2024.01.22
買取のポイント
2024.01.22
仏像をどう処分していいかわからない、という方々は多いのではないでしょうか。
仏像の引き取り方法はいろいろあります。
今回は、そのような仏像の処分、引き取り方法がわからないという方々のために書いていきます。
この記事では、
について知ることができます。
仏像って安易に廃棄処分してしまっていいものかしら?と思っている方々は、
ぜひ一読ください。
目次
そもそも仏像が何かということを考えたことがあるでしょうか。
「仏」や「仏陀」とは、仏教の世界において、完全な悟りを開いた人のことを言います。「仏像」とはその仏の像、偶像化されたモノのことを言います。
仏教の世界において悟りを開くことは、煩悩や迷いを取り払い、迷いのないあの世へ行くことができるとされているため、多くの人たちが仏像を崇拝しています。
物品として扱うのであれば、不要になればゴミとして廃棄処分してしまえばいいでしょう。しかし、仏像には作り手によって「魂(たましい)」が入魂されているとも言われ、信じられています。
そのように理解してていれば、安易にゴミとして廃棄できるはずがないのです。
何かの理由で仏像を手放したいと思ったとき、引き取りの方法にはいろいろあります。ただし、仏像を引き取ってもらう前には「魂抜き」をしなければいけません。
中には、コレクションとして仏像を多く集めているという方々も多くいらっしゃることでしょう。そういう場合、それ程仏教に対して精通した知識がない方もいるのかもしれません。
仏像は美術品としても価値が高いものもあり、高額で売買される可能性があるからです。
では仏像の魂抜きは、どのような状況のとき必要なのでしょうか。
それ程仏教に精通していないのであれば、安易に仏像を捨ててしまえばいいという気持ちも生まれるのかもしれません。
昔と比較しても安易に仏像を購入する人たちも増えてきました。中にはコレクションの一環で仏像を集めはじめて、すぐに飽きて廃棄処分してしまおうと思う方々もいるのかもしれません。
しかし、仏像とは仏の姿を表現した像であり、作り手である掘り師によって魂が込められています。現在でも寺院で新しい仏像を設けた際、必ず「開眼式」という魂を入れる儀式がされています新しく仏像を購入した時にも魂入れを行ってもらうこともあります。
魂抜きとは、逆の発想であり、像に既に宿っている仏様に天界へと帰っていただくための作業です。
ですので、仏像には仏師、僧侶らによって魂が入魂されて考えられるため、手放すときには魂抜きをした方がよいとされています。
実際に、仏像を手放したいという場合、必ず魂抜きしなければならないかといえば、そのような法律がある訳ではありません。ですから、何もせず捨ててしまうことも何ら問題はないのです。
しかし、いろいろ調べてみるとわかると思いますが、仏像を処分するときには魂抜きが必要と書かれているのではないでしょうか。それは、仏像を所有する人は、仏教やその教えに精通している人であるという前提が存在しているからです。
仏像の魂抜きをすることで、仏像に感謝の念を伝えることができますし、バチが当たってしまうかも、といった不安も解消することができるのではないでしょうか。
安心した気持ちで仏像の引き取りを進めたいと考えるのなら、この魂抜きとも真剣に向き合うといいのかもしれません。
買取り業務をおこなう骨董品店では、この魂抜きをサービスとして提供しているところもあります。このあたりのことは、直接問い合わせをして確認するといいでしょう。自分が魂抜きをしなくても、専門家にお任せできるためとても便利です。
仏像には、いろいろな引き取りの方法があります。
それぞれを解説します。
自治体のごみで捨てるというのも仏像を引き取ってもらうためのひとつの手段と考えることができます。
ごみとして処分する際には、素材、大きさによってごみの区分が違ってくるため、正しく分別し廃棄処分する必要があります。
例えばですが、大阪市の場合、木製の仏像を廃棄処分するのであれば普通ごみとしての扱いになります。また、真鍮などの金属で作られた仏像であれば、資源ごみとして処分することになります。
区分や粗大ごみとして処分する際かかる費用についてはそれぞれ自治体によって違うため、ネットで確認するか、直接自治体の担当窓口に問い合わせてみてください。
しかし、仏像をゴミとして捨てる場合には、完全に単に空き缶や空き瓶と一緒のモノとして扱われてしまうため、気になる方はそれ以前に魂抜きなどの配慮をしてみてください。
仏像の引き取りの方法には、お寺で処分してもらう方法があります。
日本で一般的に、誰かが亡くなった場合、僧侶に仏壇や墓石の前で読経して貰います。これは亡くなった方の魂を仏壇やお墓に宿らせる儀式、魂入れとも呼ばれます。
同様に、魂抜きとして仏像だけではなく、仏壇や位牌などの仏具の供養と処分を引き受けてもらうこともできます。
閉眼供養してもらい処分までを一貫して依頼できるため、安心して処分することができる方法です。
ただし、お寺に供養と処分を依頼する場合、お布施として、3万円から10万円程度の費用を支払う必要があります。
同じ宗派のお寺で、仏像の供養、引き取りを行っているお寺を見つけることができれば、どのお寺に依頼しても構いません。ただし、中には「檀家」と言われる懇意にしている家庭以外のそのような依頼は断っているお寺もあるため、あらかじめ問い合わせも必要です。
仏像は、購入したお店で引き取りしてもらうことができる場合があります。まずは、引き取りが可能かお店に直接確認をしてください。費用や引き取りの対象となる製品はそれぞれお店によって違ってきます。
そのようなお店に依頼をすれば、しっかり供養してもらうことができる安心感があるでしょう。ただし、店舗で実施していいるわけではないことがほとんどなので、多少の不安も残ってしまうかもしれません。
供養が終了した後、証明書を発行するサービスを提供しているお店もあるので、確認してみるといいでしょう。
仏像の引き取り方法には、知人に譲り渡すという選択肢もあります。
仏像は信仰心が強い人たちや、美術品のコレクターに人気があるため、状態にもよるのですが譲渡先はそれ程苦労しないでも見つかることもあるでしょう。
個人的には、人に渡す場合でもできるだけ仏教のことを理解している、仏像を正しく扱うことができる相手に譲りたいものです。
仏像は、不用品回収業者に回収してもらうことも可能です。
遺品整理などしていると、いろいろ処分したいものが出てきて、その中に仏像も混じっていることがあるかもしれません。そのようなシーンで不用品が大量に出れば、分別作業だけでも相当な手間と時間がかかってしまうでしょう。しかし、不用品回収業者に依頼すれば、分別からすべて任せられるので、効率的に処分することができます。
ただし、不用品回収業者の中には信頼の出来ない業者もあるため、やはり業者選びは慎重に精査する必要があります。
仏像は、買取業者に買取してもらうことが可能です。
ただし、一般的なリサイクルショップなどは専門性がかなり乏しく、価値のある仏像でも安い買取額で買い叩かれてしまったり、買取を断られることもあるため、できるだけ専門店で買い取ってもらうようにしてください。
やはりおすすめしたいのは、専門の買取業者への依頼です。
仏像は骨董品であるため、素人目ではなかなか価値がわかりづらいですが、専門知識を持っている買取業者に鑑定・査定依頼することで思いもよらぬ高額査定を得られえることがあります。
特に、金でできた仏像などは金相場で買取査定がされるため、1,000,000円を超えるケース出てきます。
そもそも仏像を買取してもらうこと自体、なんだか気が引ける、と思っている人もいることでしょう。
しかし、売ること自体は法的に問題があるということではありません。
そして、仏像は歴史的価値や素材の価値はもちろんのこと、その造形の美しさからも美術品・骨董品としての価値が存在しているのです。そして、そういった美術品の収集家も多く存在します。
とはいっても、期待していたにも関わらず査定価格が数千円程度のこともあります。逆に、想定外の数百万円といった査定が出る場合もあります。
仏像の価値は、製造された「国」や「作者」「歴史」「保存状態」「素材」など様々な要素で決められていきます。もしも円空などとの有名作家の仏像をお持ちであれば、想像を絶する買取価格がつくかもしれません。
ごく一般的に言えば、素材で査定されることが多く、既に解説していますが、金が含まれている仏像であれば、かなりの高額で買取されるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
今回は、仏像の引き取り・手放し方について解説しました。
仏像の引き取りには、ゴミとして廃棄処分する、友人知人に譲渡する、不用品回収業者に回収してもらうなどいろいろな方法があります。
その中でもやはり特におすすめしたいのは、買取業者に買取を依頼することです。
美術的価値のある仏像であれば、思わぬ買取価格になることもあります。
あなたや家族が大切にしてきた仏像が、新たに誰かの手に渡って大切にされ続けるのもいいでしょう。
実は手放したい仏像があるけど困っている、そんなときはぜひ、お気軽に一度お問い合わせください。