2024.01.17

中国の象牙彫刻はどこで売れる?買取場所や買取方法について解説!

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象牙

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お住まいのご自宅で保管していた象牙製品の売却をしたいと考えているなら、高値で買取してもらえる優良買取業者を探しましょう。

今回は、下記のようなお困り事のある方に向けてのお知らせです!

「今、所有している象牙製品の価値を知りたい!」

「中国の象牙製品はどんな特徴があるの?」

「家にあった象牙を買取って欲しい!」

「象牙って売買禁止なの?」

このような問題を抱えている方や疑問を持つ方に読んでもらえるときっと役に立つ記事です。

また、できるだけ高く売れる象牙製品の特徴なども合わせて丁寧に解説していきます。

象牙とは

象牙とは、象の牙から採取できる硬くて白い物質のことです。日本では古くから高級品として取り扱われており、印鑑やアクセサリー、彫刻などの素材として利用されています。

象牙は、アフリカゾウやマルミミゾウ、アジアゾウなどの象から採取可能です。現在ではワシントン条約と種の保存法によって、象牙の国際取引や商業取引が制限されています。

中国における象牙の歴史

中国では、これまで象牙製品の製造や取引がさかんに行われてきました。これは、経済成長によって裕福になった人々が、ステータスとして象牙製品を求めたことが原因です。

象牙の需要が非常に高く、高値で購入されたため、中国の象牙製品の市場は密漁や違法取引によって急成長し、贋作や偽物も大量発生しました。これによってアフリカゾウやアジアゾウなど、多くの象が絶滅の危機に瀕することになります。

そうした背景もあり、中国では、2015年頃から象牙の取引を全面的に禁止する方針を示し、2018年に中国国内での象牙の販売が原則禁止になりました。しかし、消費者が抱く象牙の需要は減少することがなく、違法な流入が続く可能性が懸念されています。

日本でも象牙の取引に制限がかけられており、輸出入や全形を保持した象牙の売買は原則禁止です。象牙がワシントン条約の適用前の物であれば、証明書や経済産業大臣の承認を受けることにより輸出入が可能になります。

象牙の見分け方

象牙の本物と偽物の見分け方をいくつか紹介します。一般の方でもできる見分け方であるため、把握しておくと便利です。

ただし、象牙製品かどうかの判断は個人の感覚に左右されるため、象牙の特徴に該当するからといって確実に象牙製品であるという保証はありません。

また、一般の方では判別できないような基準もあるため、個人の判断だけでは象牙製品と断言できないでしょう。真偽を明確にしたい方は、プロの鑑定士に査定を依頼することをおすすめします。

縞模様を見る

本物の象牙には不規則な縞模様があります。しかし、偽物の象牙には縞模様がなかったり、規則正しすぎる縞模様が描かれていたりするため、見分けがつきやすいでしょう。

光が透ける

象牙には、光をかざすと薄く光が透ける特徴があります。それに対して偽物は、主な原料がセラミックやレジンなどであるため、光があまり通りません。象牙の真偽を確かめたいのであれば、光を当ててみましょう

経年劣化やヒビなどの状態を見る

本物の象牙は自然の中で生成された天然物であるため、人工物よりも劣化が早く、ヒビや変色が分かりやすくなっています。長年所有してきたにも関わらず、あまりにも劣化が見られない場合は、偽物の可能性が高いでしょう。

象牙彫刻について

中国では、製造が禁止されるまでは多種多様な象牙製品が生産されていました。その中でも優美で華麗な鑑賞用の品物として取引されていたのが彫刻です。

象牙彫刻には、立体彫刻や浮き彫り、透かし彫りなどのさまざまな技法が使用されています。中国ではその優美な造形や華麗な装飾が珍重され、歴代王朝は、象牙をすべて皇室への献上品として送っていました。

清時代になると、象牙彫は江南派と広東派に分かれ、江南派は躍動感溢れる彫刻、広東派は細密な彫刻を特徴としています。

象牙買取について

象牙を売却したい方は、買取店を利用しましょう。全形を保持する象牙の譲渡や売買は原則禁止されており、象牙を加工した商品の売買には象牙の事業者登録が必要です。

そのため、フリマアプリやオークションなど、自分で出品できる媒体での販売は違法となってしまう場合があります。象牙の売買を考えている方は、買取店で相談するか、環境省の公式サイトを確認して事業者登録を行いましょう。

買取に対応している店舗

象牙製品は骨董品店で買取が可能です。リサイクルショップでは買取に対応していない可能性が高いため、売却目的であれば、骨董品店を探しましょう。

ただし、買取店によって自主的に禁止している店舗もあるため、すべての骨董品店が対応しているわけではありません。あらかじめ買取店の公式サイトを確認しておくことをおすすめします。

買取相場

象牙には決められた買取相場はありません。象牙の相場は査定日によって異なり、製品の重量や質、状態、加工や細工の有無などによっても変動するため、一定価格の基準設定が不可能です。

日々変動する基準や製品の状態など、多くの要素を合わせて価格を算出する必要があるため、買取価格を知りたい方は、専門家や買取業者に査定を依頼しましょう。骨董品店の中には無料査定を実施している買取店もあります。利用できるのであれば、査定依頼をしてみることをおすすめします。

3種類の買取方法

買取店の買取方法は3種類です。それぞれ違う特徴があるため、象牙製品の詳細や自分の状況に合わせて買取方法を選択しましょう。

出張買取

出張買取は、買取業者が自宅や指定場所まで出張し、商品の査定や支払いをその場で行う買取方法です。象牙商品以外の骨董品も依頼したいのであれば、この買取方法がおすすめです。

買取の流れは、まず、インターネットや電話で買取店に申し込み、自分の予定と買取店の営業日をすり合わせて指定場所や訪問日を設定します。自宅に商品を保管している場合は、自宅に買取業者を招かなければならないため、注意が必要です。

買取業者が指定場所に着くとその場で査定が始まり、買取まで行われます。買取業者が買取った商品は、業者がそのまま運び出し、持ち帰ってくれます。

メリット

出張買取では、自分で行う作業がほとんどありません。申し込んだあとは、訪問日に立会って査定価格について話すだけです。買取業者が保管場所まで訪れるため、商品の梱包も必要なく、買取った商品はすべて買取業者がトラックに積んで持って帰ってくれます。

買取店に行ったり、梱包したりする必要がないため、自分の負担をできるだけ減らしたい方におすすめの買取方法です。

デメリット

出張買取のデメリットは、買取店によって対象エリアが設定されている点です。指定場所が買取店の所在地から遠ければ、その距離に応じて交通費がかかってしまい、買取店側の利益がなくなってしまいます。

ただし、条件付きで全国対応している店舗もあったり、全国どこでも無料出張している店舗もあったりなど、対応エリアは買取店によってさまざまです。依頼の際は、買取店の公式サイトを確認しておくことをおすすめします。

宅配買取

宅配買取は、買取を依頼したい商品を自分で梱包し、買取店に郵送して査定してもらう買取方法です。この買取方法はほとんどの買取店で利用できます。

買取の流れは、インターネットや電話で買取店に申し込み、依頼商品の詳細を伝えます。そのあと、商品が傷つかないように自分で梱包して配達業者に渡せば、作業完了です。数日後の買取店からの査定結果連絡を聞いて、買取を承諾すれば支払い、拒否すれば商品が返送されます。

無料の宅配キットを配布している買取店も増えてきているため、利用できるか確認してみましょう。

メリット

宅配買取の1番のメリットは、全国どこの買取店でも依頼ができることです。宅配買取に対応している買取店であれば、自宅から距離が離れていたとしても、インターネットや電話から申し込みが可能です。

依頼したい買取店が遠方にある方や自分の時間を極力使いたくない方は、宅配買取の利用を検討することをおすすめします。

デメリット

宅配買取のデメリットは、査定を依頼する商品すべてを梱包しなければならない点です。郵送途中に傷がつく可能性があるため、ひとつひとつ丁寧に梱包しないと価値が下がってしまいます。

骨董品が多く、梱包や配達に大きな負担がかかる場合は、宅配買取以外の買取方法で依頼しましょう。

店頭買取

店頭買取は、依頼商品を買取店に直接持ち込み、査定してもらう買取方法です。すぐに現金化できることが特徴です。

買取の流れは、依頼商品を梱包し、買取店に持ち込みます。買取店で相談後、すぐに査定が始まり、早ければ数十分後に支払いが行われます。

メリット

店頭買取の最大のメリットは、相談から支払いまで迅速に進むことです。買取店には査定のための設備が整っており、すぐに査定が始められるようになっています。早ければ30分もしないうちに査定が完了し、買取が完了します。

相談日の当日中に買取が完了するのは店頭買取のみであるため、即日買取を希望する方は、店頭買取がおすすめです。

デメリット

デメリットは、遠方の買取店に依頼する際に交通費がかかってしまう点です。自分で買取店まで商品を運ぶため、自宅から買取店までの距離が遠いほど負担が大きくなります。

ただし、近所の店舗に依頼する場合は、問題はありません。自宅の近くに依頼したい買取店がある方は、店頭買取をおすすめします。

まとめ

本記事では、

「中国の象牙彫刻はどこで売れる?買取場所や買取方法について解説!」と題して、中国の象牙製品の概要や買取方法について解説いたしました。

中国では、象牙製品は富裕層に好まれており、彫刻は優美で華麗な鑑賞用の品物として重宝されています。象牙は取引に制限があり、事業者登録が必要な場合があります。

主に骨董品店で買取が行われ、買取方法は「出張買取」「宅配買取」「店頭買取」の3種類です。自分に適した買取方法を選択しましょう。



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