2023.11.20

勲章を買い取ってもらうことは可能?査定してもらう際のポイントについて紹介!

Category

勲章

Tags

自分にとっては不要なものでも買取りで査定をしてもらうなら、予想以上の金額を提示してもらえる場合もあります。そのため、処分をしてしまうより、一度査定してもらった方が自分にとって大きなメリットになる場合もあるでしょう。

もし何かの勲章を所有していて不要であるなら、買取業者に査定してもらうことで高額買取りしてもらえる可能性もあります。勲章の買取ポイントや注意点についてご紹介するので考えてみてください。

勲章とは?

勲章は明治時代に創設されており、現在も運用されている物です。国や公共のために厚労した人、社会の分野において優れた功績を挙げた人などに対して、国が与えてくれる名誉の標章になります。勲章制度は1875年に創設されてから今でも運用されています。

そして、2003年と2016年には制度の改正が行われており、より幅広く勲章を授与するように変更したようです。勲章特定の人にしか授与されないため、市場に出回ることも少ないですが、コレクターはたくさんいるため、勲位や等級などによって高く買取ってもらうことも可能です。遺品整理などをしていた際に、勲章が出てくることもあり、処分しようか迷っている場合は買取りを検討してみてください。

買取りできる勲章の種類とは?

勲章は買取りしてもらうことができますが「どのような種類があるのか?」と疑問に思う人もいるでしょう。勲章はたくさんの種類があり、特徴も異なります。また査定してもらう勲章によって買取金額も異なるケースがあるため、しっかりチェックしておくのが重要です。勲章の種類と特徴などについて内容を紹介しましょう。

旭日章

旭日章は明治8年に制定された勲章であり、一等から八等まで勲位が制定されています。数字が小さいほど希少性もあり、勲位も高いため、買取価格は高くなる傾向になります。八等であるなら勲位も低いため買取相場は高くはなく1,000円以下になるケースもありますが、第六から四であれば3,000円〜1万円ほどになり、第三と第二なら2万円〜10万円で取引されるなど高額です。

そして、第一等であれば一気に買取りも上昇して20万〜30万円で取引してもらえる可能性があります。旭日章を所有している人で等級が高いようなら高価買取りを期待できるため、専門業者で査定してもらうのが良いでしょう。

瑞宝章

瑞宝章は国家や地方公共団体などで、長年従事した功労者に贈られる勲章です。明治21年に制定されているため歴史のある勲章であり、当時は八等までありましたが今は六等までになります。瑞宝章はデザイン性が高いことから、コレクターの人気も高く等級によっては数十万円での買取りも期待できるほどです。

瑞宝章でも単光章や双光章などは1万円以下の相場になり、大体3,000円〜5,000円ほどで買取りが行われます。重光章や大綬章などであれば、等級も高くデザイン性から10万円以上で取引されるケースが多く、40万円ほどで買取りしてもらえる可能性もあるでしょう。瑞宝章も高価買取の対象になるため、検討してみましょう。

金鵄勲章

金鵄勲章は第二次世界大戦まで制定されていた、日本で唯一と言える軍人に対する勲章です。第二次世界大戦までとなっているため、今では廃止されており、誰も授与されることがありませんが、その分価値が高くなっており、コレクターにとっては人気が高いです。

金鵄勲章は七等級までありますが、七、六は勲位が低いことから買取価格も大体2,000〜5,000円になります。しかし、5級以上であれば2万円以上の価格で査定されるケースもあり、二級であれば50万円ほどの査定額になるケースもあるほどです。

そして、一級であれば100万円以上になる場合もあるため、高額な買取りになります。金鵄勲章を所有しているなら、低い等級でも査定額がアップする可能性もあるため、一度鑑定してもらうのがおすすめです。

景雲章や柱国章

景雲章は旧満州帝国の勲章です。満州帝国は、以前日本が中国を占領していたときの国であり、今では存在しません。ただ、歴史的に価値も認められていることから、買取りの際も高値で取引されるケースもあります。

景雲章は一〜八まで等級が定められていますが、1番低い八等でも1万円前後で取引されるほどです。そして、一級であれば50万円以下の相場になるため、どの等級でもある程度の価格を期待できます。また、柱国章も旧満州帝国の勲章です。

景雲章よりは下という位置付けになりますが、買取価格でいうと高額になるケースがあります。柱国章も一〜八の等級になりますが、八等でも2〜3万円の相場です。一級であれば100万円ほどの査定になるケースもあるため、景雲章よりも高価買取りとなる可能性もあるでしょう。景雲章も柱国章も価値の高い勲章であるため、査定してもらうのが良いでしょう。

大勲位菊花賞

大勲位菊花賞は、旭日章と瑞宝章よりも優れた功績を残した人に贈られます。授与対象は主に、内閣総理大臣や衆議院、参議院議長、最高裁判所長官を務めた人です。大勲位菊花賞には種類があり、大勲位菊花賞頸飾と大勲位菊花賞大綬章の2つです。

大勲位菊花賞頸飾が序列では一位であり、大綬章の方は第二位になります。授与される人が限定的で名誉ある勲章であることから市場にも出回っていないため、買取相場は不明です。そのため、大勲位菊花賞としてはどちらも希少性が高いため、査定してもらうなら高額になることが期待できます。

桐花大綬章

桐花大綬章は大勲位菊花賞と同じで、旭日章や瑞宝章よりも優れた功績を行った人に与えられます。勲章の等級では第三位になるため、等級の高さも大きいと言えるでしょう。コレクターにとっても人気の高い勲章になるため、市場でも価値は数万円から数十万円ほどあります。桐花大綬章もあまり市場に出回っているわけでは無いため、希少性の高さからタイミングによっては高価買取りを期待できます。

文化勲章

文化勲章は、科学技術や芸術分野などの発展や向上において功績を上げた人に授与されます。デザインには京都御所の庭に植えられていた橘の五弁の花であり、中央に三つ巴曲玉を配置しています。文化勲章においてはデザインも綺麗であり、価値も高いことから買取り相場でも数十万円になるケースもあります。

宝冠章

宝冠章は特別な場合において、女性のみに授与される勲章です。制定されたのは瑞宝章と同じ1888年であり、等級は高い順序で言うと大綬章、牡丹章、白蝶章、藤花章、杏葉章、波光章になります。デザインは古代の女帝の冠を模して宝冠を中心にして真珠や竹枝、桜の花葉が配されています。

そのため、デザインはとても綺麗であり、コレクターからも人気が高いです。大綬章であれば価値も高いことから数十万円という価格で取引されることもあるでしょう。

外国の勲章も買取対象

日本だけでなく、外国の勲章も買取り対象になっているため、所有しているなら査定してもらうことが可能です。外国の勲章にもいろいろな種類がありますが、代表的な物であるほど買取りしてもらいやすいです。

  • イギリスのバス勲章
  • ドイツのメクレンブルク勲章
  • フランスのレジオンドヌール勲章
  • イタリアの聖マウリッツィオ・ラザロ勲章

外国の主な勲章は専門の買取業者でなくては、正確に査定できないケースが多いです。そのため、買取りしてもらう際はリサイクルショップやフリマなどではなく、専門の鑑定士が在籍している買取業者に査定してもらいましょう。

高価買取りしてもらうためのポイントとは?

勲章を所有していて買取りしてもらいたい場合は、ポイントを把握しておくのが大事です。勲章は勲位や等級によっても変わりますが、保存状態なども影響します。高く買取ってもらうためにも、どのようなポイントを把握しておくべきなのか紹介しましょう。

勲章に関連する付属品と一緒に査定してもらう

勲章を買取りしてもらう場合は、関連する付属品と一緒に査定してもらうのがおすすめです。勲章を得るときは入れておくべき箱や略章、略綬なども一緒に渡されます。そのため、授与されるときにもらった付属品も全て一緒に含めて査定してもらえば、より勲章の証明ができるため勲章のみよりも価格が大きくなります。

等級が低い勲章でも付属品が全て揃っていることで何%もアップして査定してもらえる可能性があるので、ぜひ一緒に保管しておくべきです。すでに古いものであれば付属品が劣化している場合もありますが、その場合も査定の減額にはならずアップする要素になります。勲章の内容を証明する勲記があると、相場以上の買取りとなるケースもあるため、しっかり保管してください。

傷を付けないようにする

勲章を買取りしてもらう際は、できるだけ綺麗な状態であると査定がアップしやすいです。勲章にヒビやシミなど、汚れや傷が付いているなら、等級が高いなど価値があっても査定がダウンする可能性があります。

そのため、傷や汚れをできるだけ取り除くためにメンテナンスをする人もいるかもしれません。しかし、無理に手入れをすると勲章にさらに傷が増える、または色落ちしてしまう可能性もあるため、あまり触らない方が良いケースもあります。古い勲章であるなら多少の汚れや傷などは仕方がない場合もあるため、そのまま査定してもらうのがおすすめです。

勲章があるなら買取りを考えてみよう

勲章は古いもので入手できる機会も少ないため、市場では高価買取りされる1つと言えます。そのため、所有している方で不要に思えるなら、買取業者で査定してもらうのがおすすめです。勲章の保存方法に注意しているなら自分の予想以上の金額になるケースもあります。実績などを確認して専門業者に依頼するようにしましょう。



« »

この記事をシェアする

Category

Tags

この記事をシェアする

あなたにおすすめの記事

人気記事