2024.11.22
作家名
2024.11.22
みなさんは巷で話題のアーティスト「Mr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)」をご存じですか。
Mr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)はイギリス出身のグラフィティ・アーティストで、「グラフィティ・スパゲッティ」と呼ばれる作品名で、くねくねと曲がりくねった線とかわいらしいキャラクターが特徴で多くのファンがいます。
本記事では、Mr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)のプロフィールや経歴、作品の特徴と査定・買取が可能かについてご紹介します。Mr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)に興味のある方やこれから作品を集めようとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
Mr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)というアーティストについて紹介したいと思います。彼はイギリス出身のグラフィティ・アーティストで、自分の作品を「グラフィティ・スパゲッティ」と呼んでいます。
また、彼の作品は曲がりくねった線やドットやにこやかなキャラクターたちが繋がり合いながら広がる賑やかな落書きです。彼は9歳の頃から落書きを始め、今では世界中で展覧会を開催したり有名ブランドとコラボレーションしたりしています。彼の作品はどこにでも描けるという自由さと、どこか懐かしくて楽しい雰囲気が魅力です。
Mr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)として知られるサム・コックスは1994年にイギリスのケント州で生まれました。彼は子供の頃から落書きが大好きで、両親の家具や自分のベッドルームの壁に落書きをしていました。
また、彼は学生時代から学校でも落書きをしており、友達からはオリジナルのキャラクターを描いて欲しいと頼まれる程、才能がありました。当時から地元のファーストフード店や学校の壁画プロジェクトにも参加し、自分の作品を広めていました。
そして、大学時代はブリストルにある西イングランド大学に進学しイラストレーションを学び、そこでも彼は自分の服に落書きをして授業に参加していました。当時の教授から「Mr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)」と呼ばれるようになり、彼はその名前が気に入って、自分のアーティスト名として使うようになりました。
Mr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)は2011年からYouTubeに自分のドゥードゥル動画を投稿し始めました。その反響はとても大きく、YouTubeチャンネルの登録者は現在13万人以上となっています。
動画は合計で1億回以上再生されていて、タイムラプス形式で様々な場所や物にドゥードゥルを描く内容となっています。視聴者からは「クリエイティブ」「中毒性がある」「癒される」などのコメントが多く寄せられています。
動画投稿をし始めたことによってMr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)のイラストや作風が世界に発信され、後の世界的な活躍へと繋がりました。
2017年にロンドンのサマセットハウスで初の個展「Doodle Mania」を開催しましたが、その反響はとても大きく、彼は展示会場の壁・床・天井など至る箇所にドゥードゥルを描き、来場者を驚かせました。色彩豊かでキャラクター満載の作品は見る人を大いに楽しませました。
彼は自分の作品について「名声はいらない」と言っており、自分の世界観を表現することに情熱を注いでいます。この言葉からも彼の人間性やアーティストとしての信念を感じ取ることができます。もちろん作者の評価も作品の価値を高める一つの要因となりますので素晴らしい言葉を残しました。
Mr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)は世界的なブランドともコラボレーションをしています。PUMAやFENDIといった有名ブランドとのコラボレーションがあります。ここでは、Mr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)とコラボレーションした主なブランドやキャラクターをご紹介します。
イタリアの高級ブランド「FENDI」とのコラボで話題になった彼は、ローマ本店の壁や家具にドゥードゥルを施し、スーツやTシャツ、バッグなどにもデザインしました。FENDIのロゴを自分風に変えて、ポップでかわいい作品に仕上げています。このコラボ作品は2020年11月4日から2021年1月5日までの期間限定で販売されました。
ハローキティとMr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)は、2021年に東京の「Galaxy Harajuku」で開催された「DOODLE TOKYO」という展示でコラボレーションしました。この展示では、キティちゃんの姿をドゥードゥルで描いた作品が多数展示され、即完売したそうです。
プーマとのコラボレーションでは、スニーカーやウェアやキャップやバッグなど様々なアイテムにMr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)の独特なイラストが描かれています。
彼はプーマのロゴやキャットマークを自分流にアレンジしており、ポップでカラフルで楽しいデザインに仕上げています。このコラボレーションは2021年4月8日に発売されました。
そのほか過去にConverse・Samsung・MTVなどとコラボレーションをしています。現在の世界的な活躍を考えるとさらにコラボレーションした作品が世に出回ると考えてよいでしょう。
2022年には上海の「K11美術館」で個展「Mr Doodle in Love」を開催しています。この展示では、妻のMrs Doodleとのラブストーリーをテーマにした作品が展示されています。この香港での個展をきっかけにアジアでの人気を高めました。
Mr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)は、2021年にドバイの「オペラハウス」で個展「Mr Doodle: The Mad Doodler」を開催しました。この展示では、彼の特徴的な「グラフィティ・スパゲッティ」と呼ばれる落書きスタイルの作品が多数展示されました。
また、彼の作品はオークションでも高値で落札されており、2020年には約100万ドルでキャンバス作品『Spring (2019)』が落札されました。このドバイでの個展をきっかけに中東での注目度をあげました。
ここまでMr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)の現在までの活動や経歴についてご紹介しました。ここからはMr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)の作品を所有している人やこれから所有しようと考えている方に向けて、査定・売却のポイントをご紹介します。
一般的には作品の芸術性や表現力、作者の評価などによって価値が高まります。それを踏まえた上で、作品の数が少数であればあるほど希少性があがり、さらに価値を高めます。価値があがることにより査定買取が可能になっていきます。
現代においてはSNSなどの利用が増加したことにより、作品が広範囲かつスピーディに広まります。Mr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)の作品もその影響が大きく関係し、現在の作品価値となりました。
これから所有していきたいとお考えの方は、いち早く情報を入手し価値が高騰する前に手に入れることが重要となります。逆の考え方としても価値があがるのかどうかを見極め検討する必要があります。
Mr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)の作品数は正確な情報がありませんが、オークションやアートフェアで販売された時には、ほとんどのものが即完売という大きな需要があります。つまり、需要に対して供給が追いついていないことを意味しています。
Mr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)は、今までにも多くのブランドやキャラクターとコラボレーションしていますが、これほどの人気があり需要があると商業的な観点からも今後、同様のコラボレーションは増えていくことが想定できます。このことから、繰り返しになりますが情報をいち早く知ることが重要となります。
そのほか、これから所有を考えている方に注意点を説明します。Mr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)の作品は総数こそ不明ですが、多く出回っていることは確実と言えます。しかし、彼の作品の価値があがればあがるほど偽物が多く出回ります。
所有を考えている方は、作品の証明書やオリジナルのサインがあるかどうかを確認する必要があります。また、正規の販売店で購入することも重要になります。売却を考えている方は希少性や作品の状態とともに正規品である証明書やサインがあると尚よいでしょう。
本記事では、Mr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)のプロフィールや経歴、作品の特徴などについて紹介してきました。
SNSを巧みに駆使して一躍トップアーティストとして名を残したMr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)ですが、これからも数多くの素晴らしい作品を生み出してくれるでしょう。また、その一つ一つの作品には常に価値が付くことも考えられます。
世界的なアーティストとなったMr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)の作品をこれから集めようと考えている方も手放そうと考えている方も査定・売却は、ぜひお気軽に弊社にお問合せくださいませ。