてカルシウムで作られています。本物の象牙は、象の身体の一部なので、自然的な木目のような斑模様であったり、アイボリーの色合いなど、人工的にはとうてい作り出すことができないような独特な色合い、質感、ツヤ感を持っています。
一方で、本物でない象牙の場合、入れ歯の原料ともなるレジンであったり、大理石の粉末……などと言ったいろいろなモノを混ぜこんで、型に流しこみ、焼いて仕上げていきます。本物と比較すれば、色合いや質感、ツヤ感が、妙に不自然にあらわされてしまっていることが多いです。
偽物の象牙は人工的な練物である。ということだけでも理解することができていれば、容易に、この象牙のネックレスは偽物かも……?という疑いの目をもつことができることでしょう。そんな疑いのある象牙のネックレスを安易に購入するべきではありません。
ただし、最近では、偽物の象牙のネックレスを作る悪徳業者の技術も巧妙となってきているため、素人目ではなかなか見抜くことができないようなものも登場してきています。ですから、あまりにも値段が安い象牙のネックレスは手を出さないことも大事ですし、しっかりしたルートで購入するなどといった対策も必要となります。
また、全形を維持した象牙の場合は、根元から先端に向けて三分の一程度は必ず空洞です。そのあたりも象牙が本物か偽物かを見分けるポイントです。
また、象牙の特徴として美しい斑模様があります。斑模様をチェックする事も本物か偽物かを見分けるポイントとすることができます。贋作の場合、人工的に模様をつけていくため、均一な斑模様になっていたり、斑模様自体がなかったりすることがあります。
ただし、本物の象牙の場合でも、斑模様が均一に見えることもあり、斑模様がない場合もあります。ですから、本物の象牙の斑模様とを見て比較して、変でないかをチェックするような方法をとることができればいいのですが、本物の象牙のネックレスを見たり、触れたりする機会のないような方々はなかなか難しい方法であるのかもしれません。
また、他にも方法として、光で透かして見ることであったり、彫刻の緻密さチェックするなど多くあります。本物の象牙であれば、薄く光が透ける感じです。偽物の象牙は、使用されるセラミックやレジンが光を通しにくい素材であるため、透けない可能性が高いです。
しかし、それらも象牙のことをよく知っている方々でないと難しい方法であるのかもしれません。やはり、素人の方々は、本物の象牙のネックレスかを知りたいのならば、専門家に鑑定してもらうことが一番です。
本物の象牙のネックレスは、買取してもらおうと思えば、かなり高い値段がつく可能性があります。やはり、本物の象牙のネックレスは、美しさがあり、希少価値をもっているため高い値段でも購入したいと思っている人たちが多いからです。
象牙のネックレスの買取ポイントは、まずは重さです。ネックレス以外でも象牙の買取は、重量がとても大事なポイントとなっています。重量が重いほど査定額は高くなる傾向があります。
象牙のネックレスであれば、重さは商品によって全く様々です。よって、買取額もネックレスのサイズによって違ってきます。小さいサイズの象牙のネックレスであれば、数千円程度の買取値段になってしまうものもありますが、大きいサイズのモノなら数万円~になることもあります。まずは、専門業者に鑑定・査定してもらうことからはじめてみましょう。
象牙のネックレスの買取ポイントとしては、象牙の状態もあげることができます。基本的に、象牙の場合、小さいヒビであったり、キズは、あまり買取値段に影響を与えないと言われています。ただし、それでもあまりにも大きなヒビや傷が見つかれば、マイナス査定となってしまうことでしょう。
また、象牙のネックレスの色艶あたりもチェックされています。高額査定で買取してもらうためには、いつも象牙のネックレスの状態をベストに維持しておくべきです。そのために、使ったあとお手入れも必要ですし、正しい方法で保管しておくようにしたいものです。
また、象牙のネックレスを買取してもらおうと思うのなら、複数の業者に査定してもらうべきです。調べれば、象牙を扱っている業者は意外とたくさんあることもわかるでしょう。どのような買取業者も、独自の販路を持っているため、需要と供給のバランスにより微妙に買取額に違いがあります。
一つの業者に最初から決めてしまうと、そこが一番安い買取値段であることも否定できません……。
いかがでしょうか。
今回は、値段の高い、本物の象牙のネックレスの魅力について解説をしました。
象牙のネックレスには、象牙特有の美しさ、また、希少性、アート性などがあり、特別な装飾品として日本人の方々にも高く評価されています。
値段が高いから、象牙のネックレスはちょっと……と考える方々もいるのかもしれません。しかし、値段の高い本物の象牙のネックレスであるからこそ、高く査定されます。
本物の象牙のネックレスを財産として考えるためにも、日頃丁寧に扱う気持ちも大事ではないでしょうか。