2024.11.22
作家名
2024.11.22
ロバート・ロンゴは、アメリカニューヨーク州出身のニューペインティングに関する現代アーティストです。また、映画監督としても活躍しており、自身の映画作品を公開しています。
1953年生まれで、活動期間が長く、すでに多数の作品が生み出されていますので、多くの方からの高い評価があります。
国内でも海外でも高い評価を得ている作品が多いことから、これまで制作してきた作品も高値で査定・買取されています。
ロバート・ロンゴの作品の大きな特徴といえば、エッチングやリトグラフなどの技法を駆使して制作された版画作品が大変人気となっている点です。
インテリアとして飾る方も多く、探し求めている人も多数います。
ロバート・ロンゴの作品は、メディアでも取り上げられる機会が多く、多くの人が目にするテレビ番組でも紹介されていることがあります。
また、作家本人も、絵画や版画にあきたらず、ビデオアートや映画制作の分野にも進出していることから、多彩な芸術表現が可能です。
新しい作品は、ドローイング、コンバイン、パフォーマンス、映画、ビデオ、音楽など多岐にわたるため、必然的に注目度が高くなる優れた才能溢れる現代アーティストの一人だといえるでしょう。
そのようなロバート・ロンゴの作品を探している方が年々増えているのも不思議なことではありません。
世間で話題になる機会が増えるにつれて、彼の作品が高価査定になることも多くなってきています。
美術品としての価値も十分にあり、安定した売買実績があることから、所有していることにも大いに価値がありますし、安心感もあります。
世界を代表するニューペインティングアーティストであるロバート・ロンゴは、国内外を含めて世界中に多くのファンがいます。
初めて査定を依頼すると、その価値の高さに驚くことになるでしょう。
本記事では、ロバート・ロンゴの経歴や作品の特徴を中心にご紹介していきます。
また、ロバート・ロンゴの作品の査定・買取価格の目安や作品の価値についてもわかる範囲でご紹介していきます。
すでにロバート・ロンゴに興味のある方はもちろん、これからロバート・ロンゴの作品を集めたい、と考えている方にとっても有益となる情報提供を行っていきます。
目次
ロバート・ロンゴは、アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン生まれのニューペインティングアーティストです。
1953年に生まれ、木炭やグラファイトを使った作品『メン・イン・ザ・シティーズ』が高い評価を得たことがきっかけで、美術界の多くの人に評価されるようになり、その後一般大衆に対しても大変な人気が出るようになりました。
また、ペインティングの枠を超え、絵画や版画にあきたらず、ビデオアートや映画制作などの派生分野にも進出して素晴らしい成功を収めています。
ロバート・ロンゴの作風は、都会的でスタイリッシュなため、そのような彼の作品を好む方に大変な人気を誇っています。
1975年には、バッファローのニューヨーク州立大学を卒業しました。
その後、1976年になると、バッファローのホールウォールズで初の個展を開催しました。
ロバート・ロンゴは、アメリカよりも、ヨーロッパでの評価が高いと言われています。
その理由は、大学卒業後から、ヨーロッパ各地にてペインティングなどのパフォーマンスを積極的に実施していたからです。
1982年になると、ドイツ・カッセルの「ドクメンタ7」にも出品しています。
さらに、1985年には、オランダ・アムステルダムで個展を開催しています。
いずれもヨーロッパでの出来事です。
ロバート・ロンゴはヨーロッパから先に評価が高くなっていたために、アメリカからではなく、ヨーロッパから世界中へと彼の作品とその才能が知れ渡ることになったということになるでしょう。
ロバート・ロンゴの出世作となったのが、代表作「メン・イン・ザ・シティーズ」でしょう。
木炭やグラファイトを使いスタイリッシュで意欲的な作品「メン・イン・ザ・シティーズ」シリーズが登場したことによって、専門家からの高い評価を得ることができました。
このことがきっかけになって、ロバート・ロンゴの名が世界中の多くの人に知られるようになり、その後一般大衆に対しても大変な人気が出るようになりました。
ロバート・ロンゴを知るうえで、彼と日本との関わりも無視できるものではありません。
「メン・イン・ザ・シティーズ」シリーズが成功した頃と重なる1986年には、東京のスパイラルホールで「ロンゴ・イン・トーキョー」が開催されました。
この頃、「メン・イン・ザ・シティーズ」シリーズが、アメリカ国内3カ所を巡回し、大成功を収めています。
さらに、1989年には、ロサンゼルス郡立美術館で大規模な回顧展「ロバート・ロンゴ」が開催されました。
そして、1995年には「JM」でロバート・ロンゴは映画監督に初挑戦しています。
その映画作品には、日本の俳優北野武が起用されており、当時の日本でも大変な話題となっていました。
ロバート・ロンゴの作風を知るには、彼の作品で最も有名で高い評価を得た作品である「メン・イン・ザ・シティーズ」を見ると一目瞭然です。
写真を精巧に模写して、木炭やグラファイトなどを用いたドローイングによる絵画作品がロバート・ロンゴの作風の大きな特徴となっているからです。
エッチングやリトグラフなどの技法もしっかりと多用されて丁寧に制作されたロバート・ロンゴの版画作品は、フラットな版面としてインテリアにして飾って鑑賞する方が多く、利用価値の高い美術品として、様々な業界からの需要があります。
メン・イン・ザ・シティーズ
無題 Ⅴ「Men in the Cities 1990」より リトグラフ、版画
無題 Ⅳ「Men in the Cities 1990」より リトグラフ、版画
Mery I S カーボンランダム
Gun Study カーボンランダム、紙
JM(1995年、映画)
ロバート・ロンゴの買取価格情報の一部が公開されていましたので、参考情報として紹介します。
ロバート・ロンゴは人気のニューペインティングアーティストです。
特に人気があるのは「メン・イン・ザ・シティーズ」の連作です。
ポスターであっても見積価格3万円以上で出品されているのをよく見かけます。
オークションになると、リトグラフ作品の「メン・イン・ザ・シティーズ」は、437万円で落札された事例があります。
こちらは、リトグラフ5点組で、エディション48、各作品にサインが入ったものです。
版画でもこのような高額価格で落札されていますので、オリジナル作品ならさらに高額での落札が予想できます。
ロバート・ロンゴは、映画監督としても成功しています。
ロバート・ロンゴにしか表現できないような役者に躍動感のある動きを持たせた人物画「Rick」「Barbara」などに高い人気があり、高価査定がついて買取している例が多数見受けられます。
高い人気を誇るため、版画作品の他にポスターも多数販売されています。
しかし、買取の際には当然ですが、真作であることが重要なポイントです。
本人のサインがあること、版画の場合はエディション数が書かれていることなどが真作として査定できるポイントとなるでしょう。
さらに、保存状態が良いほうが高額査定がつきます。
ロバート・ロンゴの作品は、世界中においてすでに高い評価と知名度があります。
真作なら間違いなく、高い査定がつきます。
ここまででロバート・ロンゴの経歴や作品の特徴についてわかる範囲でご紹介いたしました。
ここからはすでにロバート・ロンゴの作品を所有してる方や、これから所有を検討している方に向けて、高値査定や売却のポイントについてご紹介していきましょう。
美術品等の査定買取では、作品や作家の知名度が高いほど、査定買取も高くなるのが一般的です。
発売直後の作品は、メディアで取り上げられる機会が増えます。
一時的に認知度が高まり、注目されると、査定額が大幅にアップします。
ロバート・ロンゴはすでに世界中から高い評価を集めている著名なアーティストです。
過去に本人が手掛けた作品なら、状態が綺麗かつ発売直後の状態をキープしているなら、期待以上の査定結果が出ます。
人気芸能人や海外セレブがアーティストの作品やグッズを愛用しているという情報がニュースやSNSで出ることがあります。
すると、「突然人気が高くなる」ことがあります。
過去にトレンドとなった作品は、発売後長期間経っていても、再度注目が集まって高額査定で買取できることがあります。
ロバート・ロンゴは、その知名度も抜群で、作品の評価も高く、世界的にも認められている魅力的な現代アーティストです。
彼の作品の売却を検討するなら、関係ないような分野での情報にも敏感になり、こまめにメディアやニュースなどを取り入れ、売却の時期を見極めることが重要となるでしょう。
ロバート・ロンゴの作品は、真作は作品の数が少ないため、アートオークションなどで希少価値の高い作品はすでに高額落札されています。
作品のサイズや作品の内容によっても買取金額は大きく異なりますが、ロバート・ロンゴ作品の売却をご検討の際にはぜひ弊社にもお声掛けください。
本記事では、ロバート・ロンゴの経歴や作品の特徴、その作品の査定価格の目安と売却時の注意点について詳しくご紹介しました。
「ロバート・ロンゴ」は、すでに高い人気があるだけではなく、世界中で専門家にも高く評価されている優れた現代アーティストです。
これからロバート・ロンゴの良質の作品を集めようと考えている方も、別のアーティストの作品が欲しくなって手放そうと考えている方も、ロバート・ロンゴの作品を査定・売却したい方は、ぜひ弊社にお問合せください。