2023.12.05

笹倉鉄平のシルクスクリーンの魅力 買取価値はある?

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現在、笹倉鉄平(ささくらてっぺい、1954年11月7日~)のシルクスクリーンを買取して欲しいという方々もいらっしゃることでしょう。

笹倉鉄平のシルクスクリーンはどの程度の買取価値があるのでしょうか。

笹倉鉄平のシルクスクリーンは、現在人気であるため、想像している以上もの買取額がつく可能性もあります。

そんな笹倉鉄平のシルクスクリーンには一体どのような魅力が潜んでいるのでしょうか。

今回は、買取需要の高い笹倉鉄平のシルクスクリーンの魅力をお届けします。

気になる方々は、ぜひ一読ください。

買取需要のあるシルクスクリーン 笹倉鉄平の経歴

笹倉鉄平は、1973年 に武蔵野美術大学商業デザイン科(現在は視覚伝達デザイン学科)に入学します。

武蔵野美術大学商業デザイン科を卒業した後、広告制作会社に入社し、グラフィック・デザイナーとして仕事をしてきました。

1980年には、フリーランスのイラストレーターとなって、広告であったり、出版物に多数のイラストを提供しています。

1987年には、毎日新聞にドイツのロマンチック街道沿いの風景が描かれた「RomanticGallery」シリーズが連載されます。

「RomanticGallery」シリーズはとても好評となり、その後、フランスの街並みを描いた「ロマン色の街角」シリーズが連載されることになります。

1991年には、シルクスクリーンによるはじめての版画作品を発表します。それ以降、笹倉鉄平は、現在に至るまで220作以上をリリースしています。

その後、イタリアや、マルケ州、レカナーティ市庁舎において個展を開催し、さらには、

中国北京、国立中国美術館において劉長順氏と二人展を開催するなどし、世界的に名が知れ渡り、活躍の場を広げることになります。

また、2015年には「京都・フィレンツェ姉妹都市提携50周年記念事業」の一環として、京都、フィレンツェそれぞれで個展を開催、笹倉鉄平は、海外と日本の橋渡しの役目も務めてきました。

また、2021年には、東京「上野の森美術館」において、画業30周年記念の個展が開催されています。

笹倉鉄平のシルクスクリーンを買取 魅力はここにある

笹倉鉄平のシルクスクリーンは、心にそっとろうそくの火が灯ったかのような気持ちにさせてくれます。

笹倉鉄平は「光の情景画家」と称されることもあり、様々な表情の光があふれた画風は、写実的でありながらも想像をかきたて、心が癒される絵として、若い人たちから高齢者の方々にいたるまで幅広くファン層があり、熱い支持を得ています。

笹倉鉄平は、デビューしてから、220作品以上もの版画作品をはじめとし、画集であったり、詩画集、また、版画集やDVD作品集……などが出版、さらに、ポスターであったり、ポストカード、また、ジグソーパズルやカレンダーなどと言った気軽に購入できるグッズにも高い人気があり、現在に至っています。

そのようなろうそくの火によって、私達は過去にさかのぼり懐かしい気持ちにもなることができ、せかせかと生きる現代社会ともある程度距離をおくことができるでしょう。そのときこそが、私達がもっと人間らしく、優しい人間になることができる時間です。

ろうそくの火ひとつひとつを覗き込めば、それぞれに人たちの生活があるのです。現代を生きる人たちが、そんな行為をしたら、犯罪ですぐにつかまってしまうかもしれませんし、物乞いをしていると勘違いされてしまうかもしれません。しかし、私達の潜在意識の中には、窓をひとつひとつ覗きたいという欲求もあるのではないでしょうか。

それは単に好奇心ということでもないのです。そのひとつの窓を覗き込んだとき、自分自身の過去の暮らしに遭遇する奇跡と出会うこともあるかもしれません。それは、私達が現代社会を慌てて生きるために置き忘れてしまった、過去のノスタルジーです。

笹倉鉄平のシルクスクリーンは、そんな記憶を呼び戻してくれるような絵画です。笹倉鉄平のシルクスクリーンを鑑賞して、行ったこともないヨーロッパの知らない街並みに懐かしさを感じた……という方々もきっといらっしゃることでしょう。

笹倉鉄平は光のアーティストである

まさに、笹倉鉄平は、光を扱うアーティストと言っていいのではないでしょうか。

笹倉鉄平は「光」を利用して、様々な表現をしようとしています。それは、ありふれた街角からこぼれ出た優しい光、また、水面に映るキラキラ輝くやわらかい光……、そのような光と遭遇し、私達がどんなに冷えきった心であったとしても瞬間溶かしてくれそうなぬくもりも感じ取ることができます。

笹倉鉄平自身は、ヨーロッパの様々に国々を旅し、ひとつひとつを丁寧に、かつ優しさを込めて作品を作り上げていきました。私達は、そのような笹倉鉄平のシルクスクリーンを鑑賞して、いい気分で夢見心地になることができます。

笹倉鉄平のアートはどのアートもすべて素晴らしいのですが、特に静寂を感じさせ、よく晴れた夜に優しい星座たちが街をそっと照らしてくれているようなモノに人気があり、高い買取需要があります。

また、笹倉鉄平は、日本の風景も作品化しています。こちらもやはり感じられるのは、光のぬくもりであり、ホッと癒される懐かしさです。

笹倉鉄平のシルクスクリーンの買取価値

笹倉鉄平の魅力的なシルクスクリーンの作品は、現在人気で高額買取されています。

スターアトラス南星図

笹倉鉄平のアート作品「スターアトラス南星図」は、笹倉鉄平の代表作のひとつです。

スターアトラス南星図では、船着き場が舞台となっています。

スターアトラス南星図においても、笹倉鉄平特有の魅力的光があふれて鑑賞する者たちをあたたかく包んでくれるかのようです。

それぞれの光の中には、それぞれの人たちの憩いが存在しているのではないでしょうか。夜のひとときを、港町のバーで過ごし、再び朝になれば船で遠くへ出かけていくのかもしれません。

そして、それら人たちの暮らしを、俯瞰した目で包んでくれているかのような、南星が。

世界は、私達の暮らしよりももっと広いのです。南星の側にたてば、人たちの暮らしなんて米粒以上に小さいです。そして、ものすごくか弱いものであるかもしれません。

だからこそ、私達はもっと結束して生きていかなければならない……。これから、船出をして遠くへ離れていこうとする人たちも、孤独ではなく、見えない結束のひもでくくりつけられているような感じすらします。朝になり、船出しようと思っている人たちも、他者に見守られているという安心感のもと勇気を出し船出していくことでしょう。

笹倉鉄平のスターアトラス南星図は、南星図と船着き場とのアンバランスの調和があります。そこには、違和感など何も感じられなく、私達の日頃ためているストレスも静かに解消されていく魔術が仕掛けられているかのようです。

オンフルール

笹倉鉄平の買取価値の高い「オンフルール」に描かれているのは、フランス、ノルマンディー地方の港町です。それは、セーヌ川左岸の河口にあります。

そこは、観光の町としても有名で、旧港の風景が印象派たちの絵画のモチーフともなっています。画家のウジェーヌ・ブーダンであったり、作曲家であるエリック・サティの生地でもあった港町を、優しい光を自在描く画家、笹倉鉄平が描けば、パステルカラーの光あふれる町へと変貌します。そこには、叙情的なスペースとともに神秘性も感じられ、見事に独自の笹倉鉄平ワールドが完成しています。

オンフルールの水面に反転し映る構図も鑑賞する人たちを魅了させる大きなポイントです。

スプリトの花市

また、笹倉鉄平の買取価値の高い「スプリトの花市」は、クロアチア南部にあるアドリア海に面した町の作品です。9世紀になって、ロマネスク様式の聖ドムニウス大聖堂も造られています。

20世紀の内戦により多数の歴史のある建造物が破壊されてしまうことに。しかし、現在修復が進行し原状回復を目指しています。

1979年には、スプリトの史跡群と、ディオクレチアヌス宮殿が世界遺産として登録もされています。そして、笹倉鉄平は、スプリトの花市の光景を華やかで鮮やかに完成させています。

リューネブルク

笹倉鉄平の買取価値の高いシルクスクリーン「リューネブルク」は、ハンブルク近郊に位置し、北ドイツで最も美しい町と言われています。リューネブルクは、昔から製塩業で栄えた歴史があり、莫大な富を得ています。そこで金銭欲にまみれてしまうということもなく、美しさを維持するためにお金が使われたのでしょうか。この町には、まるで絵本に出てくるかのようなメルヘンチックな風景が温存されています。

まさに、この作品でも笹倉鉄平のアートの特徴である光の輝きが人々を魅了します。

ユトレヒト

そして「ユトレヒト」も笹倉鉄平の買取価値の高いアート作品です。こちらのアートは、花が主題となっています。そして、花が置かれた窓の向こう側には、ちょっと愛おしさも感じられる街が見えています。

ユトレヒトは、オランダの第4番目の都市であり、規模は大きくはありませんが、商業が盛んで活気ある街です。昔ながらの景色を多く温存し、落ち着いた雰囲気の美しい街並みで、やはり笹倉鉄平が描きたくなるような街です。

さっきまでそこの街にいたというのに、ちょっとお家の中にこもってしまうことで、こんなにも街の風景は愛おしく見えてしまうものでしょうか……。

しかし、閉鎖的なお部屋の中でも、私達は、お花となら一緒に暮らすことができてお花の生命力にあやかることもできるでしょう。なにしろ、このシルクスクリーンでは、お花が主役なのですから。

まとめ

いかがでしょうか。

今回は、魅力的シルクスクリーンアーティストである笹倉鉄平の魅力について解説しました。笹倉鉄平のシルクスクリーンは現在人気もあるため、相場以上の買取価格が期待できます。

笹倉鉄平のシルクスクリーンをお家に飾れば、優しい光に包まれ、日々ストレスをためてお仕事をしている方々の心を癒すことができるでしょう。

現代社会を厳しく生きる方々にとって、ストレス解消の方を見つけることは必須であるため、笹倉鉄平のような優しいシルクスクリーンに需要が存在しているのかもしれません。



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