2024.01.19

半紙・画仙紙、書道具は買取店で売ることができる?高額買取のポイント

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書道に深く精通している方々の中には、半紙を買取して欲しいと思っている方々もいらっしゃることでしょう。

果たして半紙は買取が可能なのでしょうか。

今回この記事では、

  • 買取対象の半紙の歴史性
  • 墨・半紙・筆などの書道具を買取可能
  • 半紙の買取ポイントとは
  • 半紙をもっと高く買取しもらうために
  • 半紙よりも画仙紙(宣紙)の方が高く買取されている

について知ることができます。

書道に深い理解のある方々は、ぜひ一読ください。

買取対象の半紙の歴史性

書道に関わる方々にとって、半紙はなくてはならないものです。

そもそも半紙とはなんなのでしょうか。

半紙の名前の由来

学校の授業で半紙と関わったという方々もいらっしゃることでしょう。また、お正月に書初めで半紙を使ったという経験もあるかもしれません。

半紙を半紙として呼ぶようになったのは、播磨国杉原谷村(現在の兵庫県多可郡多可町)の杉原谷で漉かれていた杉原紙を起源とする説があります。

杉原紙が作られるようになったのは、飛鳥時代の7世紀後半の頃であるため、既に相当の時の経過があります。

そのサイズは、もともと1尺6寸×1尺1寸であったのですが、それを半分に切って、8寸×1尺1寸のサイズにしたものが半紙なのです。

また、違う説もあります。

平安時代の「延喜式」(平安時代中期に編纂された律令の施行細則)において、和紙の規格について2尺3寸×1尺3寸との記述があります。そのサイズを半分にしたものが半紙です。

いずれにしても半紙には相当長い歴史が存在していたことを知ることができます。

また、現代のことを言えば、大辞泉を参照すれば、縦24〜26センチ、横32〜35センチの和紙のものを半紙というという定義づけがされています。

書初めの紙も半紙?

多くの人たちは、おおかた半紙は、書道のときに使用する紙という認識の仕方をしていることでしょう。

明治あたりからは半紙は書道に使用されるため、書道で使用している紙全部を半紙という言い方をしていることもあります。

子どもさんが半紙と呼んでも、別に大人の方々は、違和感を感じないで受け止めているのかもしれません。しかし、正確には、そのようなものは半紙ではなく、聯落(れんおち)という言い方がされているため区別をしなければなりません。

墨・半紙・筆などの書道具を買取可能

実際に買取業者で買取してもらうことができる半紙があります。ただし、すべての半紙が買取されるということではありません。

半紙とは和紙であり、買取される半紙は、手漉きであることが前提となります。

現在、買取業者では、そのような半紙だけでなく、墨、筆、硯なども積極的に買取しています。簡単に文房具屋さんで購入してきたようなものではなく、親の世代、そのまた次の親が使っていたような書道具などが残っている場合は、それなりの高い価格で買取される可能性があります。

書道具一式がそろっている場合は20,000円~100,000円あたりの価格で買取されている実績があります。

筆や墨、半紙だけの買取であれば、状態が良好であれば2,000円~10,000円あたりの買取相場です。骨董価値の存在しているモノであれば、それ以上の想像している以上の買取額がつくこともあります。

一方で、自身が昔使用していたような稽古用の書道具程度のモノであれば、買取価値はほとんどなく、買取自体してもらうことができないことも多々あります。

そのような半紙を含め書道道具が買取されるためには、古い年代のものであり、かつ良好な状態を維持している必要があります。

半紙の買取基準とは

半紙を買取して欲しいと思えば、買取業者に持ち込みをして、査定をしてもらうことになります。査定方法の基準にはいくつかあるため、ここで抑えておきましょう。

劣化状態

書道具の査定に限ったことではありませんが、何か買取して欲しいと思えば、そのモノの状態はどうかがなによりも大事な条件です。売ろうとしているモノの状態が悪いと、それだけ査定価値は下がってしまうことになります。

半紙を含め書道具を買取して欲しいと思っている人たちの多くは、遺品整理などで見つかったというケースも多いため、どうしても状態はそれ程良くないのが現状であるのかもしれません。

しかし、多少劣化しているモノであったとしても、査定依頼に出す前には、見た目をキレイにしておくことでそれなりに良好な状態にすることが可能です。半紙にシミがついていると言った場合どうしようもない問題なのですが、ホコリや汚れ程度のモノであれば、あなたの努力次第でそれなりにキレイな状態へと変え、買取業者のイメージを良くすることができます。

そのような半紙であれば、買取業者も安心して買取することができます。

年代

半紙を含め書道具の査定では、道具一式がいつの頃のモノなのかもとても大事なポイントです。

書道自体、かなり古い時代日本に伝わってきたものであり、その歴史性を思えば、何百年も以前のモノが実家に眠っていたということもありうることです。

一般的に書道具とは、大正や昭和時代の年代のモノではすでに新しい時代に分類されてしまうため、それ程高い価格での買取は期待することができません。

もっとも流通量が多いのは明治時代の書道具ですが、明治であっても、そこまで高い価格は期待することができないかもしれません。

書道具について言えば、もっとも貴重とされるのは江戸時代前後のモノであり、そのような書道具をお持ちであれば、かなり高価買取を期待することができます。

ただし、年代が古くなればなるほど良好な状態を維持することが難しくなるため、査定の難易度も高くなってしまうでしょう。

書道具の査定では、年代が重視される一方で、同程度状態も重視されることになります。

ブランド

書道具には、ブランドがついているものが存在しています。そのようなモノは現在でも比較的高値で買取がされています。

昔名が知られていたブランドや、有名作家が使用していたモノであれば、さらに高価買取を期待することができます。しかし、この場合も、既に解説していますが、価値あるブランドものであったとしても、状態が悪ければ買取価格はダダ下がりする可能性があります。

古い書道具の場合、骨董品などのジャンルにも分類され、何百年も前の品が取引されていることも多くあります。書道の歴史性において、有名な作家も何人もおり、そのような人物が使っていた書道具に対して現在でも需要があり、高値がつけられていることはまったく不思議なことではありません。

半紙をもっと高く買取しもらうために

半紙をできるだけ高く買取して欲しいと思えば、以下の点を実行してください。

できるだけ状態を維持する

半紙を含め書道具の買取は古いモノが多いため、どうしてもクオリティーが悪いものが多いです。特に半紙の場合、古さがすぐに目立つような素材です。かなり古い骨董的価値のある半紙が見つかったとしても、ホコリまみれになっていたり、汚れがかなりひどい状態であるのが通常と言ってもいいのかもしれません。

しかし、そのようなことは買取業者も知っていることです。そのような状態であったとしても、キレイに維持する姿勢が必要なのであって、丁寧を徹することで、それなりいい買取価格になることがあります。

書道具一式をそろえる

特に半紙は、ごまかしが効かない素材とも言っていいでしょう。ですから、半紙だけを買取してもらうのではなく、できれば書道具一式をそろえることで高い買取価格がつく可能性があります。

実際に全部そろっているから購入したいと思っている方々もいらっしゃることでしょう。そのような欲しいと思っている人たちがいるから、買取業者では、高く査定買取することが可能なのです。

その半紙にそれ程高い買取価値がつかなくても、墨や筆、硯の方に想像以上の価値がつくこともあります。

買取業者を比較する

中には、そんな半紙は買取しませんという業者もあるでしょう。一方では高く買取しますと言った業者もあるかもしれません。

それぞれの買取業者で販路は違うため、様々買取価格には違いがあります。ですから、面倒くさいと思って一店舗だけで決めるのではなく、数店舗に査定依頼をして判断することが必要です。

また、ネットのWEBサイトからおおよその買取相場を確認することが可能です。インターネットも普及し、誰でも簡単に複数業者の買取相場を比較することができるため、それを利用しない手はありません。

半紙よりも画仙紙(宣紙)の方が高く買取されている

「画仙紙」とは、書画を書くための大きな紙のことを言います。そのようなモノをお持ちであれば、半紙以上に高い買取額がつくことがあります。日本においては、長い期間中国で生産された画仙紙を使っていたのですが、やがて、それを模倣した紙を日本でも作るようになりました。

そのような経緯があり、中国産のものを本画仙と言う呼び方をし、日本製のものを和画仙と呼ぶことがあります。

画仙紙という名前は、優れた画人の敬称で、画仙の使う紙というのが由来です。宣紙は、中国にあった宣州という地域に由来しています。それは、墨の持ち味や墨色が変化するのを上手く表すことができるように年月をかけ作り上げたクオリティーの高い紙です。

また、青檀という木の樹皮と稲藁を原料とし、伝統的な技法で作られています。繊維が短くて脆く裂けやすいですが、それだけ墨の粒子が浸透しやすく、「かすれ」や「にじみ」がキレイに出すことができます。

日本で作成されている画仙紙には、「甲州画仙」や「因州画仙」、また、「越前画仙」などの様々な種類があります。

また、画仙紙と半紙の違いは大きさにあります。画仙紙の場合、書画用の大きいサイズを指すことが多く、その中でも「大画仙」「中画仙」、「小画仙」と言った種類があります。

厚さによっても「単箋」「二層」、「三層」といった分け方がされています。

まとめ

いかがでしょうか。

今回は、半紙・画仙紙、また書道具の買取価値について解説しました。

半紙なんて買取してもらうことができるのか……と思っている方々も多いようですが、中には、高い買取価値が存在しているものもあります。

半紙を高く買取されるためには、すぐに劣化してしまう素材でもあるため保存状態も大事なポイントです。

また、書道具が全部そろっているのであれば、ぜひまとめて買取依頼をしてみましょう。そのときは思わぬ高い買取額がつく可能性もあります。



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