2023.12.05

書道の道具の買取とは?高額買取相場と買取専門店について

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「書道の道具をたくさん持っているので買取店を探したい」「古い書道の道具を持っていて高く買い取ってもらいたい」という人もいるのではないでしょうか。

「書道を長年やっていた」「書道教室をしていた」「書道のお店をやっていた」という人などが道具の買取を依頼する専門店について紹介しますので、参考にしてください。

書道の道具とは

「書道の道具をたくさん持っている、集めていた」という人も多いでしょう。

書道の道具には、様々な道具がありますので、まずどんな道具があるのかから詳しく見ていきます。

筆や墨、中国墨、硯、硯箱、紙、画仙紙、水滴、印材、墨床、筆掛、墨池、筆架、文鎮、毛せん、水注、筆筒、懐中書道具など様々な道具があります。

書道を長くやっていた人や書道具を集めていた人は、それぞれの道具にこだわっていたという人も多い傾向です。

書道具の買取で人気のものは?

書道具の買取で人気のものは「筆」「墨」「硯」「紙」の4の「文房四宝」と呼ばれるものです。これに「毛せん」と「文鎮」を加えた6種類が書道具の基本的なものです。

他にも、水滴、硯屏(けんびょう)、印材などがあって、様々なものが買い取られています。

書道具の買取相場

書道具の買取相場について紹介します。

それぞれの書道具で特に有名な人気の物は、次のようなもので、とても高額の買取となっています。

・筆       剔紅文筆(長さ約23.5cm)                              28,000円~43,000円

・墨       群龍古墨                                              20,000円~35,000円

・硯       端渓硯(高さ約2cm、幅約14.8cm)                10,000円~28,000円

・文鎮   象嵌文鎮 灰外達夫作(長さ約22.1cm)           13,000円~30,000円

・水滴   李朝白磁水滴(高さ約5cm、幅約14.1cm)     90,000円~140,000円

・硯屏   獅子文硯屏(高さ約22.5cm、幅約21.5cm)    30,000円~58,000円

・印材   寿山石印材(高さ約3.5cm、幅約4.2cm)        110,000円~160,000円

書道具の買取価格について

高額買取の書道具について相場を紹介しましたが、通常は素人では買取相場がわからないことが一般的です。

筆や硯のどんなものが高額買取になるのかなどは自分ではわからないことが多いでしょう。

書道具ごとに高額買取される商品をさらに詳しく見て行きますので、参考にしてください。

様々な書道具の高額買取について紹介

筆、墨、硯、文鎮、水滴などの高額買取の種類などについて紹介します。自分が持っているものがあれば実際に見てもらうといいでしょう。ある程度の高額査定が付く書道具を紹介しますので、知っておくのがおすすめです。

筆の高額買取とは

高額となる筆で言えば、一休園の熊野筆などは買取相場が10,000~20,000円程度となっておすすめです。骨董品や古美術品としての価値が高くなっていて人気です。「一休園」をはじめ「玉川堂」「あかしや」「玉川堂」などの筆は有名で、穂が長い長鋒の熊野筆などは状態がいいと高額買取となるでしょう。

どこで作られた筆なのか、また穂の種類や状態によって買取価格が変わります。古くて、穂も長く立派な筆は高額買取の可能性があっておすすめです。

墨の高額買取とは

呉竹精昇堂の「松煙墨(しょうえんずみ)」の墨などは高めの金額で買い取られます。

「呉竹精昇堂」は明治時代から続く書道具の老舗です。古くから書道具の筆や墨を扱うメーカーとなっていて、現在は「株式会社呉竹」として有名です。

「松煙墨」は、松の枝や根を燃やして、ススをにかわで固めた貴重な墨です。今は少ない質の良い松の墨として希少価値があります。使っていない墨で付属品も揃っている場合には、3,000円~5,000円程度と高く買い取ってもらえます。墨も大きな墨ほど価格が高く買い取られ、さらに大きな墨は高額となる傾向です。

古い墨であれば、骨董品的価値が付いて何十万円と査定されることもあるため、一度見てもらうといいでしょう。

硯の高額買取とは

硯についても、中国の硯と日本の硯があり、特に中国の硯は歴史のあるものが多く、晋の時代から長年にわたる歴史があり、種類が豊富なのが特徴です。そのため、高く売却できることが多くなります。「硯」は多くの書道具の中では高額買取の傾向が高いものです。

中国硯は、王朝期時代より皇帝をはじめ、高級官僚や文画人から尊ばれてきた硯材が使われています。そのため、骨董美術に興味がある人や書道を本格的に楽しむ人などにとっては魅力的です。希少価値のある様々な中国硯は、宝物のような存在として、高く売却されておすすめです。

中国では唐の時代から盛んに石の硯が作られ、中国四大名硯の「端渓硯」「歙州硯」が採掘されて製作されたことでも有名です。中国の有名な硯が作られた時代です。

硯は、素材によって価格が決まり、老坑の「端渓硯」は最高級品の硯とされているため、作家物でない場合でも価値が高く買取価格も非常に高くなっています。「端渓硯」の老坑(水巌)ランクは単体で数十万円~数百万円もの買取価格が期待できておすすめです。

また、日本の硯の歴史も、奈良時代から紐解くことができます。日本の硯にも古い歴史があり、明治時代からは、中国の有名な硯が多く入ってくるようになり、日本でも中国の硯が人気を博します。

日本の硯で言えば、昭和52年に「赤間硯」、昭和60年に「雄勝硯」が伝統工芸品指定を受けます。有名な高級な硯に注目が集まり、人気が高まった時代です。

中国の古い硯、日本の硯ともに歴史がある硯も多く、高く売却することができておすすめです。古いものは希少価値があり、ファンも多く、高く売れる可能性が高くなっています。

「赤間硯」は歴史があるため、10,000円程度の買取相場となることが多い傾向です。特に有名作家となっている「堀尾卓司」「日枝玉峯」などの物が高額となっています。作家物の「赤間硯」の場合はさらに高額買取となっていいでしょう。

文鎮の高額買取とは

文鎮にも様々な種類があります。作家物や昔に作られた古い文鎮は高額買取が多くなっています。例えば、陶芸家の「加藤唐九郎」が手掛けた志野焼の文鎮(2本組)は、買取相場35,000円~55,000円程度となっています。このような陶磁器で作られた文鎮があるなど、文鎮の種類も種々様々です。骨董品としての価値が高いものは高く買い取られるためおすすめです。

水滴の高額買取とは

「水滴」とは硯に水を入れて調整するための書道具です。朝鮮で李朝時代に作られた水滴などは歴史のあるものとなっています。朝鮮の李朝時代、初期には青磁の水滴がたくさん作られていましたが「李朝白磁」と言われた白磁が17世紀以降多く作られています。30,000円~50,000円程度の買取が期待できる人気の水滴です。

書道具の買取相場は何で決まる?

書道具の買取相場を見てきましたが、書道具の買取相場は、希少性と需要によって主に決まります。

有名作家のもので、共箱に墨書きのサインがされていたり、作品自体にサイン(刻印・落款)があったりすれば作家物の可能性が高いため、高額買取の場合が多いでしょう。

ただし、素人が見ても誰の作品なのかわからないことが多くあります。

また、書道具の買取価格は、素材によっても異なります。また「硯」や「紙」、「印材」などは、素材が買取価格を決める大きな要素となるのが特徴です。

書道具の買取専門店とは

書道具を買い取ってもらう店としては、書道具買取専門店がありますので、書道関連のものをいろいろ専門に買い取ってもらうといいでしょう。

書道具として紹介した、筆や墨、中国墨、硯、硯箱、紙、画仙紙、水滴、印材、墨床、筆掛、墨池、筆架、文鎮、毛せん、水注、筆筒、懐中書道具など、様々な書道具を買い取っている専門店がおすすめです。

日本製・中国製に関わらず、古いものは骨董品的価値や美術的価値がある書道具も多くなります。書道具を集めるマニアも多く、書道の専門書なども人気です。

このような書道具買取専門店ならば、まとめていろいろな書道具を買い取ってもらえておすすめです。

「書道教室をやっていたがやめた」という場合や、書道の店をしていた場合、家の整理、遺品整理などで大量に書道具がある場合などは、まとめて買取をしてもらえていいでしょう。

出張依頼など行っている業者が多いため、いろいろ見てもらって鑑定してもらうことが可能です。使用済みのものや汚れなどがある場合でも、希少価値のあるものならば買い取ってもらえる場合もあります。一度専門的に見てもらうことが大切です。

書道具に関する知識と最新相場を知っている店を選びたい

そして、書道具を買い取ってもらう専門店としては、書道具に関する知識と最新の相場に対する知識を持った店を選ぶことが重要です。

最新相場を知っている業者とは、オークションや骨董市などでどのようなものが今需要のある書道具なのか、人気なのかをよく知っている業者です。需要があり、ファンがいることを知っていることで、高く売れる可能性が期待できます。

まとめ

書道の道具の買取が可能かどうか、どんな書道具を高額買取してもらえるのか、どこに買い取ってもらうのかについて紹介しました。

筆や墨、中国墨、硯、硯箱、紙、画仙紙、水滴、印材、墨床、筆掛、墨池、筆架、文鎮、毛せん、水注、筆筒、懐中書道具など、様々な書道具があります。

どんな書道具が高く売れるかについては、古い歴史のあるもの、作家物や種類や素材によって決まりますが、素人ではわからないことが多いでしょう。

貴重な中国の書道具、日本の書道具が多くあります。骨董品的な価値のあるものも多くあるため、書道具の買取実績のある専門業者に依頼するのがポイントです。リサイクルショップや一般の買取業者よりも高く売れておすすめです。

書道具の買取専門業者でないと、貴重な価値に気づかずに高く売れないことも多くあります。しっかり評価してもらえるように、例え遠くても書道具の買取実績のある業者に依頼してください。

日本や中国の書道具買取に実績のある会社ならば、正当な高額の値段で買い取ってくれる可能性が高くなりますので、ぜひ弊社のような専門業者にお任せ頂ければと思います。

買取依頼に悩んでいる場合は、弊社にお気軽にお問い合わせ頂ければ高額買取可能ですので、ご検討ください。



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