2024.01.22
買取のポイント
2024.01.22
象牙買取専門店では、様々な象牙製品を買取しています。
買取された象牙製品は、再び象牙製品が欲しいと思っている方々へと再販されることになります。
また、単に象牙製品と言うものの買取専門店で扱う象牙には様々な種類があります。
今回は、象牙製品の魅力を知っていただくためにも、買取専門店で現在扱っている象牙の種類について解説をします。
この記事では、
について知ることができます。
ぜひ一読ください。
目次
象牙製品買取専門店では、根付が扱われています。
根付って何?と思っている方々も多いことでしょう。
根付とは、江戸時代に煙管入れであったり、印籠といったモノを帯にはさみ持ち歩くとき、帯から抜け落ちてしまうのを防ぐためにあります。また、根付には必ず紐を通すための2つの穴があいています。
根付は、現代的に言えば、キーホルダーであったり、携帯ストラップのようなものと考えればいいでしょう。
江戸時代には、根付がブームになったことがありました。そのときには数々の骨董品が誕生しています。また、第二次大戦が終わった後には、アメリカで根付の価値観が認知されブームとなります。昔の根付はほとんどアメリカに渡ってしまい、その後、日本で作られた根付の作品もアメリカにかなり輸出されてしまったという経緯があります。
象牙の根付は、現代的にキーホルダーのようなものであると言えば、かつて人気であった理由もある程度わかることでしょう。象牙の根付を多数集めたいと思った方々も、きっと過去にはいらしたことでしょう。
しかし、現在、根付を身に着けているという方々はほぼいません。根付は、もはや過去の産物です。しかしだからこそ、根付には骨董品としての価値があり、現在、専門店が積極的に買取をしています。
象牙の根付のモチーフもたくさんあり、シンプルなモノから面白い生き物の形をしたモノまで様々です。中には細かく緻密に作り込んだアートとして骨董価値がかなり高いモノもあり、そのようなモノが欲しいと思っている方々が多くいます。
象牙の根付は、日本だけでなく世界中にコレクターがいます。海外では、根付は「netsuke」であり、有名美術館で所蔵し、展示されているほどの注目度です。ひょっとしたら、根付の評価は、現在でも海外の方が高いのかもしれません。
日本人の方々は、象牙の根付が全部、海外に流出してしまわないようにも注意をしなければならないのではないでしょうか。
根付の種類は、象牙だけでなく様々あります。象牙であったり、角、また、柘植と言った硬めの木材など……と言ったものが根付となりうる材料です。
根付は、モチーフの幅も大変自由性があり広く、人物であったり、動物、また、物であったり神仏妖怪……、根付では、その時代その時代の文化風俗が反映し様々なモチーフのモノが作られています。
人物や動物などが様々彫刻された「形彫根付(かたぼりねつけ)」であったり、丸い形をしている「饅頭根付(まんじゅうねつけ)」、また、ちょっとした仕掛け楽しむことができる「からくり根付」など、いろいろなタイプがあります。
一見完璧な置物のような彫刻であったとしても、それでも絶対に紐を通す箇所があるので、そこから「これはやはり値付けだったんだ……」ということも気づけるでしょう。
根付のことを知れば知るほど、奥深さがあり、魅力的なモノに感じられることでしょう。
スナフという言葉も意味がわからない……という方々がきっと多いことでしょう。スナフとは、嗅ぎ煙草入れのことです。嗅ぎ煙草とは、そのままの意味で、鼻で嗜む煙草です。 かつて、中国の明の時代(1368~1644)には、イタリアからからそのようなモノが中国に伝わったと言われています。
スナフには目新しさがあり、また、百病を鎮める効能があると言われ、上流階級を中心として、中国でも一時大ブームとなりました。
また、スナフには、器から嗅ぎ煙草を取り出すためのスプーンがついています。
スナフも、アメリカの方々が大変興味を示し、コレクションする動きがみられました。
その流行に追随するかのように、京都の象牙彫刻家たちが数多くのスナフを生み出しています。そのような骨董品も、海外の方々が積極的にお土産として購入されたようです。
買取専門店では、象牙のお箸も現在、積極的に買取しています。
昔から、象が長命であることにあやかって長寿のお祝であったり、御婚礼祝いとして贈り、喜ばれていました。
象牙でできたお箸は口あたりがとても良く、長い期間使いこみするほど飴色に変色する特徴があります。歳を重ねるごと輝きを増す……ということで14年目の結婚記念日ともなっています。
お箸と言えば、割りばしでも代用することができますし、百均ショップでも購入することができます。所詮、箸と言えば、木を二本細く切ったものじゃないか……と言えばそれまでなのですが。
しかし、一方では、高級な象牙のお箸を購入する方々も多くいます。まさに、そのような方々は、象牙のお箸を一生モノとして大事にしていることでしょう。普段身近に使用するものであるからこそ、このような拘りをもつことは決して贅沢なことではないともいうことができます。
一日一日にゆとりのようなものも生まれてくるのではないでしょうか。そのようなお箸を使えばさぞかしお料理もおいしく感じられることでしょう。
買取専門店では、象牙の数珠も扱っています。象牙の数珠は、象牙独特の質感と、存在感を併せ持ち、入手することもなかなか難しい、とても稀少価値が存在しています。
象牙には、アイボリーの味わい深い色合いがあり、かつ、象牙独特のデザインを楽しむことができ、使い込むほど風格を感じられる色合いに変化していきます。
また、象牙の数珠は軽量素材であるため、手であったり、中糸に対しての負担が少ないことも魅力のひとつです。
数珠とは、全国で幅広く普及している仏具です。そんなに普段使用するものではないのかもしれませんが、あまりにも安易すぎる数珠を使用することでバチがあたってしまうかも……という気持ちにもなるのではないでしょうか。
また、象牙にはニセモノも多く出回っているため注意も必要です。あまりにも安い価格のものは偽物であるかもしれません。
買取専門店では、象牙の茶道具も扱っています。
棗(なつめ)は抹茶を入れておくための容器のことで、茶道に欠かすことができない茶器のひとつです。棗は、植物のナツメの実のことを言うのですが、茶器として呼ばれるようになったのは、まさに茶器の形がナツメの実に似ているからです。
なつめには、色や形状、柄などがたくさんあり、お茶の種類によっても使い分けされています。なつめに入れる抹茶の種類は、鮮やかな青緑色をした薄茶限定です。これに対し、黒味を帯びた抹茶(濃茶)の場合、陶器製の茶入を使用します。
例えば、買取価値の高いモノは、最高レベルの象牙を~3年程度自然状態で乾燥させて、器部をくりぬき、さらに、蓋部をくりぬき作られています。
茶杓(ちゃしゃく)は、抹茶をすくいとるための小さなさじのことです。象牙や竹で作られています。
日本に茶が伝わった頃、中国整の象牙が主でした。その頃の茶入であったり、茶碗と言った道具もほとんどが中国から来たもので、それらは「唐物」と呼ばれます。
さらに、千利休のわび茶時代に入れば、茶人たちが自分自身で手作りした竹の茶杓が多くなります。手作りの茶杓であるため、それぞれ茶人たちがそれぞれ個性を自由に発揮し、魅力的な形に仕上げられています。
象牙の茶杓には通常、銘はついていないのですが、それでも今となれば象牙の茶杓もかなり貴重です。買取専門店では、象牙の茶杓を現在、買取強化中です。
買取専門店では、象牙のアクセサリーも多く扱っています。
象牙はほどよい感じで堅く、磨くと光沢もあり、古くから宝飾の素材として重宝されました。また、象牙には表面に独特の縞模様があり、まさに宝石にはない魅力と感じられることでしょう。
象牙には、まさに宝石には存在しない魅力があります。象牙は白い……と思っている方々も多いですが、象牙の白は、ただの白ではありません。象牙の白は、真っ白よりもやわらかめの、ちょっとくすんだ感じの薄いベージュの色味があり、現代人は、「アイボリー(ivory)」と呼んでいます。
また、象牙には、加工がしやすいメ特徴があります。加工のしやすさ、また、仕上がりの美しさなどから、日本においても高級アクセサリーとしての需要があります。落ち着いたあたかみのある色合いがありそれはまさに高級感を演出する色と言っていいのではないでしょうか。
……。
また、象牙のループタイ……。そのようなものを所有することで、ちょっとした優越感をもつことができるのではないでしょうか。
いかがでしょうか。今回は、買取専門店が扱っている象牙の種類について解説をしました。
象牙製品は、高級品なのですが、一般の方々が購入できるような価格帯のものも多く販売されています。
まずは、象牙に関心をもつ姿勢が大事ではないでしょうか。
現代社会に流行している現象について注目してしまうのかもしれませんが、そのようなものはあまりにも薄っぺらく、すぐに通過していってしまうようなものです。そのようなものに依存していると、いつの間にか自分自身の立ち位置がわからない……という事態がおきてしまうかもしれません。
地に足をつけるという意味合いでも歴史性をもつ象牙に注目する意識って大事です。買取専門店では、そのような歴史の重みを感じることができる象牙製品が多数販売、買取しています。