2023.11.20

高価買取可能 仙厓義梵の掛け軸とは その魅力を解説

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掛け軸って段々とお家の中で忘れ去れる存在であるのかもしれません。

一方で掛け軸には、国内外で需要が存在しています。

もし、所有している掛け軸があれば、高価買取される可能性がとても大きいので、ぜひ一度売却査定してもらってみてはいかがでしょうか。

高価買取が現在期待できる掛け軸には、「仙厓義梵」による作品があります。

今回は、仙厓義梵の魅力をお伝えします。ぜひ一読ください。

高価買取可能 仙厓義梵の掛け軸とは

「仙厓義梵(せんがいぎぼん)」は、仙厓さんの愛称で親しまれる、江戸時代の禅僧です。

寛延3年(1750年)4月 ~ 天保8年10月7日(1837年11月4日)の時代を生き、禅味溢れる絵画を描き続けてきました。

仙厓義梵は、美濃国武儀郡で誕生し、11歳には、清泰寺で臨済宗の僧となります。

19歳になって、行脚の後月船禅彗の門下に入ることに。

32歳になり、印可を受け、行脚の旅に出ます。

39歳になり、博多の聖福寺の盤谷紹適の法嗣となり、住持を23年間務めあげ、引退となります。

そして、仙厓義梵は、88歳で遷化するまでの期間、多数の洒脱や飄逸な絵画を残してきました。

仙厓義梵が、本腰を入れて絵を描き始めたのは40代後半になってからだと言われています。

仙厓義梵の描いた絵は、生前から人気がありました。どうしても仙厓義梵の絵が欲しい……と迫る人たちがあとを絶たない状況だったと伝えられています。

仙厓義梵は83歳の時には、お庭に絶筆の碑を建てることまでして断筆宣言をしたのですが、結局はやめることができず、没年までの期間作品を残しています。

仙厓義梵の残した作品は、まるで「ゆるキャラ」のようなタッチの画です。

しかし、ゆるキャラとは相反し、とてもためになる内容の教えを含んでいたりします。

高価買取可能の仙厓義梵の掛け軸は、かわいい?

高価買取可能の仙厓義梵の掛け軸をみて、ストレートにかわいいと評する方々は多いことでしょう。一体どれだけの人たちが、仙厓義梵の掛け軸を鑑賞して、かわいいと言い続けてきたことでしょう。

たとえば仙厓義梵には、子犬が描かれた掛け軸があります。

それを前にして人たちは、やはり「かわいい」と。

たしかにかわいいのは事実です。かわいいものを見ていると、私達は、明るい気持ちになることができますし、楽しい気持ちにもなることができます。しかし、そもそも仙厓義梵って、江戸時代を生きたお坊さんです。そんな人物の描きだす絵がこんなにかわいくていいものでしょうか……。

そもそも、仙厓義梵が描く画は、そのほとんどが庶民に対し描かれたものです。中身は、人生訓がメインとなっています。仙厓義梵は、禅の教えに従い、救いの手を書画という手段で表現し、人たちへ容易に提供しているのです。

ごくごく一般庶民を対象とし教え導くのに、相手が最初に抵抗感を持ってしまっては、到底目的を達成することはできないでしょう。ですから、見た目のわかりやすさは必須であり、同時に感じることのできる絵でなければ説得する力を持たせることはできません。

仙厓義梵の画がかわいいのは事実です。かわいらしさとは、庶民たちがひと目で惹きつけられる大きな要素なのです。仙厓義梵の掛け軸を見て「かわいい」と思うのは、まさに仙厓義梵の思うつぼと言っていいでしょう。

仙厓義梵の掛け軸はただかわいいだけではない

ただし、ただかわいいだけではないというのが、仙厓義梵の掛け軸の魅力です。仙厓義梵の掛け軸は、ただかわいいと言って通り過ぎてしまうだけでは、あまりにももったいないです。

例えば、先ほど紹介した子犬の画ですが、ずんぐりむっくりの子犬は紐でつながれているのですが……、よく見れば、木杭は横倒しです。ただかわいいと評するだけでなく、そこまで注目して見てみましょう。果たして、なんで、木杭は横倒しになっているのでしょうか。

禅画において、子犬の存在は、単にペットではなく、仏性があるかないかという議論がなされる重要な存在です。一方で仙厓義梵の子犬は、どれも飼いならされた様子が描かれます。この子犬は、取るに足らない様々な事柄にとらわれ、金縛り状態となり、前進する一歩が踏み出せない哀れな人間の姿を表現しているのです。

生かそふと ころそふと

また、仙厓義梵の画には、大きな匙が描かれたものがあります。そして、そこには、「生かそふと ころそふと」と言う書が添えられています。

単にちょっとユニークなスプーンの画だとそれだけの印象に終わってしまう方々もいるかと思いますが「生かそふと ころそふと」とはどのような意味なのでしょうか。「生かそふと ころそふと」という書によって、匙は、単にユニークな匙の存在ではなくなっているのです。

仙厓義梵は、この画において、「生かすも、殺すも」と書いたのです。それは、結局は医者のさじ加減ひとつである……ということ。

物事とは、すべてがその状況に応じ、さじ加減によって大きく変化するものです。であるからこそ、いい結果を導くことができるように、日々をよく考え、努力して生きることが大事であるということを、私達に伝えようとしているのです。

それ程難しいことを仙厓義梵はこの掛け軸で語っている訳でもありません。しかし、それでも、猥雑した世の中の中でガツンと一発ストレートパンチをくらったような画です。

仙厓義梵の掛け軸に対して。「そうなのか、そう言われてみればそうですよね……」という見方をしていただければいいのではないでしょうか。

あくび布袋図

あくび布袋図は、仙厓義梵を代表する高価買取できる掛け軸のひとつです。

大きく伸びをしてあくびをしているおじさんは、七福神の一人の布袋様です。布袋様の左には、文字がありますが、内容は「釈迦己帰双林 弥勒未出内 宮甚矣吾 衰也不復 夢見周公」です。

難しい漢字がずらっと並んでいて、それだけで顔をしかめる方々もいるのかもしれませんが、書いてあることは、「おおかたこの世界に救いなんてあろうはずはない」という意味合いです。

仙厓義梵は、非常に救われない言葉を私達に突き付けてきたのですが……。一方で、画の方は……といえば、そんなことは俺には関係はない……と言うばかりに大きなあくびをしている布袋様です。

私達は、書自体を直接感じとるのでもなく、画自体を直接感じとるのでもなく、書と画のすき間に存在しているものを感じ取らなければならないのでしょう。このような見方をすれば、仙厓義梵の掛け軸がどんどん奥深いものに見えてくることでしょう。

指月布袋画賛

仙厓義梵の描く「指月布袋画賛」において、空を指さすおじさんと、子供がとてもかわいらしく描かれ、一般大衆がすぐに惹きつけられてしまうような掛け軸です。この絵では、また布袋様が描かれているのですが、布袋様が何をしているかというと、月の方を指さしています。

まん丸のお月様を円満な悟りの境地と捉え、布袋様はそこにたどり着くためには、月への道のりと同様にして困難を極めるが、しかし、それは不可避の私達が真に求めるべきものだと隣にいる子供に教えているのです。

この掛け軸も、かわいい掛け軸ですが、やはりしっかり鑑賞することで、心に染みる奥深さを感じとることができます。

法(ルール)なしの画

若い頃に既に伝統的な絵画の技法を学んだ仙厓義梵なのですが、彼は、画技のスキルによって得ることになる単に上手な絵であることに息苦しさを覚えていました。

技巧を極めたものの、後々、その全部を捨て去る……。その行為は、修行の果てに悟りを開いて自在の境地に達する禅の教えとも通じることがあります。

このような流れで完成した仙厓義梵の絵を自身、「厓画無法(がいがむほう)」と呼んでいました。それは、法(ルール)なしの画です。

○△□(まるさんかくしかく)

仙厓義梵には、「○△□」といった図形だけを描くシンプルな図のものがあります。

左には「扶桑最初禅窟(日本最古の禅寺)」と、仙厓義梵が描いたとする落款が記されてあるだけで、画の中に解釈の手がかりとなる賛文もなく、仙厓禅画のなかでも難解な作品とされます。

それを独自で解釈すれば「○」が象徴しているのは円満な悟道の到達点です。「△□」は、「〇」に至る修行の階梯を図示したと考えることができます。

また、この世の存在するものは3つの図形に集約することができ、大宇宙を小さい絵にぎゅっと凝縮させたとも。その解釈はひとつだけでなく諸説があります。

単純明快な線で描かれた作品であるにも関わらず、独特な余韻を残すのが特徴でもあり、私達が考えること自体に意味が存在しているのかもしれません。

現在仙厓義梵の掛け軸は高価買取中

仙崖義梵の禅画は現在でもとても人気が高く、買取市場でも高価取引が活発にされています。

仙厓義梵の肉筆であれば、高額での査定がされる可能性は充分にあります。さらに、共箱などと言った付属物であったり、鑑定書があれば、プラスα高価査定が見込むことができます。

現在、需要が高いため、仙厓義梵の掛け軸をお持ちであれば、ぜひ一度査定にお出しすることをおすすめします。

また、仙厓義梵の掛け軸が高価買取されるための査定ポイントは、掛け軸に破れであったり、ヤケ、ヨレ、シワなどと言った傷みがあるかないか、また、仙厓義梵本人の作品である保証書、鑑定書があるかないか、共箱などの付属物があるか、作品の大きさや、署名、落款があるかないかあたりとなります。

仙厓義梵の掛け軸は、ネットオークションでも真作であることがわかるものであれば、十数万円あたりの相場価格で取引されています。

仙厓義梵の掛け軸「寒山拾得図」は85cm×26cm、総丈163cm×36cmのサイズのもので、落款、署名と箱あり、肉筆保証がされていて17万円の落札価格でした。

また「布袋観月図」は91.5cm×27cmのサイズで、かつ真作保証され、箱あり、落款と署名ありで16万5千円の高価価格がついています。

まとめ

いかがでしょうか。

今回は、高価買取を期待することができる仙厓義梵の掛け軸について解説しました。

一見「ゆるキャラ」にも見えそうなユーモアと、愛嬌のある仙厓義梵の掛け軸は、現在においてもとても人気があり、高価買取につなげることができます。

掛け軸の保存状態にもよりますが、真作とわかればより高価査定も充分期待することができます。

仙厓義梵の作品をお持ちであれば、ぜひ一度問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

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