2024.01.22
買取のポイント
2024.01.22
大阪にお住まいの方々で、現在、美術品を買取して欲しいと思っている方はいませんか?
現代の美術品(現代アート)の価値がわかりにくいという方も多いでしょう。
いろんな美術品がありますが、特にわかりづらいのが現代美術品(現代アート)と言ってもいいでしょう。
現代アートに対して、本当に価値があるのかどうかわからない、という声はとても多い印象です。今回は、そのような方々に向けて記事を書きました。
この記事では、
について知ることができます。
これから、投資したい!と思っている方々もぜひ一読ください。
目次
美術品の中でも身近なのが現代美術品(現代アート)です。
大阪でも東京でも、現代アートの展示や販売は多く見られますし、高く買取されることがあります。しかし、実際に現代アートを目にすると「このくらいなら自分でも簡単に描けそうかも」と思ったりしませんか。
そのような美術品に対して、買取価値が存在しているなんて信じられないという声もよく聞こえてきそうです。
例えばゴッホやモネ、ゴーギャンの絵画であれば、画家の知名度も相まってこの絵画には価値がある、と判断することができるでしょう。
一方で現代美術品(現代アート)は、現代の社会情勢や社会問題を反映し、批評や問題提起を感じさせる作品とされ、一見価値が分かりにくいものが多い印象です。そのようなものに高額査定がついたとしても、素直に納得できるかはよくわかりませんよね。
実際問題、昔の著名な画家の絵画でもよくわからないものはたくさんあるでしょう。しかし、特に現代アートは大衆向けにわかりにくいと言っていいかもしれません。
ただし、そこにもある程度の定義はあります。一般的に、現代の社会情勢であったり、社会問題を反映したモノ、社会や美術史への問題提起や批判性のある作品のことを、現代美術品、または現代アートと呼んでいます。
絵画や彫刻だけでなく、ジャンルにとらわれない多様な表現方法も現代美術品の特徴です。現代社会の流れ自体が、様々な分野で多様性が存在するため、現代アートが生まれたのは必然とも言っていいでしょう。
しかし、果たしてその現代アート全てで問題提起はされているのでしょうか。
マルセル・デュシャンは、現代アートの父と呼ばれているアーティストです。マルセル・デュシャンが、発表したアート作品「泉」は、現代アートのシンボル的存在と言われています。また、20世紀最大の衝撃を与えた美術品とも言われています。
例えばマルセル・デュシャンの作品で有名なものは、メンズのトイレットを横倒しし、「R.Mutt」というサインと年号が書かれただけのアートでした。このようなものを突き付けられれば、ストレートに「これがなんでアートなの?」と言った声がたくさん出てきてしまうことでしょう。
しかし、賛否両論あるからこそ、マルセル・デュシャンはアートの価値観を変革したとして大変評価されているのです。
それは、まさに既存の芸術の概念であったりシステム自体を問い正す意味をもつ作品だったのです。
私達は歴代の美術品を前にして、「そこに何が描かれているのか」ということを考えることに慣れていました。
しかし、現代美術品(現代アート)は、そのようなメカニズムにはなっておらず、「作家が何を考えているのかを読み解く」パズルのような仕組みになっているのです。
美術品とは、それを創造するアーティストが生み出し完結するものではなく、鑑賞する側が創造する行為に参加することによって作品が完成するのです。
それが面倒くさい、と考えるようであれば、そもそも現代アートの鑑賞は向いてないいかもしれません。現代アートは、決して親切ではなく、わかる人がわかってくれればいいという表現をしているといえます。
しかし、誰も評価してくれない作品では価値がありません。少なくとも誰かが理解し評価しているからこそ価値が生まれるのです。
作品を見て「わからない」という感想が出てくる、それが現代アートのスタートラインかもしれません。そして、考えることも現代アートの一端であり、考えることが楽しいと思うことができるようになれば、いつの間にか現代アートの魅力にはまっているのかもしれません。
例えば食べることが大好き、運動が大好きという人は多いけれど、美術品には全く無関心だという方は多数います。
人間にとって食べることは生死につながることであり必要不可欠なものですが、残念ながら美術品でお腹を満たすことはできません。
しかし実は、日本は世界的に見ても美術館やあらゆる展示場などの来場者数がとても多い国だということをご存知でしょうか。歴史の中の有名な美術工芸品はもちろん、現代美術品も含めて興味関心を抱いている人が多く存在するのです。
そして現代アートは鑑賞しながら思考して楽しむものである一方で、実際には資産価値があるものとして、巷で取引されています。
すでに、世界のアート市場は、7兆円を超える規模になっています。日本でも海外に追随し、資産としてのアートへの関心度が高まっています。今後もしばらくはこのような傾向は続いていくことでしょう。
その理由は以下にあります。
現代美術品には、実物資産であることから金融資産と比較しても価値が下がりづらいという特徴があります。
今後の日本では年金もたくさんもらえる訳ではありませんし、将来のことを考えて投資しなければならないと考えている人たちは多いことでしょう。できれば投資リスクが少ないものを選びたいと思っているかもしれません。その選択肢のひとつが、現代美術品なのです。
また、美術品には希少価値が存在しているものは、購入後手放したいと思ったときに買取を考えたとしても値崩れはなかなか起きにくいと言われています。
さらに、現代美術品のアーティストの知名度がアップすれば、例えば数万円程度で購入した現代アートが、数年後には数十倍以上跳ね上がることだって珍しいことではありません。
もちろん投資には失敗がない訳ではありませんが、それでも、現代アート自体の価値がゼロになるようなことは、ほとんどないと言っていいでしょう。
現代アートによる投資は、短期間で価格が大きく変動するということがほとんどありません。時間が経過するにつれて希少性が増していくため、じっくり長い目で見ることができる人におすすめの方法です。
短期的にキャピタルゲインを得たいという人向きではないのですが、価格高騰を期待することができます。
金塊を購入して、ずっと見つめて楽しいという方々はほとんどいません。しかし、現代美術品は、投資のため購入したとしても、飾って鑑賞して楽しむことができます。
もともと投資のつもりでアートを手に入れていない人たちは、鑑賞するために購入するのですから、投資目的で現代美術品を購入することはまさに一石二鳥なのです。
現代美術品は、素敵なインテリアにすることができ、それを鑑賞した人々を幸せな気持ちにしてくれることでしょう。
例えば将来のための投資だからと言って、必ず長期展望でずっとその現代美術品を保管していなければならないということではありません。
売りたいときに簡単に買取や査定してもらうことができるのも現代美術品の魅力です。
東京や大阪などの大都市はもちろん、日本各地で現代美術品を正当性のある価格で買取査定してくれる業者をいくつも見つけることができます。
当店でも現代美術品は数多く取り扱っていますので、ぜひ一度ご相談ください。
東京や大阪で現代美術品を店頭持込で買取してもらう場合、どのような業者に買取してもらうのかも大事なことです。そもそも、既に解説した通り現代美術品とはわかりづらいものなので、現代美術品に精通した知識を持っていない人から見れば、二束三文に見えてしまうことでしょう。よって相当安い価格で買取されてしまうかもしれません。
そのようなことがないように買取してもらうためには、リサイクルショップのような総合的なお店ではなく、専門買取店に依頼するようにしましょう。
それぞれの買取業者では、独自の方法で鑑定・査定をし価格を決めています。買取価格はあくまで査定する人や業者によるので、その違いを知ることは非常に大切です。
それを見極めるためには、一社だけで買取を決めてしまうのではなく、複数見積を依頼して比較して決めることが重要です。
東京大阪などお住まいの地域に業者がある場合は、店舗に足を運んで相談してみるのも有効です。
また、有名な作家はそれだけで高額になることがありますので、作者についても買取査定に出す前にもう一度確認してみましょう。
もしかすると美術品の購入時には手放すことは考えていないかもしれません。
仮にご自身で所持するためでも、保存状態は良い方がキレイな状態で鑑賞し続けられますし、もし手放したくなった場合はその保管状態が価格を左右することもあります。
大切な作品がより高く評価されるためにも、日頃の取り扱いには注意しておきたいものです。
いかがでしたでしょうか。
今回は、現代美術品、現代アートについて解説しました。
そもそも現代美術品とは一般的に分かりにくいものであるため、作家が何を考えているのかをパズルのように読み解く姿勢で楽しんで向き合ってみてください。
現代美術品は、投資対象としても価値のあるものとして、東京や大阪をはじめ全国でも人気が上がってきているジャンルです。
まずはアートを楽しんでいただき、買取ご希望の際はぜひ一度弊社までお問い合わせください。