2024.01.17

象牙の撥を買取してもらうなら?おすすめの売却方法や査定時の注意点について丁寧に解説します!

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象牙

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象牙には、もともとあった価値に「付加価値」が付いて金額が何十倍にも跳ね上がる例が非常に多くあります。

今回は、そんな象牙の撥の価値を知りたい、また買い取って欲しい皆さんへ向けた情報をお伝えします。

象牙の撥の所持率は、年齢層によって異なります。一般的に、高齢層を中心とした当時本を読んでいた、現在50歳以上の人々が象牙を所持している割合が比較的高い傾向があります。これは、芸術や美術品に対する興味や経済的な余裕がある人や、その時代を今も好む方が多い層にあたるからです。特に、伝統的な日本の象牙を所有することが一般的です。

一方、若年層、特に20代から40代の人々は、象牙を所有する割合が低いことがあります。これは、若い世代がデジタルメディアや写真などの新しい形式のアートに興味を持つことが一般的です。

このように、象牙の所持率は年齢層によって異なり、伝統的な美術品に対する価値観やアートに対するアプローチが世代によって異なることが特徴です。

象牙、または象牙製品の取引制度には、国内では全面的に許可はされていません。

環境省のホームページによると、種の保存法において国際希少野生動植物に指定されているゾウは、象牙を含む個体等の国内取引が原則禁止されています。ただし、法規制に基づく管理下となった場合に限り、象牙(全形牙)や象牙製品の国内取引が可能となります。

それに伴い、象牙の撥を含む象牙製品は、1999年の輸入禁止以降、象牙店の在庫のみで製造を行っています。

今回は、下記のようなお困り事のある方に向けてのお知らせです!

「今、所有している象牙の価値を知りたい!」

「高値で買取できる象牙って何?」

「引っ越しや片付けで出た象牙を買い取って欲しい!」

「国内での象牙の取引」

このような問題を抱えている方や疑問を持つ方に読んでもらえるときっと役に立つ記事です。

また、できるだけ高く売るためにどうすればよいのかといった査定時の注意点なども合わせて丁寧に解説していきます。

象牙とは

象牙は、主に象の牙から取られる硬質で白い質材であり、その特性から彫刻や工芸品、装飾品などに広く利用されています。象牙の主成分はヒトデンタルで、その特有の結晶構造が硬さや耐久性をもたらしています。

象牙は古くから美術や彫刻の素材として重宝され、アフリカやアジアなどで象牙細工は芸術の一環として発展しました。一方で、象牙の需要は象の密猟につながり、象の個体数減少や絶滅の危機を引き起こす要因ともなりました。

国際的な保護のため、象牙の取引は規制され、象牙の販売や輸出入には厳格な規制があります。これにより、象牙取引の違法性や象の保護が強調され、環境保護活動が進む一方で、美術や工芸品の制作においては代替素材の探求や利用が進められています。

近年では、象牙の使用を避けるために、合成象牙や代替素材が注目され、芸術や産業の分野で持続可能性を重視する動きが広がっています。これにより、象牙の需要を抑制し、自然環境への負荷を軽減する方向に進展しています。

 ︎撥とは

「撥(ひょう)」とは、主に三味線や尺八、箏(こと)などの日本の和楽器において使用される演奏道具の一つを指します。

撥について詳しく説明します。

用途と特徴

撥は、和楽器の弦楽器や筝(箏)などの弾撥楽器において、弦を弾いたり打ったりするための演奏具です。主に指で弾くことが難しい楽器において、弦に対して直接当てて演奏するためのもので、演奏者の技術や好みによって形状や素材が異なります。

素材

撥の素材は様々で、木製のものや象牙、水牛の角、合成素材などが使用されます。素材の違いが音の響きや質感に影響を与えるため、演奏者は自身の好みや演奏スタイルに合ったものを選ぶことが一般的です。

形状

撥の形状も多岐にわたり、円錐形、球形、細長い形状などがあります。これらの形状の違いも演奏感や音色に影響を与え、演奏者は自分の好みや曲に合った形状の撥を選ぶことがあります。

役割

撥は、和楽器の演奏において非常に重要な役割を果たします。弦を弾く際に、指や爪が直接触れることが難しい楽器においては、撥を使用して音を引き出します。演奏者は撥の使い方に独自のテクニックを加え、音楽表現の幅を広げます。

個々の楽器による違い

撥は、楽器ごとに異なる形状や素材が好まれることがあります。たとえば、三味線の撥は尺八のものとは異なり、その楽器独自の特性に合わせて設計されています。

個性と好み

演奏者は撥を選ぶ際に、その個性や好みを重視します。撥は演奏者と楽器との一体感を生み出し、音楽の表現において重要な役割を果たします。そのため、撥の選択は個々の演奏者にとって非常に重要です。

総じて「撥」は和楽器の演奏において不可欠なアクセサリーであり、素材や形状の違いが演奏の特性や音楽表現に大きな影響を与えます。演奏者は自らのスタイルや好みに合わせて慎重に選び、その使いこなしによって個性的で豊かな音楽を奏でます。

象牙の撥の買取について

ここまで象牙の撥とは、伝統的な楽器である三味線や尺八、箏などの日本の和楽器において使用される部品の一つだということ、また用途や役割について解説しました。

三味線や尺八の演奏者は、撥の素材や形状が奏者の演奏スタイルや好みに影響を与えるため、特にこだわりがあります。

ここからは、象牙の撥の買取に関する要点を詳しく説明します。

象牙が加工されたものはOK

彫刻品や数珠、根付などのように、象牙を加工して作られた品なら登録票はいりません。

加工によって象牙の形が残っていませんので、他の品物と同じように買取へ出せます。

ただ、象牙の原木に少し加工を施したものなど、判断が難しい品物もあります。

もし売っていいのか判断に悩んだ時は、買取業者に相談をおすすめします。

象牙の撥の特徴と素材

象牙の撥は、象牙そのものまたは象牙を含む複合素材から作られています。象牙は硬くて密度が高く、音の伝播に優れているため、伝統的な和楽器において重要な素材とされています。

象牙以外の素材も使用されることがありますが、その選択は演奏者の好みや演奏スタイルによって異なります。

法的な規制と倫理的な問題

象牙の取引は、国際的にはCITES(ワシントン条約)などによって厳しく規制されています。象牙の取引が動植物の保護に寄与しない場合、象牙の使用に伴う法的な問題や倫理的な懸念が生じる可能性があります。楽器の部品としての象牙の使用に関しても、これらの規制を考慮する必要があります。

買取業者の信頼性と認定

象牙の撥を買取する業者を選ぶ際には、その業者が法令を遵守しているかどうかを確認することが重要です。認定やライセンスを持つ業者は、法的な手続きを遵守し、取引が透明かつ合法的であることを示唆しています。演奏家や製作者のコミュニティで信頼されている業者を選ぶことも一つの手段です。

買取価格の評価

象牙の撥の買取価格は、素材や加工の難易度、製作者の評判、市場の需要などによって影響されます。撥の状態や歴史的価値も考慮されることがあります。複数の買取業者から査定を受け、適正な価格で買取してもらうことが望ましいです。

代替素材への関心

近年では、象牙の使用を避けるために代替素材への関心が高まっています。合成素材や、天然素材の中で象牙に似た特性を持つものが開発され、これらの素材を使用した撥も一般的になりつつあります。これにより、環境への負荷を軽減するとともに、法的な制約を回避する手段としても注目されています。

象牙の撥の買取においては、法的な制約や倫理的な観点を十分に考慮し、信頼性のある買取業者を選ぶことが重要です。同時に、代替素材の利用にも注意を払い、持続可能な選択を促進することが楽器製作者や演奏者の間で求められています。

何がよくて何がダメなのか

実際のところ「法規制に基づく管理下となった場合」といった部分において、不明な部分があるかと思います。

ここからはその解像度を上げるべく、良い場合と悪い場合(犯罪になってしまう)を大まかに解説していきます。

良い場合

法的な許可を得た場合:

象牙製品を法的に取引するためには、CITESなどの国際的な規制に準拠し、国内法に基づく許可を得ることが重要です。取引前に必要な許可を入手し、法的な手続きを遵守することで合法的に取引できます。

文化的・歴史的価値の認識:

一部の象牙製品は歴史的な文化的価値を持っています。法的手続きを遵守し、これらの製品が文化遺産として保存されることを支持する場合、正当な理由での取引が可能です。

エシカルな取引

倫理的な取引は、象牙が合法的に入手され、違法な狩猟や密輸に寄与していないことを確認します。取引が透明であり、動物の権利や、環境に対する悪影響が最小限に抑えられるような方法が取られるべきです。

悪い場合

違法な密猟や密輸

違法な手段で入手された象牙は、国際的な法律や国内法に違反しています。密猟や密輸によって得られた象牙は、野生動物の保護に対する深刻な脅威となります。

規制を無視した取引

規制や許可を無視して象牙製品を取引することは、法的な問題につながります。これには重い罰則が伴う可能性があり、法に違反することは避けるべきです。

エキゾチックな動物の非人道的扱い

違法な手段で入手された象牙は、通常、動物に対する非人道的な扱いを反映しています。象牙の需要が非合法な手段につながることは、野生動物の生態系に深刻な損害を与える可能性があります。

違法な中古品の販売

規制を逃れるために、違法な中古の象牙製品を販売することは、合法性や倫理性に反するものであり、避けるべきです。

合法的でエシカルな方法で象牙の取引を行うことが重要であり、法的な規制と倫理的な観点を十分に考慮する必要があります。

まとめ

象牙の撥とは、年月を経た書籍や資料、コレクションアイテムを指します。これらの品物は、歴史的な価値や希少性を持つことがあり、多くの人々にとって貴重なものとされています。

象牙の買取は、所持をしている方々にとって魅力的な選択肢です。高品質な象牙や希少なコレクションアイテムを、公正な価格で売却できる機会を提供しています。

査定方法やサービスは多様で、個人のニーズに合わせた査定と買取手続きを受けることができます。信頼性の高い買取店を選び、プライバシーとセキュリティを確保しながら、あなたの象牙を価値あるものとして再評価しましょう。

象牙の撥を買取に出す際のポイントはいくつかあります。

まず、法に触れていないこと。ここは必ず遵守しましょう。

次にデザイン、状態によって価値が異なるため、同じような商品を調査し、相場を理解することが重要です。

また、買取業者を比較し、信頼性や口コミを確認することも大切です。また、象牙の状態をできるだけ良好な状態で保管しておくと査定額が上がりやすいです。

査定額や買取条件については複数の業者に見積もりを依頼し、納得できる条件で売却すると良いでしょう。



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