2024.05.23
絵画
2024.05.23
アールビバン(ARTVIVANT)は、フランス語で「絵のある生活」を意味します。
アールビバンでは、主に絵画(版画、油彩画、水彩画など)、美術工芸品(彫刻、ガラス工芸品などが中心)、アート雑貨、デジタルモバイルコンテンツなどを幅広く取り扱い販売しています。
また、契約した著名アーティストの展示会なども定期的に開催しています。
アールビバンでは、有望な作家の発掘・育成・プロデュースなども含めて、関連商品の開発、契約業務、仕入れ、額装、作品等の販売、納品、アフターサービスまでを全て自社で一貫して管理するシステムを採用しています。
アールビバンの版画で有名なアーティストといえば、クリスチャン・ラッセン、天野喜孝、笹倉鉄平、デビッド・ウィラードソン、西野健太郎などがいます。
その中でも最も有名なアーティストとして知られているクリスチャン・ラッセンは、早くからアールビバンと契約し、絵画の展示会や販売などで大成功を収めているアーティストの一人として有名です。
クリスチャン・ラッセンといえば、イルカや海洋生物などのまるで写真のような美しい風景をそのまま絵画にしたような絵で大変有名です。
クリスチャン・ラッセンの絵画は、ジグソーパズルなどにもなっており、誰もが一度は目にしたことがあるはずです。
商業主義の現代においては、希少価値の高い美術品や版画などでもビジネスの大成功は不可欠となっています。
もちろん、現代アートとしての美術的な価値も申し分ありません。
今現在、アールビバン所属のアーティストの版画をお持ちなら、丁寧な査定を依頼して、その価値を再確認しておきましょう。
本記事では、今大切に保管しているアールビバンの版画や各種作品の買取の注意点等について、有益な情報を含めてわかりやすく解説していきます。
目次
アールビバンは、版画などを中心に販売や展示会のほか、作家の発掘、育成、プロデュース、さらには、関連商品の開発、仕入れ、額装、販売やアフターサービスに至るまで自社で一貫して管理するシステムを採用している会社です。
主に絵画や美術工芸品などを取り扱っており、本業に付随してアート雑貨やデジタルコンテンツなどの販売にも注力しています。
大切に取り扱ってきたアールビバンで購入した絵画や、美術工芸品に関してもマーケットでは多数の買取実績があります。
美術品としても高い価値がありますので、長期で所有しても価値のある安全な資産として考えられています。
アールビバンは、フランス語でART VIVANTと書き「絵のある生活」を意味しています。
1984年にアールビバン株式会社が設立されました。
アールビバンの経営理念は、下記の通りです。
『私たちは、絵を通じてひとりでも多くの人々に夢と希望をもたらし、豊かな生活文化に貢献します』
特に「版画マーケット」の確立を目指し、高額でコレクターが限られていた原画が中心の美術品を大衆化し、一般大衆が手の届く価格にまで敷居を低くしたことが高く評価されています。
アールビバンの革新的な試みが成功したことで、アート業界に新しい歴史を刻みました。
アールビバンは、従来の訪問販売・拠点販売から催事販売へと営業方針を切り替えます。
物故作家の版画だけではなく、現在活動している国内海外の作家やイラストレーターの作品を版画化し、若い世代に広めることに成功しました。
家庭向きでインテリア性の高い版画を中心に多くのユーザーに受け入れられました。
1986年には、直営ギャラリー「ビバン・ド・パリ銀座」をオープンしました。
アールビバンは、著名作家との独占契約を結び、新しいビジネススタイルを生み出します。
1989年には、アメリカの「クリスチャン・ラッセン」と販売契約を結び、「マリンアート」と呼ばれる新ジャンルを確立しました。
クリスチャン・ラッセンは、アールビバンと組むことによって、美術界のトップアーティストとして認知されていきました。
アールビバンの作家プロデュースの成功例の一つとして大変有名になります。
その後も、版画展、オリジナル原画展、作家来場展を全国で展開しました。
その他、ディズニーやカーク・レイナートと独占販売契約を結び、多くの熱狂的なファンを獲得することになりました。
1990年、大型店舗「ギャラリー・ミューゼ」及び地域密着型店舗「アートスクエア」の直営店舗の2種類のネットワークを展開しました。
しかし、2007年には営業を終了しました。
代表的な直営店舗は、「ギャラリー・ミューゼ 渋谷本店」でした。
アールビバンは、1995年には、ネットワークセンターを設立し、全社業務のオンラインシステムを開始しました。
さらに、アフターフォローを目的とした「アールビバン友の会」の発足、金融支援の「株式会社アートファイナンス」などの独自のシステムも自社で確立させました。
1997年には、業界初の株式店頭公開を果たし、アート関連業界のリーディングカンパニーとなりました。
2000年以降も積極的にアートコンテンツを拡大させ、アートライフスタイルの提案を行うなど、アールビバンが日本や世界の一般大衆にもたらした新しい風や多大な功績は計り知れないものになっています。
アールビバンは、取り扱う作家が多いため、買取相場も作家ごとに見て判断したほうがいいでしょう。
買取価格は、作家や人気の作品のほか、個々の版画の状態によって大きく変動します。
アールビバンの版画はコレクション性が高いので、人気シリーズなら高額取引されている場合があります。
より正確な買取相場を知りたい場合は、弊社を含めた複数業者への査定依頼がおすすめです。
アールビバンの版画にも有名な作家が存在することをご存じでしょうか?
主な取り扱い作家についてもご紹介します。
アールビバンの版画の買取事例がネットを検索して見つかりましたのでご紹介します。
また、オークファンによると、アールビバン関連作品の平均落札価格は、9〜10万円前後になっています。
ここまでで、アールビバンの主な会社の紹介や作品の特徴についてご紹介してきました。
ここからはすでにアールビバンの過去の作品を多数所有している方や、これから真剣に所有することを検討している方に向けて、高値査定や売却のポイントについてご紹介していきます。
美術品等の査定買取を希望するなら、その作品や作家の知名度の高さが、査定額に大きな影響を与えていることを知っておいてください。
知名度が高いほど、査定額も高くなる傾向があります。
また、作品の発売直後も査定のチャンスです。
新しい作品の発売直後は、注目度が高くなり、メディアでの露出も増えます。
メディアで大々的に取り上げられる機会も増えることから、認知度や注目度が高まって、一時的に査定額が大幅にアップします。
新作はもちろんですが、過去に話題になった作品なども再評価されることが多く、参考査定額が変更され、一時的に高くなっていることがあります。
アールビバンといえば、世界中から美術的にも高い評価を集めており、さらにどの作品も売れる要素の強いものばかりです。
アールビバンに所属するアーティストが過去に手掛けた作品を所有しているなら、保存状態が綺麗で、なおかつ発売直後の状態を保持している場合は、期待以上の高い査定結果になるでしょう。
人気芸能人や海外セレブが当該アーティストの作品やグッズを愛用していることがニュースになることがあります。
SNSではもっとスピーディーに情報が出回り、気軽にアピールできることから、「突然人気が急上昇」することがあります。
過去にトレンドとなった作品でも、突然関連商品などが爆発的な売上へとつながることがあります。
発売から長期間経過している作品をお持ちなら、再度注目されたタイミングで査定を依頼されると、高額査定で売却できる場合があります。
今現在、アールビバン関連アーティストの作品の売却を検討している場合は、各方面から発表される情報に敏感になってみましょう。
こまめに関連情報に関するメディアやニュースなどをチェックしながら、売却の時期を見極めてください。
アールビバン関連アーティストの作品は、その人物や作品が有名になればなるほど、作品は大量に流通することがなく、一部の人しか入手できないため高値がつく傾向があります。
希少価値の高い作品も多いため、買取査定でも確実に高値がつくことになるでしょう。
もちろん、作品のサイズや作品のテーマ、仕上がり具合などによっても買取金額は大きく変動します。
もし、今現在、アールビバン関連アーティストの作品の売却をご検討の際にはぜひ弊社にもお声掛けください。
本記事では、アールビバンの主な会社の紹介や作品の特徴、その作品の査定価格の目安と売却時の注意点について詳しくご紹介してまいりました。
「アールビバン」といえば、どのアーティストの作品も国内外で高く評価されており、所属アーティストの人気も高く、高額買取されている事例が多い作品が多数存在します。
これからアールビバン関連アーティストの良質の作品を集めようと考えている方も、別のアーティストの作品が欲しくなって手放そうと考えている方も、アールビバン関連アーティストの作品を査定・売却したい方は、ぜひ弊社にお問合せください。