2023.12.04
買取店
2023.12.04
アンティークショップは、一般的にいえば、古い家具や古い美術品を取り扱うお店のことです。日本なら昔からある骨董品店などがアンティークショップに該当します。
また、製造されてから100年以上経ったものが「アンティーク」であるとされており、その年数を聞いただけでも、大変な歴史の古さや奥ゆかしい伝統を感じさせます。
不要になってしまった古い家具や古い装飾品も100年以上前のものであれば立派なアンティークです。
使えなくなったからといってそのまま粗大ゴミとして廃棄処分しないようにしてください。できれば、骨董品店やアンティークショップなどに査定を依頼し、値段がつくのであれば買取してもらい再利用してもらったほうがいいでしょう。
古い美術品や古道具なども、様々な処分方法の中から最適な方法を選択し、適切な買取相場の調査を行い、売却の際の注意点などについても正確に知るようにしてください。
アンティークとよく似たものにヴィンテージもあります。
日常では同じように使用している言葉ですが、ヴィンテージは、製造後100年未満でかつ10年以上が経過してその価値が向上したものを特に「ヴィンテージ」と呼んでいます。
アンティークなのか、ヴィンテージなのかをはっきりと分ける必要はありませんが、アンティークショップでは、査定時の値付けでかなりの差がつくことがありますのでご注意ください。
結論として、古い家具や古い美術品、古道具などを処分する場合は、信頼できるアンティークショップを探し、丁寧な査定を依頼したうえで、正しい現在価値を調べてください。
査定した結果を見て初めて、所有者自身がその価値の高さに気づくこともあるからです。
本記事では、大切に利用していたけれど、不要になってしまった古い品物を買取してもらうためのアンティークショップの利用方法、買取相場の調べ方、売却の際の注意点などについて、有益な情報を含めてわかりやすく解説していきます。
目次
アンティークショップとは、主に西洋の骨董品を取り扱うお店のことです。
アンティークといえば、作られてから100年以上経過した品物のことを指し、100年に満たない骨董品のことをビンテージとして分類し、使い分けられています。
近年、アンティークショップは静かな人気になっており、小さな個人経営の店が多いというのが大きな特徴です。
この章では、アンティークショップの基本的な情報について解説しています。
「アンティーク(Antique)」は、フランス語で古美術や骨董品のことです。
ラテン語で「古いモノ」を意味する「Antiquus(アンティクウス)」が語源となってできた言葉です。
古代ギリシャやローマ時代の遺物のように古い高級品などから始まり、イギリスの上流階級の人々の間で人気のあった美術品や宝飾品、一般大衆においては古くて歴史のある家具などの古いモノをアンティーク(古美術や骨董品)として売買するようになったことからアンティークショップは始まっています。
アンティークが製造されて100年以上の古い品物であるとされるようになったきっかけは、1934年にアメリカが定めた通商関税法の改正時です。
このとき「100年以上の古い美術品、工芸品、手工芸品には輸入関税を課さない」と定められたことがきっかけで、アンティークは100年以上経過した品物、ということになったそうです。
さらに、GATT(関税と貿易に関する一般協定)やWTO(世界貿易機関)でもこの基準が採用されています。
注意点としては、100年以上前の美術品、工芸品、手工芸品に対してはアンティークと呼びますが、日常生活でよく使用する古い家具や椅子、雑貨などに関しては、正確にはアンティークではなく、製造から10年から100年未満のヴィンテージとされることもあるようです。
アンティークの本場といえば、英国(イギリス)です。
100年以上前の美術品や家具を取り扱っていることから、修復士も存在し、家具や美術品は美術館に飾るような美しさを誇るような高品質のものが多くなっています。
しかし、100年以上前の家具や美術品は、保存が大変難しく、修理するにしても、かなりの料金がかかってしまいます。
本場英国のアンティークの品々を実際に手に入れようとすると、大変な値段がかかることが想像できるでしょう。
アンティークを買取するショップは数多く存在します。
ポイントは、フランチャイズのような大手ではなく個人経営が多いため、お住まいの近くや骨董品店の多いエリア別に、信頼できるアンティークショップを見つけて、センスの良い人気のアンティークショップを利用することでしょう。
アンティークショップは、雰囲気のあるおしゃれな店内、モダンな雰囲気を持つ雑貨を取り扱うアンティークショップなど、どこか懐かしくてゆったりできる雰囲気を持つショップがおすすめです。
また、ヨーロッパやアメリカなどの海外に直接品物を買い付けに行く機会も多いことから、店員がその国の言語を話せたり、文化に詳しかったりすることがあります。
お金持ちの顧客も多いため、接客やマナーを重視しているアンティークショップなどもおすすめできます。
取り扱う品物に関する歴史的背景などの特殊な知識が必要で、誠実な感じがするアンティークショップも多いので、実際に訪問して直に話をして決めたほうがいいでしょう。
アンティークショップは、贋作を判断するために在籍している査定士の目利きが大変優れています。
鑑定・査定が失敗するとお店が成り立ちません。品物の価値に見合った適切な買取価格が提示できるアンティークショップをおすすめします。
また、査定にかかる料金は、一般的には無料のところが多く、良心的なショップなら買取価格を知りたい、といった利用だけでも可能となっています。
アンティークショップを初めて利用するにはどのような注意点が必要なのでしょうか?
初めての場合は、利用の流れなどについてもしっかりと押さえておきましょう。
多くのアンティークショップでは、WEBサイトを開設しています。
そのため、WEBサイトのフォームからの連絡、電話連絡にも対応しています。
持ち込みにも対応していますが、事前連絡を行い、大切なアンティークについてどのような査定方法がいいのか、ショップに直接ご相談ください。
多くのアンティークショップでは、全国対応で様々な査定方法に対応しています。
以下の査定・買取方法が一般的です。
事前査定では、LINE査定や写真鑑定なども無料で受け付けているアンティークショップがあります。
まずは査定結果を待ちましょう。
査定価格に納得できなければ、買取になることはありません。
他社とも比較したい場合にも対応しています。
査定価格に納得できれば、現金で買取価格を支払ってくれます。
アンティークショップでの買取相場は、ジャンルや種類、品物の状態によって大きく価格が変わってしまうため、個別に判断する必要があります。
そのため、まずは専門の査定士に査定を依頼することが重要です。
現在、ヤフオクやフリマアプリなどで手軽に中古品を処分できるようになりましたが、これらの落札結果や売買情報は、一部の取引の結果であって適切な相場情報であるとはいえません。
参考程度にはなりますが、アンティークの相場や価値は、専門家でなければ、正確な値付けはできないでしょう。
本当に価値のある品物が相場だからといって、安値で取引されていることもありますので、必ず専門の査定士に詳細な査定を依頼してください。
大切に持っていたアンティークを高価買取してもらうには、どのようなポイントがあるのでしょうか?
この章では、アンティークをできる限り高価買取してもらうためのポイントについてまとめました。
どんなにデザインやブランドの優れたアンティークでも、汚れや傷が目立っているとマイナス要因となり、査定額が下がってしまいます。
定期的に清掃するだけではなく、査定前には汚れや傷をチェックし、できる限りきれいな状態にしておきましょう。
一つのアンティークショップだけではなく、骨董屋を含めて複数の買取店に見積り査定を依頼しましょう。どの程度の値段がつくのか、その時点での相場もわかり、処分すべきか、買取してもらうべきかの判断ができます。
アンティークは、正確な買取相場がわかりにくく、ネットの情報も正確ではありません。ショップごとに大きく査定額・買取額に差が出ることが多いので、諦めずに複数のショップに見積り査定を依頼してください。
例えば、アンティーク家具などは、一式にして査定してもらったほうが高値査定がつきます。
椅子とテーブルがセットならバラバラにせずに、付属品なども全て揃えて査定してもらいましょう。
一点物であるアンティーク家具になると、シリーズものなら古くなると欠品になっていることが多く、代わりがないため、それだけでマイナス査定になってしまうからです。
最後にアンティークショップの買取時の注意点についてお伝えします。
アンティークショップによって取り扱う品物が異なります。特定の品物に関しての深い知識が必要で、各ショップによって異なる得意分野があり、査定額にも大きな影響を与えます。
遺品整理などで大量のアンティークをさばく必要がある場合は、幅広い買取ジャンルに対応したアンティークショップを選んでください。
アンティーク本体以外にも付属品、鑑定書がついていた場合は、揃えて一緒に査定してもらいましょう。
また、アンティークの場合は、一緒についていた手書きの手紙や覚書なども付加価値を生み出すことがありますので、誤って処分しないようにしましょう。
アンティークショップでの買取でも、見積書の提出をお願いしてください。
トラブルの発生で、後日確認しなければならないことなどが稀に発生するからです。
書面でもらった見積書は、ショップ名や日付、買取品目などをよく確認し、不正がないかどうかよく確認してください。
本記事では、アンティークショップでどんなものを買取してもらえる?買取相場や高く売るコツ、査定買取で注意すべきポイント!について詳しく解説いたしました。
アンティークは、ショップごとに鑑定・査定の値段が大きく異なる点にご注意ください。
また、値段がつかない場合は、ネットオークションやフリマアプリなどを利用して他の人に譲ったほうがいい場合もあります。
これからアンティークの品物の売却を検討している方は、この記事を参考にしていただき、もし今お持ちのアンティークの品物の査定・売却を検討している場合は、ぜひ弊社にもお問合せください。