2024.01.24
焼き物
2024.01.24
有田焼の三右衛門の1つとして人気の窯元が「源右衛門窯」で、古いものは骨董品としての価値があります。
源右衛門窯が高額買取が可能かどうか、買取相場や業者選びのポイントについて紹介しますので、参考にしてください。
目次
「有田焼」は人気があり、多くの窯元がありますが、その中で「三右衛門」が有名です。「柿右衛門」「源右衛門」「今泉今右衛門」の3つの窯元が「有田三右衛門」と呼ばれています。
有田焼は、佐賀県有田町周辺で作られた磁器や陶器のことを言い、長い歴史を持っていて多くのファンがいます。
透明感が強い白磁に金や黄色、青や赤などの色絵が美しく繊細にデザインされているのが魅力です。
「源右衛門窯」をはじめ、有名な3つの窯元について紹介します。
260年余の歴史を持つ有田焼の窯元です。古伊万里の伝統を受け継ぎながら、手仕事で作陶している窯元となっています。
有田焼は、江戸時代末期から明治時代まで低迷期を迎えましたが、1970年代に6代目の舘林源右衛門が、有田焼の本来持っていた技術と陶工の意欲を再発見して有田焼を生まれ変わらせています。6代目舘林源右衛門は、現代の暮らしに合うように「古伊万里」を源右衛門窯様式の「古伊万里」として新しく息を吹き込みました。
源右衛門窯の特徴は、洗練されたデザインと優雅な美しさにあり、歴史のある古伊万里を基本としながら独自の現代的なデザインを魅力としています。色の鮮やかさも人気で、国内外に多くのファンがいます。
米国ティファニー社との共同開発などもしていて、世界を見据えている源右衛門窯となっています。
また他にも「有田三右衛門」の一つが「柿右衛門窯」です。赤絵を初めて日本で行ったといも言われている窯元です。乳白色の余白に色絵を描き、余白を作ることによる明るさと繊細さが際立っています。
こちらも世界中にファンがいる人気の「柿右衛門窯」です。今は15代目となっていて長く伝統が受け継がれていると言えるでしょう。
そして、有田焼の「今右衛門窯」も有名です。
江戸時代に藩の御用達の絵付師として活躍をしていた「今右衛門窯」で、伝統的な歴史のある技法が重要文化財となっています。赤絵が特徴で赤・黄・緑の上絵の調合、技術が重要無形文化財保持団体として認められています。 色鮮やかなデザインで、繊細かつ大胆なデザインが魅力で、格調ある「今右衛門窯」が人気となっています。
有田焼の「三右衛門」で有名な「源右衛門窯」ですが、どのくらいで買い取ってもらえるのかについても見ていきますので、参考にしてください。
6代目の「館林源右衛門」は、日常で使う磁器を製作していたため、日本でというよりも海外で人気が高い陶芸家となっています。繊細で日本らしい作品が多いため、海外からの人気が高く、各国政府の要人が買い求めると言われていて、芸術性の評価が高くなっています。
そのため、海外コレクターなどに人気の作品が高額買取となります。源右衛門窯の買取を依頼する際には、そうした海外での市場価値などにも詳しい器の専門家に査定してもらうのがおすすめです。
源右衛門窯で有名な6代目「館林源右衛門」の代表作は次のような作品です。
・「染付栗に鶉絵 大皿」
・「染錦鉄線花図 壷」
・「染錦藤絵 花瓶」
・「染錦若笹文 蓋壷」
例えば、「染錦鉄線花図」などは、初夏に美しい白や紫の花を咲かせるツルの「鉄線」を描いています。余白の白を活かして繊細に染付の青で描いているのが魅力となっています。優美な「鉄線」のデザインを源右衛門窯らしい流れるような繊細なタッチで描いているのが特徴です。染付などで、端正に描かれ、優美な美しさがあるのが源右衛門窯の魅力と言えます。
源右衛門の買取相場についても紹介します。買取相場は、1万円~20万円ほどで、次のような器が実際に買い取られています。
・6代目、館林源右衛門の「古伊万里風桜閣桜図」の飾り皿・・・共箱、栞付きで約18万円(ただし状態があまりよくない作品)
・6代目、館林源右衛門の「染錦鉄線花蓋物」・・・共箱付きで12万円
ただし、現在は、積極的に他企業とコラボした器を作っているため、製陶業のイメージも強くなっている源右衛門窯です。とはいっても、高い技術を持った陶芸家のため、海外からの人気が高く、高額買取となる可能性が高い傾向となっています。
有田焼の源右衛門窯の買取を依頼する場合は、有田焼は伝統がありますので、骨董品や古美術品として買取を依頼するのがポイントです。古いものの色使いや技術などにファンが多くいます。
また、源右衛門窯は260年の歴史があるため、古い器も高い価値があります。骨董品や古美術を専門に扱う業者に依頼することで、価値をしっかり評価してくれ、高額買取の可能性があります。海外市場についても詳しい鑑定士や販路がある業者に鑑定してもらうのがおすすめです。
買取を依頼するのにおすすめの業者は、
・骨董品店や古美術品店
・陶器や陶磁器の買取実績があり、買取取扱い商品に陶器や陶磁器を明記している業者
・陶器や陶磁器の鑑定士がいること
・できれば海外への器の販路があること
以上の業者を選ぶのがポイントです。
源右衛門窯を高額査定してもらうには、次のようなポイントがあります。
・器の底に「源右衛門窯」の染付の手書きサインがあること
・付属品(書付や鑑定書)があること
・共箱があること
・購入経路がはっきりしていること
器の裏にサインや印があったり、高台の内側などに直接、落款や陶印が記されていたりすると、どこで制作されたものかが証明されて、価値が上がります。古いものであれば、高く買い取られていいでしょう。「源右衛門窯」の場合は、染付の手書きサインがあることが多くなります。
また「書付(かきつけ)」とは、作者が誰なのかなどを記したもので、箱の蓋の表裏、箱の側面などに本物かどうかを鑑定する際の資料となる作者名や器の銘などが書かれています。
さらに、購入した当時の共箱が付いている場合も、高額査定になりやすいでしょう。木箱に「箱書き」として、作者のサインや元の持ち主の情報が書かれている場合には高額査定の可能性が高くなります。
購入経路がはっきりしていることも買取の大事なポイントです。「骨董品収集家のコレクションから購入した」「きちんとした骨董品、美術品のオークションや骨董市などで高額で購入した」「裕福な人、著名な人からプレゼントされた」などという場合は高い査定が付くことが多い傾向となっています。できるだけ調べておくことも必要です。
もちろん、これ以外にも保存状態がいいことも大切ですので、ヒビや欠けがないようにしておいてください。
通常はキズやヒビ、割れやカケがあると買い取ってくれなかったり、査定額が急に下がったりする場合があります。しかし、陶器や磁器の買取専門店で実績があるところならば、古いものの価値を理解してくれておすすめです。
・キズやヒビ、割れ、カケがあっても買取の可能性がある
・作家名がわからなくても大丈夫なことがある
・共箱がなくても高価買取の可能性がある
・書付がない場合も買取可能
・鑑定書がなくても大丈夫
・購入の経路や経緯がわからなくても買取可能
・専門の鑑定士がいて高額査定が見込める
様々な条件が悪くても、陶器や磁器の専門の鑑定士がいることで、しっかり鑑定してもらえる点が大きなポイントです。誰の作品か、どこの窯元のものなどかがわからない時も、鑑定してもらえて価値がよくわかってもらえていいでしょう。
買取の方法としては、「店頭買取」か「出張買取」か「宅配買取」があります。陶器や磁器の場合は、たくさんある場合は割れないように持ち込むのが大変な場合も多くなります。
また、宅配も便利ですが、割れないように気を使う必要があります。
たくさんある場合は、出張買取を依頼する方法もおすすめです。家にあるいろいろな有田焼、源右衛門窯を見せることができます。買取を依頼することで、査定が無料でできますので、価値がわかっていいでしょう。
最近では多くの業者が出張買取を行っていますので、鑑定してもらい、買取金額に納得したものだけを売るのもおすすめの方法です。
有田焼の有名な窯元、源右衛門窯の買取について紹介しました。買取相場や高価買取されやすいポイント、おすすめの業者選びのポイントなどを紹介しましたので知っておくといいでしょう。
有田焼の源右衛門窯などは、海外でも人気で需要が高いために高く売れる可能性があります。世界中にファンがいて、時代やデザイン、装飾などによって高額買取となる可能性があります。
また、自分ではなかなか本物かどうかがや価値が判断ができないことも多いために、買取は有田焼の買取実績のある専門業者、骨董品・古美術品などに依頼するのもポイントです。リサイクルショップや一般の買取業者よりも高く売れておすすめです。
陶磁器は、専門業者でないと、特徴や価値に気づかずに高く売れないことも多くあります。しっかり評価してもらえるように、例え遠くても有田焼の買取に実績のある業者に依頼することをおすすめします。
有田焼、源右衛門窯の買取に実績のある会社ならば、正当な値段で買い取ってくれる可能性が高くなりますので、ぜひ弊社のような専門業者にお任せください。
源右衛門窯の買取依頼に悩んでいる場合は、弊社にお気軽にお問い合わせ頂ければ高額買取可能となりますので、ご検討頂ければと思います。