2023.11.14

いらない食器とは

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使い古して使わなくなってただ置いているもの、間違って買ったもの、プレゼントで貰ったけど自分のセンスに合わないもの、良いかと思って手に入れたけど使っていて使い勝手が何か違っていらないと思ったもの、使っていてなぜか運気が下がったものなど色々な理由で「いらない食器」と思ったものがあると思います。

いらない食器の使い道

寄付する

リサイクル団体や海外支援団体を通して必要な人に譲ることができます。寄付をするとモノがなくて困っていたものが便利になり生活が豊かになります。不用品の処分にかかるコストを削減できるだけでなく、これまで燃やしていたゴミが減り、CO2など有害物質の削減につながります。

リサイクルに出す

再利用に協力することでエコになります。

買取専門店で売る

食器は買取専門店で売られています。買取専門店は広い販売ルートを持っているので、買い取った食器を欲しい人のもとへ販売できるのです。人気がある物は高価買取してくれる可能性があるでしょう。

高価買取してくれる可能性のある食器

  • 和食器
  • ブランド食器
  • デザイン性の高いアンティーク食器

上記にあげられる物が主に高価買取してくれるでしょう。食器には多種多様な素材が使われています。その中でも、純金・純銀・金彩・クリスタルガラスといった高価な素材が使われた食器は、買取価格も高額になりやすいです。ほかには、最高級のカオリンやボーンチャイナが使われた食器も高く売れる可能性があります。詳しくは専門の方に話を聞くといいでしょう。

和食器の種類

有田焼

有田焼とは佐賀県の有田町を中心に生産される磁器食器です。有田焼と伊万里焼は元々同じもので、違いとしては有田焼が17世紀頃に始まった食器で、「伊万里焼」の名称は、17世紀半頃に有田焼を伊万里港から輸出していたために、後から新たに付いた名称という説が一般的です。有田焼は西洋の食器にも影響を与えたほど有名な食器で、柿右衛門など著名な作家も多いです。

伊万里焼

伊万里焼は前述した「有田焼」と同じもので、貿易や輸出など時代の発展により、後に伊万里焼という名称が生まれたという説が有力です。有田焼と伊万里焼は隣同士の町で生まれ、全く別物だという説もあります。伊万里焼の中でも特に骨董品的価値を持つものは「古伊万里」と呼ばれています。古伊万里はかつての西洋貴族の間でも愛された食器で、現在もオールドイマリとして世界中に愛好家が存在しています。

上野焼

上野焼(あがのやき)は福岡県で生まれた陶器で、沢山の種類の釉薬を使って美しい窯変を作り出すこと、そして他の陶器よりも薄づくりで軽量であることが特徴です。江戸時代には遠州七窯のひとつにも数えられたほど人気のある食器で、茶会にも多く登場していたようです。

越前焼

越前焼の歴史は非常に古く、平安時代の末期から生産されており、日本六古窯のひとつにも数えられるほどに有名な食器です。六古窯に挙げられる以前は織田焼とも呼ばれており、食器というよりも壺やすり鉢などの雑器が中心でした。越前焼は土の焼き締めが強く水漏れしにくいことから、古くより酒類や水の保存や、藍などの染色液などを入れて使われることが多かったようです。有名な作家に「山田和」氏などがいます。

唐津焼

唐津焼とは「一楽二萩三唐津」と称されるほど茶人に愛された食器で、日本の伝統工芸品にも指定されています。唐津焼には、当て木と板を使って手寧に叩き込んでいく「叩きづくり」や、国内では唐津で初めて使用されたという「蹴轆轤」などの伝統的な技術を今も用い、独特の風合いと品格があり、茶人が愛した器というのも納得です。江戸時代以降は瀬戸物とともに「唐津物」と呼ばれ、多くの人に親しまれました。中里太郎右衛門などの著名な作家物もあります。

京焼

京焼(清水焼)とは京都発祥の焼き物で、昔は京焼にも数々の種類があったのですが現在は清水焼のみが残っているため、京焼と清水焼の意味は全く同じものとして使われています。伝統工芸品にも指定されている和食器で、登録されている名称は「京焼・清水焼」となっています。若宮八幡宮の例祭である陶器祭では、清水焼で飾った神輿が登場するそうです。清水焼の作家は「清水六兵衛」などが有名で、現在は8代まで続いており、骨董品収集家からも愛される名工です。

九谷焼

九谷焼とは石川県が産地となる和食器で、色絵の磁器食器のため非常に鮮やかで高級感溢れる作品が多いことが特徴です。色絵の磁器といえば有田焼が有名ですが、こちらの九谷焼は石川県で良質な陶石が発見されたのを機に、技術の習得のため藩士の後藤才次郎が有田へと向かい、技能を持ち帰ってきたのが始まりとされています。人間国宝の徳田八十吉の作品なども有名です。

信楽焼

信楽焼は日本六古窯の一つにも数えられるほど長い歴史を持つ和食器で、室町時代以降はその素朴な美しさから多くの茶人にも愛されていました。安土桃山時代に千利休が信楽焼を好み、これまで貯蔵に使われていた信楽焼の壺が花入れに、桶も水指として用いるなど茶の席でも使われ、その素朴な風合いが高い評価を受けました。信楽焼といえば狸の置物が有名ですが、器やマグカップに至るまで数多くの商品が展開されています。

瀬戸焼

瀬戸焼の歴史は非常に古く、よく用いられる「セトモノ」の名称も瀬戸焼が由来となっています。瀬戸で焼き物が作られ始めたのは古墳時代からとされており、それから時代によって様々な発展を遂げたため、瀬戸焼には陶器の食器も磁器食器もあります。日本で初めて和食器に釉薬を用いたのも瀬戸が初めてと言われており、和食器の歴史の最先端だったと言っても過言ではありません。加藤清之、加藤春岱など著名な作家物もあります。

常滑焼

常滑焼は日本六古窯にも数えられる有名な和食器で、平安時代後期に作られたものは「古常滑」と呼ばれ珍重されています。常滑焼は大体が朱色がかかった色合いをしていますが、これは土に混ぜ込まれた酸化鉄によるものです。常滑焼といえば急須が有名ですが、これは土の改良によって耐水性に富んだ仕上がりとなり、高い品質で一躍有名になりました。現在はタイルや植木鉢などにも使われるようになったのは明治時代以降のことで、それまでは生け花や茶の湯などの商品が主流でした。

鍋島焼

鍋島焼は佐賀県で生まれた和食器で、17〜19世紀にかけて佐賀藩直営の窯で生産されていた高級食器でした。かつては諸大名への贈答品、藩主など位の高い人の所用品として愛されていましたが、詳しい生産時期や発祥については未だ不明な箇所が多いです。一度は廃藩置県により途絶えてしまった和食器ですが、色鍋島の名工である今泉今右衛門家によって近代工芸として復興を遂げました。染付の鍋島焼は藍鍋島、赤・黄・緑の3色で鮮やかに描かれた鍋島焼は色鍋島と呼ばれています。

萩焼

萩焼はその素朴な風合いと美しさから多くの茶人に愛された和食器のひとつです。茶の湯では「一楽二萩三唐津」という言葉が有名なことからも、いかに萩焼が重宝されてきたかが窺えるでしょう。歴史も非常に古く、1604年に陶工の兄弟が開窯したことが始まりだと言われています。萩焼で価値のある作家物は非常に多く、例えば三輪休雪(十代)や板倉新兵衛(十二代)が無形文化財に、三輪休雪十代・十一代が人間国宝に認定されております。

萬古焼

三重県が発祥地となる和食器のひとつに「萬古焼」があり、昭和54年から伝統工芸品に認定されています。鉱物の一種”葉長石”を使用しており耐熱性に長けているため、古くから土鍋や急須などが多く作られており、土鍋の国内シェアは70%以上にもなるそうです。古い萬古焼の分類としては、創始者である沼波弄山が作った品は「古萬古」、そこから江戸に移住して、後に江戸小梅で窯を設けた辺りに作られた品は「江戸萬古」と呼ばれています。

備前焼

備前焼は日本六古窯に数えられる和食器のひとつで、岡山県備前市周辺で生産されたことから備前焼と呼ばれていますが、備前市の中でも特に伊部地区で生産が盛んだったことから伊部焼とも呼ばれ、土の温かみ溢れる風合いが何よりの特徴です。備前焼にも数々の名工が存在し、酒器に精通した中村六郎氏、兄・弟と備前焼の再興に励んだ金重陶陽なども有名で、良い作家物や骨董品的な価値を持つ「古備前(鎌倉時代後期頃)」の品などもあります。

益子焼

益子焼は栃木県で生産される和食器で、常陸国で修業していた陶工「大塚啓三郎」が江戸時代に益子に開窯したことから始まったと言われています。益子焼は他の和食器と比べても重く、かつ材質の面で割れやすいのですが、素朴な美しさと独特な風合いは何にも代えがたい魅力で、愛好家も多いです。名工と称される益子焼作家は数多く存在し、濱田庄司や島岡達三は人間国宝の認定を受けております。

美濃焼

美濃焼は有田焼や鍋島焼のように特定の様式を持っていないため、様々な技法や種類が存在しています。美濃焼の中でも代表的なのが「志野焼」で、室町時代に茶人の志野宗信の命により作られたのが始まりだと言われています。美濃焼の中でもうひとつ有名なのが「織部焼」で、千利休の弟子の指導により作られたとされています。美濃焼に魅せられた作家や陶工も多く、瀬戸黒で人間国宝の認定を受けた荒川豊蔵、加藤孝造などが有名です。

いらない食器はリサイクルショップに出すのが有効?

リサイクルショップは査定対象が何種類もあり、店舗によって違います。店舗によっては未使用でも少し汚れている食器や使用済みも買い取ってもらえるかもしれません。ただし、食器の値段を一律で決めているリサイクルショップも多いため査定金額が安くなる可能性が高いです。買い取ってもらえない可能性も十分にあります。お金にならなくても処分できればいいと考えている人にはおすすめです。またネットオークションやフリマサイトを利用すれば、いらない食器が売れる可能性もあります。ただその場合、自分で商品を撮影し、商品説明を作成からやり取り、梱包、発送もしなくてはいけません。

まとめ

ここまでいらない食器のリサイクル方法についてご紹介してきましたが、最後におすすめしたいのが、弊社へ下取りを出すことです。いらない食器が思わぬ価値を生む可能性もあります。弊社は、長年の実績と実力を兼ね備えた鑑定士がお客様の大切な商品を丁寧に査定しお値段をつけさせていただきます。もちろん下取りは無料です。納得のいくお値段でなかった場合は、買取なしで構いません。一度、いらない食器を捨てる前に弊社にお問合せください。全国どこでもご自宅に出張買取可能です。また郵送でも買取も承っております。



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