2024.11.22
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2024.11.22
「中国段通を持っているが、買取依頼が可能かどうか」「どんな業者に買い取ってもらえば、高価買取が可能なのか」「買取値段はどのくらいなのか」「買取方法は、どんな方法がおすすめなのか」を考えるも多いでしょう。
中国段通の魅力と買取の値段や依頼の方法について紹介しますので、参考にしてください。
目次
まず、中国段通とはどんなものかですが「段通」とは、手織り絨毯のことです。手織り絨毯は「ペルシャ絨毯」などが有名ですが、中国には「中国段通」という有名な手織り絨毯があります。
中国段通の特徴は大きな花柄で、端に房が付いているのが特徴です。
中国段通は、ウールやシルクなどで作られていて、昔フランスからの注文で作られていたもののため、フランス人が好む花柄が多くなっているとも言われています。
「中国段通」と「ペルシャ絨毯」の違いについても紹介します。
「ペルシャ絨毯」は、軽量で比較的薄いのが特徴です。薄く毛足が短いためダニなども入り込みにくくなっています。
「中国段通」は、重くて厚みがあるのが特徴です。厚みがあって強度があり、50年以上使い続けられることなども魅力です。ただし「中国段通」の場合は、横糸を縦糸に通して織っているだけで結んでいないため、80年~100年持つといわれている「ペルシャ絨毯」と比較した場合には耐久性がないとも言えます。
また、柄については「ペルシャ絨毯」は一点ものの手織りとなりますが、「中国段通」の場合は同じ柄同じデザインやサイズがかなり多くなっているのが違いです。
中国段通の技法としては、厚みがあるように作られていて「カービング」と呼ばれる技法が特徴です。柄が浮き彫りになるような技法が使われています。
製品が織り上がった後に「カービング加工」が行われ、電動ハサミで柄の境目に溝を掘り込んでいきます。そうすることで柄が立体的に見えるようになり、美しい花柄などがきれいに見えるようになっています。
こうして、手織りした後も「カービング加工」をして作られる中国段通は、時間も掛けて丁寧に作られている絨毯です。厚みがあって独特の優しい風合い、触り具合がありながら、繊細な柄が際立つ加工が人気となっています。
美術品としても評価が高い中国段通と言えるでしょう。中国段通は、高級なイメージがあり、部屋のインテリアアクセントにもなり、愛好家も多い絨毯と言えます。
中国段通はいつ頃から作られているのかというと、その歴史は古く紀元前221年からの秦漢時代の王宮で使用されていたものと言われています。中国では、昔から何世代にもわたって使用されてきた伝統的な美術工芸品です。2,300年以上の歴史がある伝統的な織物となっています。
そして、中国段通がたくさん作られるようになったのは明朝時代の1368年~1644年頃からと言われています。日本に入ってきたのは、昭和初期頃ともなっていて「天津段通」などとして輸入され始めます。
中国段通で高価買取となるものは、現在存在している最も古いものは、明朝時代以降の1600年頃~1800年ごろに生産されたものです。これらを持っているとしたら骨董品、美術品として高額買取となっておすすめです。
改めて、中国段通の魅力と人気をまとめてみますので参考にしてください。
中国段通は、厚みがありボリュームがあることからクッション性や存在感があること、しっとりふんわりした肌触り、温かみが魅力の一つです。
また「カービング加工」による陰影のある立体的で華やかな図柄が魅力です。そして、歴史があるために、一つ持っておくとクラシカルでシックで趣のあるインテリアにもなる魅力があります。
中国の歴史のある高級な絨毯を持っているという喜びがあるでしょう。
そんな歴史的にも古いものがある中国段通ですが、使っていた中古でも売れるかどうかも気になります。
近年は化学染料で染められたものも増えているため、古い中国段通で天然染料で作られた昔ながらの段通は希少価値が高くなっています。そのため、買取にもおすすめです。
古くて価値のある貴重な中国段通ならば、中古でも買取可能となっています。ただし、中国段通はあまり長く使ったものなどの場合は、傷みが激しい物もありますので、状況次第です。日光による退色や虫食い、シミなどがある場合は厳しい場合もありますので、注意してください。
中国段通の買取を希望する場合は、保管方法などにも気を付けていい状態を保つことも大切です。意外と擦れやすくなったりしますで、大事に使って買い取ってもらうといいでしょう。
中国段通の買取値段ですが、織り方の密度、パイルの段数によって異なります。密度が濃い物の方が高い買取値段となります。大体120段~160段などの段通が多く、一般的に大体200段以上から300段までが高額買取です。
状態がいい場合は一般的な中国段通で次のような買取相場となります。サイズによっても買取の値段は変わりますので、小さなサイズの場合は安くなります。
・シルク製120段の場合 15~20万円
・ウール製の場合 7~10万円
また、長い歴史のある中国段通は作られた年代でも大きく値段が異なります。古い物はとても高価な値段で査定されますので、一度見てもらってください。1600年頃~1800年ごろに作られたことなどがわかれば高額買取です。また、そこまでいかなくても100年以上前、1900年代の前半までぐらいのものを持っているならば、高く買い取ってもらえます。
どのような経緯でいつ頃手に入れたものなのかなどをしっかり調べておくといいでしょう。
中国段通は、インテリアや美術品としての価値が高く評価されるため、図柄もよくチェックされます。フランスからの注文で花柄が多いのですが、最近では、中国富裕層によって、中国美術品の買戻しが行われていて、中国寄りのデザインも人気です。需要が高いものとなっています。
また、柄は「カービング加工」で立体的な図柄になるため、細かで複雑な図柄の方が高価な値段での買取が可能です。細かな図柄ならば、たくさんの糸が使用され、手間暇を掛けて作られたことになります。
中国段通の買取依頼方法についても紹介します。まず、どこに買取を依頼したらいいのかですが「骨董品」を買い取ってくれる業者がおすすめです。
「中国骨董品」の買取業者を探すといいでしょう。「中国骨董品」には様々な種類の骨董品がありますので、どんな種類が買い取られているのかも参考にしてください。
これらの中国骨董品を買い取ってくれる業者の場合は、段通の買取もしてくれる業者が多いでしょう。
また「ペルシャ絨毯などの絨毯買取専門店」や「家具などの買取専門店」で買い取ってくれる場合もあります。
「中国段通」で実際の買取実績があるのかどうか、買取実績で中国段通の実際の画像や買取相場が書かれているのかをチェックしてみるといいでしょう。
中国段通は大きなサイズの場合には、宅配買取では送りにくい場合があります。中国段通は厚みがあるために折り畳むことが難しい場合があります。また、厚みがあり、重たい段通も多いため、サイズや数を考えて買取方法を選ぶことが大切です。買取依頼しやすい方法を選んでみるといいでしょう。
出張買取も全国に対応している買取専門業者もあるために、よく調べてみるのがおすすめです。
中国段通の買取依頼の流れについても紹介します。
骨董品、中国骨董品、絨毯、家具などの買取業者で「中国段通」の買取実績のある業者をホームページなどから検索する
どんな段通を何枚持っているのか、サイズなどを電話やメールなどで業者に伝える
店頭へ持ち込むか、出張買取か、宅配買取かの買取依頼方法を選ぶ(どの方法も無料な場合が多い)
実際に中国段通を鑑定士などに見てもらい、査定金額を教えてもらう
納得したら買い取ってもらう
店頭買取や出張買取の場合はその場で買取金額が支払われることが多い(宅配買取の場合は後日振込などの場合が多い)
中国段通の歴史や魅力について紹介しました。古い歴史を持つ中国段通はペルシャ絨毯などとともに人気のある絨毯です。美しく、立体感のあるような花柄などの図柄が人気です。
また、中国骨董品は最近人気があり、特に1911年以前の骨董品を持っている場合は高価買取もあっておすすめです。中国人による古い中国骨董品の買戻しも行われています。
ただ、中国骨董品には、贋作もあるため、本物かどうか調べることも大切です。骨董品や美術品、中国美術品などの買取実績のある業者に買取依頼して見てもらうといいでしょう。
買取依頼をすることで、無料で査定してもらえておすすめです。
様々な種類の中国骨董品がありますので、できれば中国段通に知識のある鑑定士がいる業者に査定をしてもらうのがいい方法です。
人気の中国段通を持っている場合は、高価買取の可能性がありますので、査定を依頼してみるといいでしょう。中国骨董品の買取に実績のある業者に、鑑定や査定をしてもらうことで、リサイクルショップや一般の買取業者よりも高く査定してもらえます。
中国骨董品、段通の買取に実績のある会社として、ぜひ弊社のような専門業者にお任せ頂ければと思います。
一度鑑定してもらいたい、買取依頼をしたいと悩んでいる場合には、弊社にお気軽にお問い合わせ頂き、ご検討願えればと思います。