2024.01.24
骨董品
2024.01.24
目次
“アンティーク”という言葉、よく耳にされるかと思います。
単純に意味としては、「古美術」「骨董(こっとう)品」といったことを示しますが、その古さがどれだけのものかというと、製造から100年以上が経った美術品や骨董品ということが一つの基準になります。
今から100年前といえば1923年。これは大正時代にあたります。
この時代ですと、祖父母もしくは曽祖父母あたりから使われていたもの、といったことがアンティークの対象となりえる可能性があります。
そう聞くと、あれこれと思い当たるような品物が思いつきませんか?
「あれ、これひょっとしてそうかな?」
と気になるものが見つかったら、ぜひ買取査定、見積もりを依頼してみてください。
アンティーク品の買取ということも視野に入れると、億劫に感じる自宅や、実家の身辺整理もちょっとしたお宝探しのような楽しみ方ができるかもしれません。
普段の暮らしからイメージがかけ離れた世界ではありますが、知っておくと思いがけない価値に出会えることもアンティークの隠れた魅力といってもいいでしょう。
アンティークとヴィンテージ。
いずれも共通しているのは、「古くて価値があるもの」なのでよく混同されがちです。
ですが、両者にははっきりとした違いがあります。
それは、純粋な「経過年数」です。
先ほども申した通り、アンティークは製造から100年以上前につくられた製品のことを示すことに対して、ヴィンテージは少し歴史が浅く20~30年以上前につくられたものから対象になります。
ヴィンテージの場合だと、ジーンズなどといった古着やおもちゃ、照明といった近代的な製品も含まれてくることからも意味合いが変わってきますが、古さ、生産数の希少性、といったところに価値があるという点では共通点は近いものがあります。
いずれにしても年代が古くかつ希少性の高いもの、さらに状態が良いものに価値はつきやすくなります。
しかし、一見したところでは、果たしてどのような価値があるのかすぐにわかるものではありません。アンティークにしてもヴィンテージにしても、気になるものを見つけたら、その筋の専門家にまずは買取査定に出すことをおすすめします。
「アンティークとは古美術や骨董品である」ということがわかっても、では具体的にはどういったものが該当するのか。その具体的な内容がわかっていないと、つい見過ごしてしまうことになりますよね。
ではアンティークと呼ばれるものは一体どういったものなのか、ということについて、例を挙げながら詳しく触れていきたいと思います。
古い時代につくられた陶磁器や書画、彫刻、調度品、茶道具などの美術品を総称して古美術と一般的にいわれます。
同じように古い時代につくられた手工芸品・工芸品・美術品というのが骨董品の定義になります。
古美術も骨董品もそれぞれに定義があるようですが、美術的な鑑賞価値が高いものが古美術品といわれるところ以外は、どちらも非常に共通点が多くあるようですね。
古美術と骨董品の定義ということに続いて、ここではさらに解像度を上げて、どういったものがアンティークの対象となるのか、代表的なジャンルをいくつかご紹介していきます。
書画とは東洋美術の一分野であり、書いて字の如く、「書と絵画が一体」となった作品を基本としますが、「書のみの作品」「絵画のみの作品」ということを称する場合もあります。書としての多彩な書体と筆致や絵画と織りなす表現が魅力的な芸術作品です。
掛け軸が代表的な形態で、そのほかに屏風や襖などもあります。
先ほどの書画は書と絵画でしたが、こちらは文字通り絵画のみ。
絵画といってもその種類は多岐にわたります。技法、流派、種類によって細かく分類されていきます。
・技法洋画、日本画、油絵、水彩画、アクリル画、水墨画など
・流派印象派、抽象派、写実主義、ロマン主義、新古典主義など
・種類生物画、風景画、肖像画、宗教画、歴史画など
絵画の価値は非常に幅広く、値打ちが低いものもあれば、著名な画家が描いたものであれば億を超える値段がつくこともあります。
書、絵、そして書画を裂(きれ)や紙で表装したものを掛け軸といいます。中国が発祥とされ、仏教を広めるための道具として日本に入ってきました。
有名な作家が手掛けられた書画を表装しているものが高価買い取りの対象となりやすくなります。ただし、図柄や特徴によっては人気が高いものもあるので無名だからといって諦めずに買取査定は積極的にしてみましょう。
調度品という言葉自体を、一般的には聞き慣れないかもしれませんね。調度品とは、身の回りに置かれ、日常生活において用いられる道具・家具・その他日用品の類を調度品と称します。大型のものであれば家具などがこれにあたります。“アンティーク家具”と称されるのもまさにこの部類に入ります。このほかにも、置き時計、花瓶など空間を装飾するものも調度品として挙げられます。当時の時代を反映した装飾などが施されていることなどが、高価買取の対象となります。
鎌倉時代初期、当時宋といわれていた中国に行った僧侶がお茶を持ち帰ったことから日本に伝播したといわれています。当初は薬として一部の人のみに知られてたたものですが、少しずつ一般に知り渡り、千利休が現代にも通じる茶道の形を作り上げました。こうした流れから日本の芸術なかでも非常に歴史の古いものといわれています。
茶道具とは、茶器のほかに、釜、柄杓(ひしゃく)、茶筒、盆、といったように多岐にわたる道具のことを示します。歴史の古さ、道具としての種類の多さから、価値のある品物を見つけ出せる可能性は大いにあると思います。
茶道具でも茶器がありますが、ここではそれを除く陶磁器を示します。陶磁器とは陶器と磁器を合わせた呼び名であり、それぞれに特徴があります。陶器とは粘土と水を練り固めたものを焼いたもので厚手の器です。磁器は粘土に含まれる長石(ガラスの成分)が多く、透明感のある器です。香炉、花入、茶碗、皿、鉢など用途は実にさまざまで、産地によっては、装飾している絵付け、釉薬の他に、産地によってもそれぞれ特徴があります。
一般的な家庭にはまず見かけることはないかもしれませんが、転居や相続で身辺整理をしているときに、古くから続く家系では日本刀や火縄銃が出てくるというケースがあります。
現代の法律では所持するにあたって登録証が必要です。まず日本刀、刀剣、銃砲等を見つけたら、速やかに銃砲刀剣類登録証があるかどうか確認しましょう。登録証がない場合は、警察署に発見届を提出し、警察の指示に従い然るべき手続きを行なってください。非常に貴重な品物となるので、手続きを確実に終えてからその真贋(しんがん)を見極めていきましょう。
このほかにも、彫刻、刀剣、甲冑類、象牙・珊瑚・翡翠(ひすい)といったものも古美術品・骨董品として挙げられます。
遺品整理も含めて、ご自宅や実家などの整理している中で、ひょんなことからこのような古美術品、骨董品が出てきたら……?
その中には価値のあるものが、潜んでいる可能性もあります。価値があるかもしれないものを捨ててしまうというものはとてももったない話です。
古美術・骨董品に該当する品物ができてきたら、買取をしてもらえる可能性があるかどうか、つまり、買取査定に出すことをおすすめします。
古美術、骨董品といったアンティークは、必ずしも古ければいいというものではありません。
ポイントとなるのは「作品の由緒が分かること」です。
骨董品に付随していた箱、袋、説明書、鑑定書といったものは、その骨董品の由緒を示すものになりますので、査定にあたってはすべて揃えておきましょう。
保存状態も良好なものが好ましいですが、査定に出すからといって自分で磨いたり、掃除したりすることは控えましょう。少しでもキズがつけば、骨董品の価値が下がることがあります。保存されていたそのままの状態で査定に出すことがベストです。
最近ではリサイクルショップも増え、アンティーク品と思われるものも見受けられますが、だからといってお手元のアンティーク品をリサイクルショップで買取査定に出すのは控えましょう。アンティーク品と思われるものは、必ず鑑定資格を持った専門家に査定を依頼することをおすすめします。
さて、いかがでしょう。
アンティーク品は、それぞれのジャンルにおいて種類が多岐にわたっていることはお分かりいただけましたでしょうか。ここでご紹介した例は、まだ一部分のものと言っても過言ではありません。それだけに、アンティークの鑑定は、専門知識がないと判断はつきません。
当社では、アンティーク品のあらゆるジャンルにおいて、豊富な経験と実績がございます。しかも、ジャンルごとに業者を選び査定に出さずとも、当社では、各ジャンルに精通した鑑定査定士がいるため一括して買取査定を行うことが可能です。
また、査定方法も店頭のみでなく出張査定も行っており、貴重なアンティークにできる限り負担がかからないようにしております。査定を必要とするアンティークが多い場合は、ぜひ出張査定をおすすめいたします。
このほかにも、時間がなくて忙しい、という方にはオンライン査定も行っております。お客様のニーズに合わせ買取査定の対応をしております。
ご自宅、実家にある「お宝かもしれない」アンティーク品。
「ひょっとして?」と思ったら、どうぞお気軽に当社の買取査定をご利用ください。