美術品と言っても様々なジャンル、種類の美術品があります。多くのジャンル、種類の美術品の査定での注意点について紹介します。特に絵画や骨董品などの査定は買取業者によって差が出る場合も多くあります。気を付けるべき注意点についてよく知っておくことが大切です。

美術品の種類と鑑定や査定について

まず、美術品には様々な種類があります。日本の美術品、海外の美術品など多くの美術品を集めている人が多くいます。また、古い物や近代の美術品を集めている人なども多いでしょう。種類としては、主に次のような種類があります。

• 絵画（洋画、日本画、浮世絵）
• 書画、水墨画
• 彫刻
• 陶磁器
• 工芸全般

これらの美術品は、個人的嗜好や社会的評価を得るため、また資産として集められることが多い傾向です。そして、様々な美術品が日常的に多く売買されているでしょう。しかし、それらの美術品的価値としては、専門家に鑑定や査定をしてもらわないとよくわからないことも多いとされています。

美術品の鑑定とは

美術品を専門家によって「鑑定してもらう」とよく言いますが、「鑑定」とは専門的な知識を持つ人が、科学的、統計学的、感覚的な分析でその美術品の評価や価値の判断をすることを言います。そして、その鑑定の結果を記した報告書の「鑑定書」が発行されます。

「鑑定書」があると本物であり、価値があることを証明してくれるものです。

美術品は有名な作家のものや古い美術品などの方が評価が高まり、結果として価値が高くなります。貴重な材料や巧みな技術で作られたもの、作風が貴重なものは高い評価です。

古い物の基準としては、100年以上前に作られたものは貴重な骨董品として高く評価されることが多くなります。日本で言えば明治時代以前のものは骨董品的な美術品的価値があります。

鑑定と査定の違いについて

そして、美術品や骨董品などを見せて「査定」をするともよく言われます。「鑑定」と「査定」の違いについてもよく知っておくことが大切です。

鑑定と査定の違いについてですが、「鑑定」は真贋、本物か、偽物かを科学的、統計学的、感覚的な分析で評価する方法です。「鑑定書」を発行し、美術品や絵画の価値を法的効力もあるものとして評価するための証明書を一般的に出します。この「鑑定書」を訴訟などで価値の評価、証明として活用する場合もあります。

一方、「査定」はその美術品や骨董品の買取をする際の市場価値を評価するものです。買取を前提とした「査定書」で評価額の金額がわかりますが、法的な効力などはありません。「鑑定」と「査定」とではそれらの違いがありますので、注意してください。

買取依頼で査定を無料にすることが可能

また、鑑定は高額な費用が必要となりますが、査定の場合は、買取業者に依頼することで無料査定がしてもらえておすすめです。

買取業者にも美術品を専門とした鑑定士がいて、無料で査定をしてもらえることが多い傾向です。ただし、正式な鑑定ではありませんので、あくまでも今買い取った場合の市場価値を考えた上での査定額です。買取業者によって、査定額が上下し、様々な査定額になることも多いでしょう。

その点、「鑑定書」を持っていることで、買取の際に多くのところで、高額買取となるメリットがあります。一度正式に鑑定をしてもらって「鑑定書」を持っていることで、本物であること、価値があることの証明になり、いつでも買取を高価にしてくれていいでしょう。

美術品の査定での注意点

美術品の査定を行うことで、現在の市場価値、需要がわかっていい方法です。あまり有名な作家の美術品でない場合でも、高い査定額が付く場合もあっておすすめです。実はファンが多い美術品や希少価値のある美術品、海外などで人気が高い、最近注目されている美術品などがあって、高額の査定となることがあります。

また、反対に意外と思ったよりも査定額が低くなる可能性もあります。以前は人気があったが今は人気がない作家の場合や需要のない美術品の場合がありますので、査定額は変動するため注意が必要です。

また、多くの人が査定してもらう絵画や骨董品についても、特に注意すべき点がありますので参考にしてください。

絵画の査定での注意点！専門の買取業者に査定してもらう

絵画の査定では、不当に安い金額で査定されてしまう可能性が多いのも注意点です。絵画の価値や魅力は専門家でないとよくわからない点が多くあります。誰でも描けるように見えて価値が高かったりすることもあるでしょう。

絵画やそれぞれの美術品の専門の買取業者でないと、買取時の査定額が不当に安い場合があるため注意が必要です。

買取業者に査定を依頼する場合は、これまでどんな美術品を買い取っているのかをよくチェックして依頼することが大切です。自分が持っている美術品と同じような美術品を多く買い取っている業者に査定してもらうのがおすすめの方法です。どんなものが高価買取となるのか、需要を良く知っておくといいでしょう。

絵画の販売経路をしっかり持っている業者であることも大切

また、絵画の買取査定をする場合は、どのくらいの価格で買い取って販売できるのかを業者も考えます。そのため、販売経路をしっかり持っている業者の方が高い査定額を付けてもらえるためおすすめです。販売経路を広く持ち、オークションなどにいつも参加しているような業者に、買取依頼や査定依頼をしてみるよう注意しておくといいでしょう。

無名絵画でも高い査定をしてくれるような業者に依頼したい

また、無名作家の絵画の場合には買取を断れることも多くなります。しかし、無名作家の絵画の場合でも、ファンがいて人気があるケースもあります。最近の絵画の人気についても敏感な買取業者、画廊を持っている業者やオークションによく参加しているような業者に査定をしてもらうのがおすすめです。

無名作家の美術品などは、特に査定を依頼する業者選びに注意してください。

骨董品の査定での注意点

骨董品の査定でも注意点があります。様々な骨董品があり、専門の鑑定士がいる買取業者でないと正当に評価してもらえない可能性が多いでしょう。

骨董品の場合、古いというだけでは評価されないことも多く、有名作家のものや古くて希少価値があることが大切です。それらの価値に気づかない買取業者の場合は低い査定額の場合も多いでしょう。骨董品の場合も同じような骨董品を高く買い取っている業者に査定してもらうように注意してください。

美術品の高い査定額を得るためのポイント

美術品の高い査定額を得るためには、専門的な価値を評価してくれる業者、最近の需要や市場価値をよく理解している買取業者に依頼するのがポイントです。

そのためには、いくつかの買取業者で査定額を比較したり、今の買取市場、市場価値の変動について見極める必要があります。今が売り時かどうかも確認する必要があります。

LINE査定も上手に活用したい

最近では、買取業者の公式ラインに登録して、LINEで美術品の画像を送って査定してもらう便利な方法もあります。この方法ならば、簡単にいくつかの買取業者に査定をしてもらえておすすめです。

LINE査定をしてもらうことで、どこが専門的に査定してより高く買い取ってくれるのかどうかがわかりやすくなります。正式に買い取ってもらうためには、実際に見てもらって査定してもらうことが必要ですが、簡単な査定ならばLINEでできておすすめです。

例えば、今買取におすすめの時期なのか、需要が高い時期の美術品なのかを知るために活用してみるといいでしょう。今の時期はあまり人気がない、需要がないなどがわかります。

高額の査定には受賞や話題性も大事

美術品であれば「人間国宝」を受賞した作家や大きな絵画展の受賞をした際には、高い査定となることが多くなります。また、有名な映画などに出た美術品なども話題を呼び、高い査定になっておすすめです。こうした美術品の需要の変動、市場価値の推移についてもよく知っておくことがポイントです。

例えば、有名な作家が亡くなった場合、それらの作品を持っていることで価値が上がって査定額が上がるでしょう。

鑑定書や付属品などで高額査定、高価買取を目指したい

そして、高額査定をしてもらうには、鑑定書があれば本物の証明となり、高い査定額で買い取ってもらえていいでしょう。また、共箱や付属の資料などがあればそれらの付属品も揃えて買い取ってもらうことで査定額が上がります。セットものなどは、多くの種類をセットにして売ることで高く査定してもらえます。

まとめ

美術品の査定について紹介しました。美術品にはどんなものがあるのか、査定の注意点についても見てきました。美術品には偽物も多く、価値がわからないものが多くあり、高価な価値がありそうな美術品についてはきちんと査定をしてもらうことが必要です。

正式な鑑定には高い費用がかかりますが、査定の場合には買取を依頼すると無料でしてもらえておすすめです。現在の美術品の価値がよくわかっていいでしょう。しかし、専門の鑑定士がいない業者に買取を依頼した場合は、安く査定額で買い取られる場合があります。その美術品に関して、専門的知識や買取の実績がある買取業者に査定してもらうことが注意点です。

また、買取業者によって査定額が異なりますので、他の業者と比較しながら買取市場にも詳しい業者に査定をしてもらってください。専門家に査定をしてもらいながら、高額買取のタイミングを逃さないのがポイントです。

美術品の取り扱いに実績のある会社として、ぜひ弊社のような専門業者に鑑定や査定などをお任せ頂ければと思います。

査定をしてもらいたい、一度価値を見てもらいたい、買取依頼をしたいと悩んでいる場合には、弊社にお気軽にお問い合わせ頂き、ご検討願えればと思います。