2023.12.04
鎧兜
2023.12.04
「子どもが大きくなったから兜を手放したい」「押し入れにずっと兜をしまってあるけどどうしよう」と兜の処分方法にお困りの家庭も多いのではないでしょうか。
五月人形である兜飾りは、一般的には神社やお寺に持って行って供養してもらいますが、買取業者やオークションを利用して売ることもできます。
今回の記事では、兜の買取業者の種類や高く売るためのコツについて解説していきます。
思い入れのある兜を高く買い取ってもらうために、ぜひ参考にしてみてください。
目次
五月人形の一つである兜は、処分するより買取に出す方がおすすめです。
伝統行事に使用する兜を、売ってしまっていいのかお悩みの方も多いと思いますが、兜を処分するには回収費用がかかります。
しかし、兜を買取業者へ査定に出すと、高く買い取ってもらえる場合があります。
五月人形である兜は新品で買うと値段が高いので、中古の需要があって人気も高いです。
家の奥にしまっておいた兜を、中古で購入したい方に提供して使ってもらえるのは、環境にも良いですよね。
兜の買取は、家電や日用品などを取り扱うリサイクルショップなどでは、取り扱っていないことが多いので、専門の買取業者に依頼する必要があります。
兜を適切に買い取ってもらうには、取り扱っている買取業者を把握して、査定のポイントや買取相場を確認しておくことが大切です。
まず最初に、兜の売り方の方法について4つ紹介していきます。
売り方によって特徴が異なるので、自分に適した買取方法を見つけるために参考にしてみてください。
兜が持ち運びやすいサイズであれば、店舗に持って行って店頭で買取してもらえます。
店頭買取の特徴は、店舗スタッフに値段交渉や質問が直接できたり、買取後にすぐ現金化が可能な点です。
査定金額に納得できなかった場合は持ち帰れるので、まだ兜を売るか確定していない方や、まずは鑑定だけしてみたい方におすすめです。
兜をお店に持って行く時は、兜に傷が付くと査定金額に影響してくるため、十分に気を付けて運んでくださいね。
兜のサイズが大きい場合は、店舗へ持って行くのに負担がかかるため、他の買取方法を利用するのがおすすめです。
出張買取は、業者が自宅まで査定をしに来てくれるため、持ち運ぶには大変な大きい兜でも買い取ってもらえて便利です。
買取店舗が家の近くに見当たらない方でも利用できるのが魅力的です。
自宅から一歩も出ることなく買い取ってもらえるので、高齢の方や足腰に負担をかけたくない方でも利用しやすくなっています。
また、出張買取は兜を移動することなく査定が完了できるので、兜にキズが付いて査定金額が下がってしまう心配もありません。
出張買取の訪問料や手数料は、無料で査定してくれる買取業者があるので、依頼する前に確認しておくことをおすすめします。
出張買取は便利ですが、兜のサイズが小さかったり買取点数が少ない時は、業者によっては断られてしまうこともあるので確認が必要です。
宅配買取は、売りたい兜をダンボールに詰めて業者へ送って査定してもらう方法です。
宅配買取の特徴は、申し込みから買取金額の振込完了まで、スタッフと一度も会うことなく買取を終わらせられる点です。
また、店舗買取や出張買取と異なり、時間を気にせずに自分のペースで梱包や発送ができます。
ただ、配送の時に兜にキズが付いてしまって査定の金額が下がってしまう場合があるので、梱包には十分気をつけましょう。
また、送料が自己負担になる買取業者や、エリアによっては受け付けてもらえないケースもあるので、事前に確認してくださいね。
兜はヤフオクやメルカリなどのフリマやオークションを使用して、高く売ることも可能です。
買取店などで買取を断られてしまった兜でも、フリマやオークションを利用すれば、自分の好きな値段をつけて売ることができます。
兜を欲しい方のニーズに合えば、比較的高い値段で売れるため、お店で買取不可となった兜でも諦めずに出品してみるのも良さそうですね。
ただ、兜の梱包や購入相手とのメッセージのやりとりをする必要があるため、手間や時間はかかってきます。
また、なかなか兜を購入する人が見つからない場合は、自宅で兜を保管し続けなければならないので、保管状態に気をつける必要があります。
端午の節句に飾っていた大事な兜を売るなら、できれば高い査定金額で買い取ってもらえると嬉しいですよね。
ここからは、兜をより高い値段で売るためのポイントを紹介していきます。
思い入れのある大切な兜を手放す時の参考にしてみてください。
兜を買取依頼してもらう時は、新品の状態に近くなるように、ホコリや汚れをきれいに取り除くことがポイントです。
兜にキズや汚れがある場合は、査定では減額の項目になってしまうので、買取金額が低くなってしまいます。
兜を保管する時は、ホコリが付かないようにケースに入れておくか、ケースがない場合は普段からこまめにホコリを取っておくようにしましょう。
兜を掃除する時は、素手で触ると皮脂で汚れてしまう恐れがあるので、手袋を付けて掃除することがおすすめです。
自分ではなかなか落とせない汚れがある場合は、洗剤を使用すると兜が変色することがあるので、無理せずにそのまま買取業者へお任せしてくださいね。
兜は直射日光が当たらない場所へ設置をして、色落ちを防いでダメージを与えないようにするのがポイントです。
兜が直射日光に長時間当たっていると、色あせてしまったり、知らない間にダメージを受け、兜を触ってもいないのに壊れてしまったりします。
ケースに入っているからと安心して、日光が直接当たる場所へ置きっぱなしにしてしまうと、兜がダメージを受けて買取できない状態へとなってしまう可能性もあります。
どうしても日が差し込んでしまう場所に兜を置かなければならない場合は、布をかけておくだけでもダメージが軽減されるので、気をつけて保管してくださいね。
兜を良い状態に保って売るためには、保管方法に気をつけることが大切です。
ケースに兜を入れて湿気の少ない場所へ保管しましょう。
兜をケースに入れておくことで、湿気の影響を受けにくくなり、カビの発生を防ぐ効果があります。
湿気が多いところで兜を保管してしまうと、カビが生えてしまってせっかく高価な兜であっても、査定の時に減額されたり、買い取ってもらえない場合があります。
兜のシーズンが来たら買取依頼をすぐできるようにするためにも、保管する時は湿気取りなども使って兜を良い状態に保ちましょう。
兜に付属している箱や小道具などをすべて揃えておくと、査定の金額が高くなります。
中身だけあれば良いと兜の箱を捨ててしまうと、買い取ってもらう時に査定金額が低くなってしまいます。
購入した時に付いていた箱や小道具などは、紛失しないように大切に保管して置いてください。
もし、兜の購入時が何十年も前の場合で付属品が見当たらない場合は、自宅の他に親戚の家などにも残っていることもあるので確認してみてくださいね。
兜の入手経路を事前に確認しておくと、兜の希少価値が証明できるので買取価格が高くなります。
兜は、年代物であったり有名な作家のものであると高く買い取ってもらえます。
兜の購入日がわかる書類や作家の資料などがある場合は、査定に出す前に用意しておくのがおすすめです。
インターネットで購入した場合は、購入履歴をさかのぼってみたり、購入確認のメールを確認してみてください。
兜を高く売るためには、買取に出す時期もポイントとなってきます。
端午の節句前の3〜4月のシーズンが高価買取の傾向にあるので、タイミングを合わせて査定に出してみてください。
同じ兜でも、査定に出す時期をオフシーズンにしてしまうと、査定金額が低くなってしまうのでもったいないですよね。
高価買取のシーズンが来たらすぐに査定に出せるように、前もって掃除をしたり付属品の確認をしておいたりと準備をしておくのがおすすめです。
兜は五月人形の中でも人気が高く重要があるので、高く買い取ってもらえる場合があります。
特にケースに入ってる兜のタイプは、出し入れや管理が簡単なので落札されやすい傾向にあります。
兜の買取相場は、1〜70,000円と幅が広いです。
物によって買取金額が大きく異なってきますが、低くても1,000円以上で買取してもらえることが多いようです。
兜は処分しようとするとお金がかかってくるので、たとえ低い金額だとしても買い取ってもらえるのは助かりますね。
兜を買い取ってもらう時は、複数の買取業者に査定依頼するのがおすすめです。
一般的に買取業者には専門的な鑑定士が在籍していますが、鑑定士によってスキルや目利きが異なります。
1つの買取業者で査定してもらった結果で決めてしまうと、兜の価値に見合った金額かわかりません。
子どもの成長を願って購入した大事な兜なので、できれば適切な価値の金額で買い取ってもらいたいですよね。
鑑定士によっては兜の価値を見落としてしまうこともあるので、ぜひ複数の買取業者に査定してもらってください。
今回は、兜を売りたい方や処分方法に困っている方に向けて、買取業者の種類や兜を高く売るためのコツ、買取価格の相場について紹介しました。
兜を高く買い取ってもらうためには、新品に近づけるように掃除をし、小道具などの付属品を揃えておくことがポイントです。
兜を良い状態に保っておくために、直射日光の当たらない湿気の少ない所で保管をし、買取シーズンが来たら査定に出すのがおすすめです。
家や蔵などに長年眠っている兜がある方は、複数の買取業者へ査定してもらって、ぜひ高い金額で買い取ってもらってくださいね。