2024.01.24
花器
2024.01.24
「不要になった花器を持っている」「生け花でたくさんの花器を使っていたが、処分したい」という人もいるでしょう。
花器は処分するにはもったいないことが多いため、リサイクルもしくは買取が可能ならば依頼したいと思っている人が多くいます。
どんな花器ならば買い取ってもらえる可能性があるのか、またどう処分したらいいのか、花器の魅力と処分法について紹介しますので、参考にしてください。
目次
花器や花瓶は、割と大きなものや重いもの、かさばるものが多くなります。また、それほど使っていないものや保存状態が美しい状態の花器も多いために、ゴミに出すにはもったいないと思うでしょう。リサイクルや買取を希望する人が多い傾向です。
花器や花瓶は、陶磁器やガラス、金属などで作られていて、古いもので価値のあるものや有名作家のものなど、いろいろなものがあります。最近では骨董品や工芸品、美術品としての評価が高くなっていますので、花器を処分しようとする際には、花器や花瓶の魅力、需要に関してもよく知っておくことが大切です。
花器や花瓶が日本に広まった背景からまず紹介したいと思います。日本に広まった背景には、仏教が影響していると言われています。「花瓶(花立)」「香炉」「燭台」が仏教の三具足(みつぐぞく)と呼ばれていて、仏壇に花を供えることは昔から行われていたものです。
そして、室町時代に座敷で花を生ける文化が誕生し、茶室で「花入れ」に花を生けて風流に味わう文化へと発展。茶室などの床の間に花を生けることを「茶花」と言って伝統としてきました。生け花を楽しむ、花器や花瓶を大切にする文化が日本には古くから根付いていると言えます。
「生け花を習っていた」「生け花が趣味」という人も多く、生け花用の花器をたくさん持っているという人も多い傾向です。
生け花の花器の種類は、陶磁器製、金属製、竹製、木製などいろいろあります。形も様々で、薄端 (うすばた) ・釣船・獅子口・水盤・広口・細口など、多様な形があるのが特徴となっています。
例えば、生け花の流派によって、「池坊」では、「立花(りっか)」「生花(しょうか)」「自由花」など花を生ける型に合わせて花器を選ぶようになっています。花器の形は、筒形、壺形、水盤、深鉢などがあり、「立花(りっか)」では、深鉢型や下蕪(しもかぶら)型を選びます。また、「生花(しょうか)」では、筒形や水盤型、壁にかけるタイプなども使います。「自由花」では、特に決まりがなく、自由に変形花器なども使うのが特徴です。
多くの花器の形や素材の花器を使って、生ける花との相性も考えて選ぶのが特徴となっています。そのため、様々な花器を使うことが多い傾向です。
そんな生け花用の花器や花瓶は、需要も高いため売買されることが多くなっていて、高い需要があると言えるでしょう。
花器をリサイクルに回すか、買取が可能かの基準についても見ていきますので、参考にしてください。次のような花器や花瓶ならば、高く買取が可能となります。
まず、ブランド物の花器ならば、買取が可能です。
ガラス工芸なら「バカラ」や「ティファニー」が有名となっています。陶磁器なら「マイセン」や「ウェッジウッド」が西洋陶器としては人気です。
特に高額が望める作家と買取相場は、次のようになります。
・ガラス工芸家のフランスのエミール・ガレ 2万~30万円※オンベル文 花瓶の珍しいデザインでは80万円もあり
・ガラス工芸家のフランスのドーム兄弟 20万円程度※バラ文花瓶150万円の高額買取もあり
日本のもので有名な作家の花器は、次のような作家のものです。
・有田焼「酒井田柿右衛門」の場合 30万~100万円
・備前焼「金重陶陽」の場合 50万円程度
・染付で近藤悠三の金彩の場合 50万円程度
古い時代の100年以上前に作られたアンティークの花瓶も高額買取となりますので、おすすめです。骨董品や美術品、工芸品、アンティーク品としての価値が高くなります。アンティークな花瓶を集めている人も多いために、人気が高い花瓶です。ブランド物で、古いものになるとさらに高額になります。
また、リサイクルか買取かを迷う場合ですが、花器や花瓶の状態も大事です。状態が悪ければ、買い取ってもらえないことや買取査定が低くなります。
また、共箱などの付属品が一緒にあることも大切です。買取可能な状態や付属品についても参考にしてください。
買取をしてもらうには、保存状態がいい花器や花瓶であることが大切です。次のような花器や花瓶は買取が厳しくなります。
割れやヒビ、カケがある状態の場合には、買い取ってもらえないことや買取金額が大きく下がることも多いために、ブランド品や有名作家のもの、アンティークなものでなければ、リサイクルに回すこともおすすめです。
買取に依頼できるかどうかは、花器や花瓶を購入した際の共箱や保証書などが揃っていることも大切です。こうしたものがあると買取額が高くなります。作者のサインや花押が入っている場合には、本物の証明にもなっておすすめです。
また、保証書もあると、作家やブランド物の本物である証明になり、制作年代などがわかって買取依頼がしやすいでしょう。
また、ブランド物や作家物でない花器や花瓶、アンティークな花瓶でもない場合は、保存状態が良くてもあまり高く売れないことが多いでしょう。リサイクルに回すのも一つの方法です。
花器や花瓶を欲しいという人もたくさんいるために、状態が良ければリサイクルショップで売れることも多いでしょう。あまり高額にはならないかもしれませんが、リサイクルショップに持ち込む方法もおすすめです。
リサイクルショップに持ち込む場合は、「花器」を買取扱い品目として挙げているリサイクル業者に持ち込むようにするのがおすすめです。
ただし、1,000円程度にしか買い取ってもらえない可能性が高いことも知っておいてください。
フリーマーケットに出して販売するのも一つの方法です。意外と花瓶を売っていることが少ないため、一輪挿しから大きな花瓶まで需要があります。アンティークな雰囲気のあるものや美しい花瓶ならば、買い手がつくことも多くておすすめです。
「メルカリ」や「ラクマ」に出品する方法もあります。どこで作られたものなのか、また作家名などがわかっている場合で、証明できれば高額で出品できるでしょう。
女性が多く利用している「メルカリ」や「ラクマ」のため、反応も多くあっておすすめです。
高額で買ったもので、共箱や保証書などがあれば、自分で「ヤフオク!」などのネットオークションに出品してみるのも一つの方法です。意外と高く売れますのでおすすめです。
発送や決済を自分でする必要がありますが、買取が難しかったものでも高く値段が付く場合があります。
様々な種類の素材、形の花器がオークションには大量に出されています。まずは、自分が出品した花器に気づいてもらえるようにすることで、高く売れる可能性があっていいでしょう。
そして、購入した際に高かったので、できるならばやはり、何とか買い取ってもらえないかと思う人もいるでしょう。
花器や花瓶を取り扱う買取専門業者ならば、買い取ってくれる可能性も高くなっておすすめです。
こうした買取専門業者を探すことで、どんな花器や花瓶なのかよくわからない時にも買い取ってもらえやすくなります。鑑定士がいるような専門業者に、一度花器や花瓶の買取査定を依頼してみることができておすすめです。
花器や花瓶の正当な買取価格がわかっていい方法です。
花器や花瓶のリサイクルや買取について紹介しました。花器や花瓶の魅力についてまず知ること、どんな花器や花瓶ならば買取が可能なのかを知っておくことが大切です。そして、買取時の相場なども確認しておくといいでしょう。
花器や花瓶はブランド物や有名作家の物、アンティークな物は、骨董品や工芸品としても高く売れる可能性があります。歴史のあるアンティークな花器、花瓶にはファンが多くいて、高額買取となります。また、生け花で使用していた花器なども需要が高いでしょう。
ただ、花器や花瓶は買取が難しい場合も多々あります。買い取ってもらえず、リサイクルに回さなければならないこともあります。リサイクルに出す方法も知っておくことが大切です。
そして、買取を諦めた場合も、買取実績がある専門業者を選ぶことで売れる場合もあるため、しっかりと査定してもらうことが大切です。専門業者でないと、花瓶の特徴や価値に気づかずに高く売れないことも多いため、例え遠くても実績のある業者に依頼するのがおすすめです。
買取依頼、買取業者選びに悩んでいる場合には、実績のある弊社にお気軽にお問い合わせ頂ければ、買取の可能性があります。弊社に依頼して頂くと高額買取が可能にもなりますので、ご検討頂ければと思います。