2023.11.22

スペインのマヌエル・フランケロの魅力と買取査定・売却について紹介」

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マヌエル・フランケロは、スペインを代表する超写実主義の画家です。最初は絵画の分野で細かな描写を描き、次世代の気鋭のアーティストとして注目された人物です。写真とも絵画とも言えないような、リアルな細かな陰影が描かれたモノトーン作品が多いのが特徴で、存在感たっぷりの絵が魅力です。

その後、写真をもとに版を作り、銅版画作品を制作。カメラの世界に入り、様々なものを撮影。画家、版画、写真と様々な活動をする中で、鋭い洞察力を発揮し、リアリズムを追求した芸術家として評価を得ています。日常の驚くべき観察力が魅力の人物と言えるでしょう。

マヌエル・フランケロの魅力がどこにあるのか、また買取査定・売却について紹介します。

マヌエル・フランケロとは

マヌエル・フランケロは、最初は絵画の分野で活躍していた人物です。細密描写が特徴で、次世代のアーティストとして注目され、日本のリアリズム作家にも多くの影響を与えた実績があります。

そして、その後、カメラの世界に入っていった異色の経歴を持つ人物です。

彼はもともと、版画の元を作るために、ポラロイドカメラでアトリエの雑多なものを日記のように毎日撮り続けていました。日常の少しの変化も見逃さないような洞察力を発揮していたと言えます。そこから、のちにカメラへと移っていくようになります。

2002年に発表された版画シリーズ「モノの言語(The Language of Things)」が有名ですが、

版画のような写真のようなどちらとも言えないような芸術作品です。

日常的なものを観察する能力が素晴らしいと言えます。モノが発する言語は、写真であれ、版画であれ、概念を超えて、複雑な表象を表現するのがマヌエル・フランケロの作品と言えます。

もともとは、ポラロイドカメラで撮影したモノたちを、写真では劣化するため、版画に仕立てたとも言われています。彼にとっては、絵であれ版画であれ、写真であれ、描写することに変わりはないのです。

マヌエル・フランケロの魅力は身の周りのモノを様々な手法で細密描写し続けたこと

彼の特徴は、色もあまり介さず、モノトーンで多くのモノを捉え、モノの存在、陰影を大事にしていることです。そのモノの存在感自体に長い間迫り続けていると言えるでしょう。

彼が見る日常的なモノ、アトリエにあるモノたちは、彼の表現を通して私たちに語り掛けてくれるものです。そのモノの持つ存在感を表現する能力を追求しながら、彼は絵、版画、写真という様々なアート作品を作っていったと言えます。

また、マヌエル・フランケロのリアリズムには、彼らしさが大きく表れています。通常、絵画や写真では、重要なモチーフは手前や中央に置きますが、彼の場合はすべてのモノが対等に描写されます。「日常のありふれた風景を綿密に見つめると、何か意味を見出せる」という考えに沿っているものです。モノの先にあるものを見つめているのが彼の作品の特徴、魅力です。

そして、モノの現実に迫るため、細密描写の鉛筆による絵からデジタルカメラによる写真へと移っていきます。

また、デジタルカメラに移行する以前頃に、3Dスキャナーやレーザースキャンなどにも興味を持って制作やプロジェクトを実施しています。モノの存在を精密に表現し、解析することために、常に新しい方法を試し、興味を持ち続けている人物です。

彼は、様々な手法でモノを描写することに強い興味を持っていて、多くの表現の可能性を携えていると言えます。

日本のリアリズムに影響を与えたスペイン、そしてマヌエル・フランケロ

スペインのリアリズムの象徴とも言うべき、マヌエル・フランケロは、日本のリアリズムの画家にも影響を与えています。

例えば、日本の画家、美術家である静岡県出身の「石黒賢一郎」もマヌエル・フランケロに影響を受け、師事しています。

2000年に文化庁派遣芸術家在学研修員としてスペインマドリードに行き、マヌエル・フランケロに師事。それ以降、影響を受け、セピア調やモノクロの作品を多く制作しています。これらの作風は、スペインでデッサン技法を学んだものから来ているとも言われています。

また、マヌエル・フランケロの親友には、日本でリアリズム絵画の鬼才と言われた磯江毅がいます。磯江毅の緻密でリアルな描写には、日本に多くのファンがいます。

磯江毅は、19歳からスペインに渡り、「Gustavo ISOE」という名前で30年間マドリードを拠点に制作活動を続けた人物です。彼の場合は、油彩画、デッサン、模写といった手法になりますが、一貫して独自の写実絵画を追い求めていた点においてはマヌエル・フランケロと同じです。

日本のリアリズムの鬼才、磯江毅も、マヌエル・フランケロを親友に持ち、ともにスペインのデッサン技法、写実絵画から影響を受けた作風となっています。こうした日本人の芸術家からも、マヌエル・フランケロの存在をあらためて知ることができるでしょう。日本とも関係が深く、様々な影響を与えた人物として、マヌエル・フランケロの作品をじっくりと観賞してみたくなります。

マヌエル・フランケロの経歴を紹介

1953年,、アンダルシア州のマラガで生まれ

1990年代頃~ポラロイドカメラでアトリエのモノを日記のように撮影

1990年代後半~2004年、アダム ロウやエンジニアのスヴェン ネーベルと協力、Lucida 3D スキャナーも作成、電子エンジニアとしての訓練も受け、その後電子工学やコンピュータ制御も組み込んだインスタレーションや彫刻も制作

2001年マヌエル・フランケロとアダム ロウは、エジプト考古学の博士などと一緒に、王家の谷にあるセティ1世の墓をレーザースキャンして複製可能を実証するプロジェクトに貢献

2002年、版画シリーズ「モノの言語(The Language of Things)」を発表

2000年代末から、デジタルカメラの世界へ入る

2015年「部屋に在るモノ(Things in a room)」(マルボロ画廊、ニューヨーク)写真作品による個展を実施

現在はマドリードを拠点に活動

マヌエル・フランケロの有名作品

マヌエル・フランケロの作品は、版画シリーズや写真作品のシリーズなど、様々なスタイルでモノを描写したものが有名です。

かれの描画への思いを感じてみるといいでしょう。

・「モノの言語(The Language of Things) |2002年」

14点のモノクロの版画シリーズです。このシリーズを発表する約10年前から、アトリエにある何気ない物体をポラロイドカメラで毎日のように撮影して、それを銅板の版を作って、和紙にプリントした作品となっています。剥製の鳥や飾り棚の上に何げなく置かれた新聞、古い機械など、特別でない身の周りのモノが主役となった作品です。

また、彼の場合には、和紙にプリントしているのも特徴と言えます。和紙にプリントすることで、陰影が深く、素材感のある作風となっています。

・「部屋に在るモノ(Things in a room)|2015年」」

モノクロなどの写真作品を収めています。デジタルカメラの世界に入ったことにより、写真でモノを表現するという新しいプロジェクトを展開した作品となっています。

スペインのリアリズムはカメラのような視点を持つことから始まっていますので、そうした思いで写真でのリアリズムにこだわっていった作品とも言えます。また、写真もモノクロが多いことで、陰影が深く、造形自体が目立った作品です。

写真でありながら、絵のようでもあり、モノの造形を丁寧に緻密に描写することが目指されている作品です。

作品が見られる場所を紹介

「無題 |(2007-08年)」が長崎県美術館に所蔵されています。

こちらの作品は、スペインマドリードの郊外エル・パルドからマドリード方面を見て描いた作品で、細密描画の作品です。クレーンの鉄骨や白く輝く街灯、ビルの一つ一つの窓まで鮮明に描き分けられています。空気の層によってぼかされた遠景と鮮明な近景との対比も描かれています。

制作の際に物差しなどの測量機器を使用し、まさに測量技師のように計測しながら描いているのが特徴です。また、自らがそのように描いている行為も重視し、痕跡をあえて残しているのが彼の作品の特徴と言えます。描いている過程のリアリティも求めています。

また、スペイン大使館で、「モノの言語」の展覧会が行われたこともあり、スペイン大使館の企画にも注目しておくと多くの作品が見られることがあるでしょう。

マヌエル・フランケロの作品の売却は可能?買取査定はどのくらいなのか

マヌエル・フランケロの作品は、特に国際的に人気の作品です。すぐに売却が可能で、買取査定がつく作品です。

買取査定の金額はあまり明確にはなっていませんが、日本でもすぐに買い手が出る作品と言えます。

売却をしたい場合は、スペインの近代アート作家で貴重な人物で、絵画、版画、写真作品などがありますので、お持ちの場合は買取査定を依頼してみてください。

絵画、版画、写真のどれもが、それぞれにリアルな描写が魅力で、存在感があります。これらの作品を持っている場合は、売却や買取査定も検討してみるといいでしょう。

まとめ

マヌエル・フランケロについて紹介しました。最初は絵画を描き、その後、写真を撮るようになっていきますが、常に彼の身の回りのモノに対する姿勢は常に彼にとっては同じです。

モノ自体を大事に描写することに専念してきた人物でます。長年にわたって周りに存在する「モノ」を通して、表現してきたと言えるでしょう。

日常的なモノの存在感、そこに意味を感じ、表現し続けています。そんな徹底したリアリズムの作品は、見る者にいろいろ考えさせてくれるでしょう。また、モノクロで多く表現された世界は、陰影の美しさがあり、人の心を落ち着かせてくれて魅力的です。

日本でも多くの展示会が開かれているため、その緻密な描写を見てインパクトを受けた人もいるでしょう。

日本のリアリズムの作家にも多くの影響を与えた近代アート作家で、世界でも人気のある作品が多くなっています。

売却時の買取査定での人気も高くなっています。

今、高く買取査定してもらえる所を探す方法も良い方法ですし、もっと高く売れる状況を待って売却をすることも可能です。

ぜひ、紹介したマヌエル・フランケロの魅力をよく知った上で、買取査定と売却について検討されることをおすすめします。

買取査定と売却について悩まれる場合は、お気軽に弊社にお問い合わせください。

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