2023.11.14

ヴィンテージとは

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骨董品

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まずはじめにヴィンテージについてお伝えします。ワインやブドウについての意味をもつvintageですが、ここでは(円熟のしるしとしての)齢よわい、年齢、古さとしての意味としてお伝えします。また、Wikipediaによれば、下記の意味があると記されています。

英語の”vintage”は、「〜の頃」、「時代」などを意味し、”a clock of ancient vintage”(古い時代の時計)などの使い方をする。転じて、名品や、年代物の楽器・オーディオ製品・カメラ・衣料品・自動車などの古い希少品の意味に用いられている。英語圏には「ヴィンテージ」のつく商標や商品が多数あり、年代物の名品風の意匠や古い設計を採用する、古い感じの動作を再現するといった方向性として使われる。そこからさらに転じて、単に古い物をヴィンテージとする用法がある。さらに意味が派生してワインを含め、車やジーンズ、ギターなどある特定の年の「よき時代」に生産された物が長い年月を掛けて現在にも残る「年代物」といった意味で使用される言葉である。

ヴィンテージ家具とは

実はヴィンテージ家具にははっきりとした定義がないため、どんな家具を指すかは非常に曖昧です。ただ一般的には古典的なデザインのアンティーク家具に対して、よりシンプルでカジュアルな雰囲気の古家具をヴィンテージ家具という場合が多いです。作られた年代としては1950年代から70年代を指すことが大半です。つまり古くはあるけれど現代的なエッセンスも感じられるのがヴィンテージ家具の特徴といえるかと思います。ちなみに、ヴィンテージと似た意味の名称として「ブロカント」「ジャンク」「レトロ」「シャビー」などがあります。ブロカントやジャンクは共に「ガラクタ」という意味合いの言葉で、先ほどご紹介した「カジュアルな古家具」であるヴィンテージ家具と非常に近いニュアンスです。ただしヴィンテージ品とは違って修理をしていないなど、よりワイルドな雰囲気のものが多いように感じます。レトロは懐かしさを感じる古家具全般を示す言葉で、味わいがありつつもヴィンテージよりも柔らかな、クールさが少ない古家具を意味することが多い印象です。けれどヴィンテージ好みの方も、レトロ家具の中に気に入るアイテムがある可能性は高いと思います。またシャビーも素朴で味わいあるものに対して使われる呼び名かと思います。本来は「みすぼらしい」とか「古めかしい」という意味合いがありますが、現在のインテリア業界では質感が粗い古家具を指して使われる傾向にあります。こちらもヴィンテージと近い意味合いと思います。「ヴィンテージ」という言葉が使われていなくても、「ブロカント」「ジャンク」「レトロ」「シャビー」等のキーワードを含んでいる古家具は、ヴィンテージ家具を探している時には調べてみると良いかと思います。

北欧デザインのヴィンテージ

ヴィンテージ家具と聞くとまずイメージすることが多いのが、北欧デザインのヴィンテージ家具かと思います。木そのもののあたたかみや質感を大切にシンプルにまとめつつも、先細りする脚などスタイリッシュさを感じるニュアンスを加えているのが特徴で人気があるヴィンテージ家具です。北欧デザイン系のヴィンテージ家具が作られたのは1940年代から60年代にかけてのミッドセンチュリー期。作られた国は必ずしもデンマークやスウェーデンなどの北欧諸国とは限りません。現在市場に流通している北欧ヴィンテージ家具の大半を占めるのがイギリス生まれのものです。そもそもミッドセンチュリー期に北欧デザイン家具が流行したのは、イギリスの家具ブランド数社が北欧諸国の影響を受けて北欧系の家具ラインを発表したのが始まりといわれています。イギリス製の北欧ヴィンテージ家具には有名ブランドが数社あります。代表的なのがE.Gomme社のG-Plan(ジープラン)シリーズやERCOもちろん本場北欧諸国で作られた北欧ヴィンテージ家具も流通しています。これには大きく分けて2つのグループがあります。ひとつは北欧出身の有名デザイナーによる設計で作られた家具の数々です。ハンスJウェグナーやアルネ・ヤコブセン、アルヴァ・アアルトなどが有名な人らです。これらのデザイナーはFritzHansen(フリッツ・ハンセン)社やPPMobler(ピーピームブラー)社、CarlHansen&Son(カール・ハンセン&サン)、GETAMA(ゲタマ)社などいくつもの家具会社にデザインを提供していたので、同じデザイナーの作品であってもモデルによって製造元のブランドは様々。けれど、どのヴィンテージ家具もデザイナーごとの個性がよく現れているのが特徴です。高い評価と共に名作家具として語り継がれているのも少なくありません。もうひとつは有名なデザイナーやブランドのものではない、無名の北欧ヴィンテージ家具です。全体的な佇まいはイギリスの北欧ヴィンテージ家具と似ている傾向にありますが、数が少ない分やはり他とは違うユニークな雰囲気を漂わせています。無名とはいえど、こちらも作り手の個性がよく表れているので人と被りにくいです。日本でもヴィンテージ家具が作られています。それが「ジャパンヴィンテージ」です。日本製の北欧ヴィンテージ家具の特徴は、日本の職人ならではのきめ細やかな手作業。他の国で作られた北欧ヴィンテージ家具と比べて、より重厚で上品な印象を受けます。また日本人の性格や住環境にあったサイズ感や、使いやすいように棚板が多く設けられている利便性など、実用面にしっかりと配慮した作りも特徴です。ブランドとしては山品木工や日田工芸などが知られていますが、ブランド名が特に付いていなくても北欧デザインを採用した日本製のヴィンテージ家具はしばしば見かけることもあります。

ミッドセンチュリー系デザインのヴィンテージ

1940年代から60年代に展開されていたミッドセンチュリー期に人気だった家具として、北欧デザインのヴィンテージがありますが、同時期に作られて人気のヴィンテージ家具があります。それがミッドセンチュリーデザインのヴィンテージ家具です。特徴としてはポップな色みや、曲線を多用したモダンなフォルム、プラスチックを使うなどの近代的な素材を使います。デザイナーズものが多いのも有名です。代表的なデザイナーとしてはイームズやジョージ・ネルソン、ベルトイア、イサム・ノグチなどが知られています。イームズのシェルチェアはよく見られると思います。ミッドセンチュリー期のヴィンテージ家具はどれもかなり個性的で主張が強いのですが、異なるもの同士を組み合わせてなぜかうまくまとまってしまうのが面白いです。個性的です。ちなみにミッドセンチュリー系のデザインのヴィンテージ家具は、日本のブランドでも作られています。有名なのは天童木工やカリモクです。日本人好みの落ち着きとラインの美しさが魅力です。

ジャンク系ヴィンテージ家具

少しダメージが入ったような荒い雰囲気が人気のジャンクなヴィンテージ家具。男らしい感じのヴィンテージ家具です。USA(アメリカ)製のものがよく知られていますが、フランスや日本で作られたものなど様々な国のものが取り扱われています。アイアンなどの金属を使っているのがこのスタイルのヴィンテージ家具の特徴で、代表的なのが鉄脚を使った家具。古材と組み合わせた作りのものが多く、さびた鉄脚と古い木のコンビネーションが、シンプルながらもインテリアで確かな存在感を発揮します。他にも家庭以外の場所で使うことを想定して作られた「インダストリアル」と呼ばれるヴィンテージ家具も、ジャンクなジャンルでは見逃せない存在。産業用家具ならではのがっしりとした作りや非日常感です。代表的なアイテムのひとつが金属製のロッカー。使い込まれたクールな雰囲気が根強い人気を誇るアイテムです。ロッカーは家庭では馴染みのないヴィンテージ家具ではありますが、生活用品や本などを入れる収納棚として便利なので、意外と取り入れやすいのも魅力かと思います。また、デンタルキャビネット(ケビント)もぜひチェックしておきたいインダストリアル系のヴィンテージ家具。こちらはもともと病院で医薬品や医療機器などを入れていたもので、インダストリアルなヴィンテージ家具としては、工場のネジ入れなどより個性的なアイテムが流通することもあります。どれもユニークですが数があまり多くありません。

シンプルなデザインをした家具

素朴でシンプルデザインなヴィンテージ家具です。フランスやアメリカ、日本など様々な国で作られています。具体例としては昔学校で使っていたスクールチェアや、あるいは素朴なマス目棚などが挙げられます。他にもスツールやベンチといったアイテムも人気です。シンプルなデザインなのでコーディネートがしやすいです。ヴィンテージ家具の中でも比較的安価です。

シャビーペイントのヴィンテージ家具

シャビーペイントとはムラが出て均一でない荒い印象のペイントのこと。ペイントされたタイミングはヴィンテージ家具が作られた当時や現代など様々ですが、どれも色の効果で印象ががらりと変わるのが魅力です。ペイントをすることで柔らかさと質感によるぴりりとした感じが加わって、独特の甘辛さが楽しめます。

和家具系ヴィンテージ家具

日本で作られた和家具系統のヴィンテージ家具を指します。和風なデザインが海外の方にも人気です。

ヴィンテージ家具は高く売れる!

はっきりとした定義のないヴィンテージ家具ですが、実はマニアは世界中に存在しています。ここまで紹介したヴィンテージ家具の種類や特徴、歴史に加えて、”著名人が愛用していた”などとなれば値段は釣り上がります。ただ、素人の目利きには限界があるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、下取りに出すことです。一部のマニアの間では高価に売買されるヴィンテージ家具ですが、一般人からしたら古い家具に過ぎません。大きいものになれば、処分撤去費用だけで数十万かかる場合もあります。処分する前に一度、下取りに出してみませんか。弊社は年間数百件のヴィンテージ家具の下取り実績があり、プロの鑑定士があなたの大切なヴィンテージ家具を鑑定します。下取り費用は無料ですし、価格に納得いただけない場合は、断っていただいて構いません。全国どこでも出張買取いたしますので一度、お問合せくださいませ。

まとめ

今回はヴィンテージ家具についてお伝えしました。ヴィンテージの意味合いだけでなく、ヴィンテージ家具の種類や魅力について知っていただけたかと思います。大切に扱ってきたヴィンテージ家具を手放そうとお考えの際はぜひ弊社へ一度ご相談くださいませ。

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