2023.11.30

ラッセンの絵画買取の値段は?高額査定が可能?

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絵画

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クリスチャン・リース・ラッセンは11歳の時にハワイに移り住み、ハワイの海やイルカなどを主なモチーフにした絵画で人気を集めた作家です。南国のきらびやかな美しい青い海を描き、ファンも多くいて有名です。

ラッセンの絵画を持っているという人も多いでしょう。ラッセンの絵画の買取を依頼したい場合に、どのくらいの査定なのかが気になります。高額査定が可能なのか、どんなところに売却すれば高く買い取ってもらえるのかについて紹介します。

ラッセンとは?ラッセンの絵画の魅力とは

クリスチャン・リース・ラッセンはカリフォルニアで生まれ、11歳の時にハワイ島に移り、その後マウイ島に移り住んだ人物です。

10代の頃から、ハワイでサーフィンと絵画に熱中し、プロサーファーとしても活躍しています。ラッセンは絵をこれまで習っていませんが、彼が描く絵画作品は多くの人に人気となっています。

ラッセンの絵画は、ハワイの海の景色やイルカなどを描いているのが特徴で、空を描く際にもエアブラシも使っているためきらびやかな画風が魅力です。「マリンアート」とも言われてファンが多くいます。

1985年にラッセル・アート・パブリケーションズを設立した後、バブル期の1988年頃日本でも多くの絵画作品が販売され、ベストセラー画家となった人物です。

ラッセンの絵画はなぜ人気に?

1988年の日本のバブル期に人気となったラッセンの絵画ですが、インテリアとして飾っておくのに最適で人気を博しています。

ハワイの海とイルカを描き、明るい色彩と自然を畏怖する気持ちから、共鳴する人が多く、親しみやすくわかりやすい魅力があります。

ラッセンの絵画ブームの全盛期は1980年代後半~1990年代前半

ラッセンの絵画は日本のバブル期に絵を飾りたいという思いと一緒になり、ブームになったと言えるでしょう。絵画だけでなく、ポスター、カレンダー、ジグゾーパズルなども多数発売されたために、知名度が高いのも特徴です。

一方で、現在はそのブームが落ち着いてきているとも言えます。

ディズニーとのコラボ

また、全盛期当時、ディズニーとコラボした作品も作り出され話題となっています。ディズニーとコラボして、ポスターやジグソーパズルなどが多数作られ、色鮮やかでファンタジーな作品が多くの人に広まっています。

ディスニーファンでも、ラッセンの絵画を持っているという人も多いでしょう。

ラッセンの買取相場の値段はどのくらい?

ラッセンの現在の買取相場ですが、様々な作品があって技法で異なりますが、最近の平均買取相場は24,000円程度が多くなっています。

全盛期の1980年代後半~1990年代前半は、50万円~100万円前後で絵画作品が売られていたため、もっと高価買取を希望する人がいるでしょう。しかし、現在はあまり買取価格が高くない傾向です。特にシルクスクリーンの場合には、1万~2万円程度の買取となっていますので参考にしてください。

原画の買取価格相場

ラッセンの場合は、原画か版画かによっても買取評価が分かれます。

原画作品は、キャンバスにアクリル絵の具で描いたものと、紙に水彩で描いた作品がありますが、キャンパスにアクリル絵の具で描いた作品が貴重です。

紙に水彩で描いた作品は、作品数が多いため価格もあまり高くない傾向です。水彩画で水滴のようなものが描かれている「エッセンス」シリーズなどもあまり高くない傾向となっています。

原画の買取価格相場の例を参考にしてください。アクリル絵の具で描いたものは高額査定になりますが、水彩の場合は安くなります。

・キャンパスにアクリル絵の具で描いた作品の買取相場 数十万円~200万円前後

・「エッセンス」シリーズの買取相場 数万円程度

版画の買取価格相場

また、ラッセンの場合、版画の買取の方が需要が高く、高価買取になる可能性が高くなります。限定部数の版画や本人の直筆サインがあるものが高価買取対象です。また、ブロンズなどの造形物も需要がある場合があります。

ラッセンの版画作品は次の3つの時期で買取相場が異なりますので、知っておくといいでしょう。

・初期のシルクスクリーンは安い傾向

・中期のキャンバスエディションは高価買取の傾向

・現在までのラッセングラフ(ミクスドメディア)は最も高価買取傾向

版画では、初期に制作されたシルクスクリーンなどよりも、最近の作品ほど、買取査定金額が高くなっている傾向です。

初期制作のシルクスクリーンは、絵が刷られていない白いマージン部分にサインがあるのが特徴ですので、それを目印に判断してください。

また、中期のキャンバスエディションは、絵が刷られているイメージ部分にサインや限定部数が書かれていて、キャンパス地に刷られた版画です。油彩画に近い雰囲気があるのが特徴です。

ラッセングラフ(ミクスドメディア)は、サインやエディションが絵が刷られているイメージ部分にあり、絵がツルツルしていて写真のような光沢感があるのが違いとなっています。

こうした技法の判断は、複雑となるため専門家にきちんとした買取査定をしてもらうことがおすすめです。

買取査定で気を付けるポイント

買取査定をしてもらう際に気を付けるポイントについても紹介します。

ラッセンの絵画作品を売却する際には、購入した際に付いている販売元保証書を確認することが大切です。ただし、作品の技法が「シルクスクリーン」や「キャンバスエディション」などと記載されていても、販売元によっては異なっている場合がありますので、気を付けてください。買取査定の際に実際に判断してもらうようにしてください。

また、ラッセンには、同じタイトルや図柄で、技法が「シルクスクリーン」や「キャンバスエディション」といった異なる技法で描かれていることがあります。サイズ違いで描かれることもあり、買取価格が異なりますので、注意してください。

さらに、同じ時期に作られた作品などでも、構図やコンディションによって買取価格が変わりますので専門業者にきちんと査定してもらうことがおすすめです。

ラッセンのどんな作品が高額買取査定になるのか?

ラッセンのどんな作品が高額買取査定となるのかについても紹介しますので、参考にしてください。

高額買取査定ポイントは次の2つです。

・直筆サインがある

・限定部数の作品である

また、限定部数がない「デラックスユニーク版」は、「キャンバスエディション」の技法で直筆で色付けをしている1点ものとなります。一般的な「キャンバスエディション」よりも少し高値となることも知っておくといいでしょう。

ラッセンで有名作品は?

ラッセンの作品の中から有名で需要が高い人気作品についても紹介します。やはり、ラッセンの絵画では、イルカを描いた作品が人気です。

・「ブライトフューチャー」

海面からジャンプしているイルカが空に向かって飛んでいるような躍動感にあふれた作品です。イルカの体からたくさんのしぶきが上がり、太陽の光を反射しています。そして、海面の輝きともつながっている構図が見事です。シンプルですが、とても魅力的で、海の様々なブルーの美しさを実感できる作品です。

・「 サクラファンタジー」

桜吹雪とともに、イルカがダイナミックにジャンプをしている美しい作品です。2頭のイルカがハート形に飛んでいる様子や満開の桜と青い海の美しさが光っている作品となっていて、人気があります。

・「エンシャントミステリー」

クジラの尾が大きく描かれ、水のしぶきが上がる様子が躍動感にあふれた作品です。海の深い青と輝く月が描かれ、幻想的な様子が美しい作品となっています。

インテリアとしても落ち着いた雰囲気がある作品となっていて人気です。

・「イノセンス」

仲良く泳ぐ二頭のイルカの姿を描いた作品です。海の中の光の揺らぎやきらめきが美しく和む作品となっています。シンプルな構図と色使いでイルカが愛らしく描かれ、多くの人に人気となっています。

・「シークレット・パース」

こちらは、虎を主役に描いた作品です。静かなきらめく水面から頭を出している様子が神秘的な美しさです。地球や水面の美しさを描いた作品として、また虎の色合いとのコントラストも印象的な作品となっています。イルカ以外の作品も人気で、海や水を描いた作品はラッセンらしい魅力があります。

ラッセンの絵画作品を買取依頼したい時におすすめの業者とは

ラッセンには、他にも多くの有名な絵画作品があります。高価買取をしてもらいたいならば、ラッセンについて詳しい、美術品や絵画作品の買取実績がある業者に依頼するのがおすすめです。

絵画の知識や市場動向についても詳しい専門業者に依頼するといいでしょう。アート作品は、買取専門業者や鑑定士によっても買取価格が大きく異なります。詳しい専門業者や鑑定士に見積もりを取ってみるのがおすすめです。

特にラッセンは、インテリアアートとして人気の作家です。インテリアアートの買取実績のある専門業者やシルクスクリーン作品、現代アート作品を多く買い取っている業者に依頼してみるのもいい方法と言えます。

まとめ

クリスチャン・リース・ラッセンの絵画の魅力と買取相場について紹介しました。バブル期にブームとなったラッセンの絵画は、その時代に比べると価格が下がっている傾向と言えるでしょう。

ただし、インテリアアートとしての人気は高く、飾ってみたい人がたくさんいます。需要が多くありますので、詳しい専門業者に買取依頼してみるといいでしょう。

また、紹介したラッセンの魅力や人気がある作品、有名な絵画作品をよく知った上で、専門業者へ買取査定と売却を検討してください。

原画よりも版画の方が高い値段が付く傾向で、最近のものの方が高価買取となります。また、構図や状態によっても大きく買取価格が異なってきますので、実際に専門業者に見積もりをしてもらうことが大切です。

買取査定と売却について悩まれる場合には、弊社は他で難しい作品なども高価買取ができる場合がありますので、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。



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