2023.11.13

古塔つみはどのようなアーティストか 買取は可能?

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古塔つみ(ことう つみ)は、愛知県愛西市が生んだ、イラストレーターです。何歳なのかは定かではありません。また、男性か女性かもわからない謎を秘めた人物です。

ただし、「微博」のアカウントで女性の記号である「♀」を使用していること、そして、「あっ、女子しか描けません。すてきな人しか描けません。」がキャッチコピーであることから、あくまでも女性であろうと推測することができます。

あっ、女子しか描けません。すてきな人しか描けません。

古塔つみは、あっ、女子しか描けません。すてきな人しか描けません。をモットーとし、イラストレーターの活動を続けています。そう宣言している通り、古塔つみは、女子しか描くことができないアートを送り続けています。

古塔つみはじめての作品集である、「赤盤」は、まさに、女子、女子、女子まみれ!のイラストばかりが集結しています。

実際に謎を秘めたイラストレーターであるため、赤盤が、たった一人のイラストレーターの力で描き出したものであるのか不明です。そう思えるほど、絵柄であったり、カラーなど女性たちが千差万別な表情で描かれています。

また、古塔つみは、ロックバンドYOASOBIのキーヴィジュアルを手掛けるようになり、若い女性たちを中心として、とても熱い支持を得ています。

あっ、女子しか描けません。すてきな人しか描けません。

そして、古塔つみの作品から察すれば、当然女性でしょうという思いはあります

しかし、ここで蓋を開ければ、男性だった!という奇跡的裏切りがあったとしても、何も不思議ではありません。世の中は、それ程多くの奇跡に満ち満ちているのですから。古塔つみは、60歳の中年男性だった……。そんな男性に、あんな多彩な若い女性の表情を描くことはできない……。いえ、そんなことはないのかもしれません。というのはあくまでもたわごとに過ぎないのですが……。

おそらく、顔も非公開ですが、今時のポップな女性なのでしょう。なぜ、年齢や、顔や、性別を隠してしまうのか、それは作者のリアリティーで、アートにうがった目線が入ってしまう可能性があり、それを避けたいと思っているからでしょう。また、どのような人物が描いたのだろうという疑問が、アート自体に別のストーリーを作り出すメリットがあります。

古塔つみのアートを見ている側も、このままずっと誰だかわからない人物のままであって欲しい……という願いが潜在的にあるのかもしれません。

古塔つみのアートについて

あっ、女子しか描けません。すてきな人しか描けません。をモットーとし、彼女は、女性だけを描き続けていきます。

時として男性を描いて欲しい……というリクエストがあったり、依頼が入っても彼女はかたくなに断り続け、自分のモットーを貫き続けてきました。

そんな彼女が描く女性像は、細部の表情にも妥協なく、柄や色使いはカラフルでポップなものから、静謐で写実的なものまでいろいろあります。

彼女は、女性というカテゴリーにとどまることで、そこに未知なる多様性を発見し、追い求め続けていきます。

古塔つみのアートを見る側は、まさにそのとき、「古塔つみのアートっぽい」という感想をもつことでしょう。

しかし、「アートっぽい」という言い方は、古塔つみのアートをひとつの殻に閉じ込めてしまう言い方であり、彼女はその言葉を嫌い、自分は枠を超え出た大きな出力装置でありたいと願っていたといいます。

彼女は、「古塔つみっぽい」と言われるたびに、なんだか自分自身が劣化していくような気持ちになったといいます。

そもそも、女性だけを描き続けることで、なおさら「古塔つみぽい」という感想が生まれてしまうのではないでしょうか。「古塔つみっぽい」と、見た者に言われないためには、男性も描き、現在の古塔つみの枠を超えることが必要なのではないでしょうか。しかし、古塔つみは、その問いかけに対しては女性だけを描くことで、あえてそこに細部にわたる多様性を表現していきたいという答えを残しています。

眼差し、怒ったような表情が印象的

古塔つみのアートに対しては、眼差しであったり、怒ったような表情が印象的であると感想をよく聞きます。古塔つみも、実際に目に対してのこだわりが強くあります。彼女は、目は、信念が一番宿りやすい場所だと語っています。彼女は、女性から男性へシフトする方針はかなぐり捨て、女性の目の細部の細部まで、より追い求めていくことに集中します。

一番最初に目を描くケースが多いとも彼女は語っています。そして、表情はミリ単位で変化してしまうため、何度も修正を入れることもあると語っています。

また、彼女のアートの材料となるモデルは、強い意思を感じとることができる女性をあえて厳選しているということです。

それは、自立した強い女の子であったり、信念を持つ女の子であり、そこから力強い彼女のアートが誕生します。

自立した強い女の子や、信念を持つ女の子とは、まさに現代社会を象徴する女性像と言っていいでしょう。男性中心社会ではなく、どんどん女性たちも自らの力で男性を超えていく時代です。そんな女性になりたい欲求を持っているかよわい女性たちから、古塔つみのアートは絶大な支持を得ているのかもしれません。

見る人たちの目でアートは変化する

古塔つみのアートを見てくれる人たちは、様々です。様々な人たちが、古塔つみのアートを見て、見た人たちの様々な見方で、古塔つみのアートが変化していってくれればいいと彼女は思っています。

一方で、彼女は、その考えにも限界があると感じています。見た側にまかせてしまえば、結果いつか、「古塔つみっぽい」という感想に集約してしまい、古塔つみのアートは、化石化してしまうだけの運命をたどってしまうだけなのかもしれません。

古塔つみは、アートを生かすための仕掛けも必要だと考えます。そこで、彼女は、デジタル作品をアウトプットする技法(インクジェットとシルクスクリーン)のアレンジメントは、一通り全部を試したといいます。

さらに、彼女は、フィジカルな媒体での作品発表を当面控えたいということも語り、さらに、自身の中核となる個展では単純なジクレープリントはやらないとも語っています。

また、彼女の男性は描かないという主張。

彼女の独自理論は、時としてわがままな印象を与え、批判を生むこともあります。

しかし、彼女の頑固な一面は、彼女のアートに絶対に必要だともいうことができます。

それは、古塔つみのアートを見る側をおだて、見る側が求めているものを次々と提供する姿勢ではなく、現在私の方針についてくるものだけが、見ればいいという、見る側を決して甘やかさない姿勢です。

古塔つみの経歴

ここでは古塔つみの経歴について話します。彼女は愛知県に生まれ育ちました。小さいころからとにかく絵を描くことが好きだったようです。

しかし、もちろん古塔つみが、小さいころから絵を描くことを仕事にすることができるとは思っていませんでしたし、考えてもいませんでした。

次第に彼女は、成長し、「漫画家って職業はカッコウいいな……」という思いをもつようになったということです。

しかし、それでも絵というものが、仕事と直結することはなく、大学受験をするころには、彼女は詩人になることに憧れていました。そこで、古塔つみは、美術大学の文芸分野を受験することになります。

しかし、結論を言えば、彼女はアートとは何も関係もない経営学部に進学します。

文芸分野の道に進むことができなかったことで、まだ彼女の選択肢には、漫画家、イラストレーターの道が残されたと言ってもいいでしょう。

彼女は、花屋さんで仕事をしていたようです。女性たちが憧れる仕事です。彼女は、花屋さんで仕事をすることで、アートにもつながる女性力を蓄えたのかもしれません。

実際には、花屋は肉体労働、ハードワークでそんな夢を見ることができる仕事ではないようなのですが……。

古塔つみは、花屋さんの仕事量が減ったことから、アートと向き合う時間を作ることができ、ソーシャルネットワークサービスに絵を投稿するようになったと言います。

DM機能とは、電子掲示板(BBS)やインターネット・フォーラム、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などで使用し、利用者同士の個人的な連絡を取るために使われる簡易的なメッセージ送受信システムです。

古塔つみは、そのDM機能を有効活用し、ファンの似顔絵を描くということで、自分のアートスキルを世に伝え、知名度を得ることになります。

2020年ごろにはInstagramのフォロワーが20万人あまりに到達するなど、まさに、今時のソーシャルネットワークサービスで、彼女の人気が拡散されることになります。

古塔つみはその後、音楽関連のアートワークであったり、アパレル・ブランドとのコラボレーションなどを意欲的に手掛けることになります。

類似疑惑

古塔つみのアートが、その後順風満帆な道を辿ったのかといえば、そうとは言えない時期もあります。

それは、2022年、古塔つみの一部の作品と他の作品の構図などが似ていると指摘を受けたことです。

そして、彼女は、一部を事実であると認めることになります。

一方で、かねてから写真素材であったり、実際のモデルの写真を参考資料として制作することが多く、盗用の意図、写真そのものをトレースしたことはないと反論しています。

彼女は、その後、Instagramだけを運用し、Twitterなど他のSNSは更新しない方針を明確にします。

古塔つみの世界に暗雲たちこめる中、ようやく明るい兆しが。

8月になって、古塔つみのinstagramが更新されます。そこで、「現在、新しいスタジオを立ち上げ、実験的な作品を含め制作しています」とコメントをし、活動を再開する旨を明らかにしました。

古塔つみのアートを売却査定してほしい

現在、古塔つみのアートを所有しているけど、今後売却査定して欲しいという方々もいらっしゃることでしょう。

通常であれば、そのアートや作家の知名度が高いほど、買取・売却の流れがスムーズにいきます。

さらに、アートが発売して直後のものであることによって、メディアでも多く取り上げられるなどして注目度も高く、より高い買取査定額を期待することができます。

古塔つみは、現在、とても注目されているアーティストであるため、売却しようと思えば高い買取査定につながるポイントは一杯あります。

さらに、アートがキレイな状態で維持されていることも買取査定額をアップすることができる要因です。

古塔つみの場合、80年代風のどこか懐かしくて、かつ、新しい女性像のデザインが特に人気で高価売却査定に繋がりやすいです。

まとめ

いかがでしょうか。今回は、古塔つみのアートについて、そして、売却査定情報について解説しました。

いろいろ古塔つみに疑問もあったのですが、今後さらにパワフルに活動することも充分期待することができます。

より、古塔つみのアートには、高い売却査定額がつく可能性もあります。

現在、古塔つみのアートをお持ちであれば、一度査定を依頼してみてはいかがでしょうか。



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