2024.05.23
麻雀
2024.05.23
古くから多くの方に親しまれている麻雀は、丈夫な素材を使った麻雀牌を使ってゲームを行います。
老若男女を問わず多くの方に知られており、人數が集まればみんなでワイワイ楽しくできるテーブルゲームとして、初めての方とも仲良くなれると大人気です。
そして、麻雀牌も象牙や骨董品のような貴重な素材を使用している場合は、高価査定がつくことがあります。
しかし、麻雀牌の買取相場は、買取店ごとに大きく異なることが多いため、実際に店舗に持ち込んで正式な査定を依頼したほうがいいでしょう。
買取相場はあくまでも目安と考え、フリマやオークションなどの相場を参考にしながら、適切な値段で買い取ってもらえる買取業者を探すようにしてください。
また、麻雀牌は種類が多いため、全ての牌が揃っていないケースもあります。査定や買取に際しての注意点についてもこちらでご説明する予定です。
不要になった麻雀牌や関連の品物をお持ちなら、正確な鑑定と査定が必要です。
さらに、譲渡や売買に際し、トラブルが発生しないような良心的な買取専門店へ相談する必要があるでしょう。
この記事では、古い麻雀牌をお持ちの方に向けて、価値のある麻雀牌、素材ごとの買取相場、麻雀牌の買取で注意すべきことなどについて解説しています。
骨董品や美術品が趣味で、麻雀牌をコレクションしている方が世界中にいらっしゃいます。
お持ちの麻雀牌が気になっているなら、一度正式な鑑定を依頼し、正しい価値を確認してみてください。
目次
日本でも人気のある麻雀ですが、19世紀中頃の中国で誕生した比較的新しいゲームです。
20世紀に入ると、20世紀中頃から世界中に広まり、多くの人々に親しまれるゲームになっていきました。
そして、日本へ入ってきたのは、明治40年代です。
麻雀牌に使用されている素材は多種多様です。
古いものは、動物の骨、鮫の骨などを使用して作られていました。
広く普及し、宮廷でも遊ばれるゲームになってくると、高級な素材が使われるようになりました。
例えば、純銀製、瑪瑙(メノウ)製、ベッコウ製などの麻雀牌です。
そして、今では大変貴重になった象牙も希少で高級な麻雀牌です。
現在の麻雀牌は、アクリルや、練り物で作られているものが一般的です。
象牙製の麻雀牌は、高級なピアノの鍵盤にも使われているように、適度に汗を吸収し、手に吸い付くような感じで、手触りの違いが素人でもわかります。
現在、麻雀に使用されている普及品としての麻雀牌は、気軽に利用できる樹脂製の牌が主流になっています。
こうした樹脂製の麻雀牌は、素材の価値がほとんどなく、ゲームとして利用できるものであれば、定価を超えるような高い査定がつくことはないでしょう。
ポイントは、古美術や工芸品として取り扱われていた麻雀牌の場合です。ご自身でよくわからない場合は、どんな品物であっても、一度正式な査定を行い、お持ちの麻雀牌の価値を正確に把握するようにしましょう。
象牙製の麻雀牌は、どんなものでも高級品です。
象牙を使い、有名作家が丁寧に作った美術的価値の高い工芸品なら、1セットで30万円前後の買取価格になることがあります。
また、象牙は素材自体が高級品として取り扱われています。
象牙が使われた麻雀牌なら、作家物に関係なく、高額な買取価格が期待できるでしょう。
しかし、象牙は偽物が普及しており、他人から譲り受けたものや、中古で購入したものは、一度は専門家による査定を受けておくことをおすすめします。
麻雀牌の価値の違いは、素材ごとに大きく異なります。
主な素材は、べっ甲製、瑪瑙(メノウ)製、螺鈿細工製、象牙製、牛骨製、純金製です。
この章では、素材を基準とした麻雀牌の買取相場の目安について解説します。
べっ甲は、ウミガメの一種「タイマイ」の甲羅のことです。
麻雀牌の裏面は、明るい赤と黒と黄色を混ぜた色で見分けることができます。
半透明で美しいツヤがあります。
現在でも数多く流通しており値段は低めです。
ただし、古い製品で歴史的な価値のあるものは、高額査定がつくことがあります。
メノウは、微細な石の結晶です。
一般的には、宝石、高価な天然石などで見かけます。
麻雀牌にすると、全体的に茶色く、絵柄は白色です。
高額買取になる条件としては、「天然瑪瑙」「鑑定書付き」などの品物です。
付属品の有無も重要です。
「天然瑪瑙」「鑑定書」「Agate(瑪瑙の意味)」の3つが揃っていれば、数十万円以上の高額査定になることがあります。
螺鈿細工とは、貝類を彫刻してはめ込む技法です。
使われている貝の素材の多くは、ヤコウガイやシロチョウガイで、その種類により値段が上下します。
現在主流の麻雀牌と似ているため、判断が難しいことから、専門家に正式な査定をお願いしましょう。
螺鈿は、インターネットでも流通量が大変少なく、収集家には高い人気があります。
象牙製麻雀牌は、貴重であり、素材だけでも大変高価です。
さらに、重ければ重いほど、高額買取が期待できます。
「象牙製麻雀牌」は、本物の象の牙で作られており、色、艶、重さの全てにおいて申し分なく、ちょうどいい麻雀牌です。
現在、象は、生体保護の動物で、象牙の輸入は禁止されています。
そのため、象牙製の麻雀牌を作ることができなくなっており、貴重な品物です。
昔作られた象牙の麻雀牌は、古ければ古いほど、高価査定が期待できます。
麻雀牌によって象牙の割合が異なり、象牙を50%や75%ほどに抑えている麻雀牌もあります。
やはり、高価買取できるのは、100%象牙製の麻雀牌です。
しかし、麻雀牌が全て100%象牙製でも、サイコロや点棒になると象牙製でない、という場合があります。
当然ですが、全てが100%象牙製の品物の方が、高価買取に繋がりやすくなります。
また、保存状態も買取価格に影響します。
今お持ちの麻雀牌も、傷や汚れを付けないように、ケースに入れて大切に保管しておきましょう。
必ず「象牙取扱に関する証明書」を確認し、偽物を査定に回さないようにご注意ください。
麻雀牌の中では最も安く、一般の方への流通量も多めの普及品です。
牛の骨は、加工しやすく作りやすいのですが、安価で入手できるため、古い品物でも高い値段がつきません。
色や模様が豊富で、気になる方は、査定依頼してもいいでしょう。
サイの角でできた麻雀牌とよく似ていますが、こちらは象牙製以上に貴重な品物です。
純金製の麻雀牌の買取相場は、金の相場により上下します。
麻雀牌1個の重さによって値段が大きく変わることにご注意ください。
麻雀牌1つの重さは概ね45〜55g程度ですが、全て揃っていると、買取価格が100万円を超える場合があります。
しかし、純金製麻雀牌は、一式全て揃っていない場合でも、1個の麻雀牌だけでも値段がつき、バラ売りが可能です。
比較的新しく製造された麻雀牌の中でも有名高級ブランドの麻雀牌なら、買取価格が数万円〜10万円前後で買取できるケースがあります。
高級素材が使われているだけではなく、記念モデル、ブランド価値などを含めての総合評価です。
人気の高級ブランドの中では、グッチ、フェラーリ、ラルフローレンなどの麻雀牌の買取事例があります。
次に、麻雀牌の査定買取において、注意すべき重要な項目について整理しましたのでご確認ください。
麻雀牌は、予備も合わせて合計で144枚もあります。
保存箱もあると高価査定です。付属品は、リーチ棒などです。
象牙の麻雀牌では、経年劣化により、黄ばみや変色が見られますが、象牙の特徴であるため、査定への影響が少なく、飴色に変化すれば、逆に高評価になることがあります。
しかし、カビの発生はマイナス査定になることにご注意ください。
麻雀牌は、使用すればするほど、角が擦れて汚れがつきやすくなります。
傷や汚れは、象牙ならあまり査定額には影響しません。問題なく買取できるケースがほとんどです。
麻雀牌は長く使用すればするほど、手の脂分によって牌の図柄の色が抜けていきます。
色の入れ直しが可能で、何度も補修して利用できるため、問題なく買取できます。
この章では、麻雀牌の鑑定や買取でおすすめできる優良業者の特徴について解説しています。
麻雀牌の中でも象牙製のような高級な品物になると、骨董品や美術品としての価値があるため、骨董品や古美術を取り扱うような優良業者なら大切に取り扱い、丁寧な査定を実施しています。
祖父が所有していた麻雀牌、蔵や倉庫の整理で出てきた古い麻雀牌などを誤ってゴミとして処分しないようにご注意ください。
査定すれば、数万円〜数十万円の値段がつくことも珍しいことではないからです。
本記事では、麻雀牌の鑑定や査定、買取をお考えの方に向けての参考情報を提供いたしました。
お持ちの麻雀牌の鑑定・買取をご希望なら、信頼できる麻雀牌取扱専門店、麻雀牌の取り扱い実績の豊富な骨董品店・古美術商などに正式な鑑定・査定を依頼すべきでしょう。
また、麻雀牌の査定・売却に関して、何かお困りごとがあれば、弊社にもぜひ一度お問合せください。