2024.01.19

大阪で高価買取されている日本刀にある「価値」とは何か

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刀剣

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 大阪でも日本刀は、高い価格で買取されています。

日本刀は日本特有のものですが、海外に目を向ければ、剣というモノもあります。銃のなかった時代には、海外において剣が主なる武器として活躍していました。

大阪にお住まいの方々も、日本刀は剣よりも魅力のある買取価値のあるものという認識をしているのではないでしょうか。それは事実なのでしょうか。

今回は、買取価値の高い日本刀には剣とも比較して、どのような魅力が備わっているのかを解説します。

ぜひ一読ください。

大阪で高額買取が可能な日本刀とは

 大阪でも買取需要の存在している日本刀とは一体何か。まずは、剣との違いから明確にしていきましょう。

日本刀と剣は何が違うのか

まさに、日本刀とは、日本の剣です。そして海外にも剣があります。海外の剣と、日本刀の大きな違いは、片刃であるか両刃であるかです。

日本にももともとは、両刃があったのですが、次第に片方だけのものへと進化していくことになります。一般的にみなさんが知っている日本刀とは、刀身の片方に刃が付き、もう片方は棟という刃がないモノのことです。

日本も最初の頃は、両刀が主流でした。一見、両刀の方がたくさんの敵を斬ることができるのではないか……という思いをもつ方々もいるのではないでしょうか。

日本刀はなぜ片刀へと進化していったのでしょうか。それは、両刀の剣は、多くの敵をバッタバッタと斬り倒すことができるのかもしれませんが、自分自身もケガしてしまうリスクが非常に高かったせいです。ですから、安易に素人の方々が、使いこなすのは相当難しかったのでは……ということも予測することができます。

片刀の日本刀であれば、つばぜり合いになった時などに自身の日本刀で傷を負ってしまうリスクを少なくできる利点をあげることができます。

そして、片刀の日本刀の方が、刃と反対側の背部である峰に手を添え、自身の体重をかけて斬り裂くことが可能であるため、相手を確実に斬ることができます。

また、刃のついていない峰側に充分厚み・重みをつけることができるため、遠心力が要求されている斬撃との相性がいいというメリットがあります。

日本での長い日本刀の歴史において、まさに優秀な武器が作られるため熟練した刀匠の技術が集結したのです。

平安中期になって、戦いの形が騎馬のスタイルに流れたことで、馬の上からすれ違いざま相手を斬るのに適している片刃の日本刀の需要はより高まることになります。

日本にも両刀の日本刀があった

 日本でも両刀の日本刀は存在していました。しかし、そのような日本刀をうまく使いこなすことができたのは、剣術の修練を小さいころから熟練した人物であり、つまり技術を積むことができる余裕のあった相当身分の高い人物です。

そうでない人たちは、両刀をうまく使いこなすことができないため、片刀の日本刀を使用していたのです。

ただし、飛鳥時代になる頃には、身分の高い方々も片刃の日本刀を使うようになったと言われています。

反りが入る

 平安時代中期、日本刀には反りが入ります。そのキッカケは、大和朝廷の要請により坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が、蝦夷討伐に向かったことにあると伝えられています。この蝦夷に住む人々が使っていた日本刀を、蕨手刀(わらびてとう)といいます。

蕨手刀は、今まであった真っすぐな日本刀とは違って、反りのある日本刀です。日本刀は、より威力のある刀となるため、そのように進化したのです。

海外の剣とも乖離し、日本刀がどうしても欲しいと思う方々が多くいらっしゃることでしょう。

海外の剣は海外の剣としてそれなり魅力があるものなのです。西洋に存在する剣は、紀元前8世紀頃ギリシャで誕生しました。クシポスと呼ばれ、長さ60cmほどの両刃の短刀でした。そして、クシポスは、当時使用されていた武器の槍と同等にして突き刺す役割をもっていました。

日本刀と剣どっちが優れている?

日本刀と、剣どっちが優れているのか、それぞれの方々にそれぞれ違う意見がありそうですが。それでもやはり最終的には日本刀が優れていると言いたいのです。

それは、日本刀の方が、切れ味が良く、多くの敵を斬ることができたからです。

海外の剣はどうなのかと言えば、斬ること以外にも重点が置かれているため、その分、切れ味はやや劣ることになります。

日本刀は、古来から伝えられた技術によって鍛えられ、切れないモノはないと言われるほどです。まさに、日本刀が大阪だけでなく海外の人たちからも高く評価され、高い買取価値がつく理由です。

大阪や海外の人たちは、素晴らしい切れ味のある武器に対して、美しいと評価しているのです。それは、刀匠たちの熟練した技術がなければ到底できることではありません。

日本刀は、作刀するときに鋼を打ち、幾度も幾度も折り返す折り返し鍛錬が行われていたのです。

また、反りがあることも、日本刀が切れ味のいい理由です。

さらに、戦国時代から江戸時代にかけてはそれぞれの地域で試し斬りが行なわれていました。

試し斬りとは

 試し斬りは、日本刀を使いこなすために、また、切れ味を確認するために行われていたようです。巻き藁であったり畳表、また、青竹などを使用する以外、江戸時代になって罪人の死体が斬る材料として使われていたこともあります。

残酷だという見方もあるのですが、死体を斬ったということは、せめてもの救いではないでしょうか。実際問題、多くの人たちが試し斬りをしたいと思ったため、死体が不足してしまった時期もあったようです。

一時イベントのような感じで試し斬りを行なう人の周囲を見物人が並ぶこともあり、罪人をこうまで扱うのかとばかりに試し斬りに使用することは、犯罪抑止、見せしめの役割ももっていたようです。

大阪でも日本刀の買取価値が高い理由

大阪でも日本刀の買取価値が高い理由は、日本刀には、繊細美が存在していることも理由としてあげることができます。以前、日本刀にあったのは武器としての価値ですが、現在、その価値は、アート的価値へとシフトします。

ただし、江戸時代の頃には、既に斬るために使用する日本刀という意味合いだけでなく、アートとしての価値はついてきていたのです。

海外の剣と比較しても、日本刀には繊細美があるという方々が多くいます。それは、日本刀は刃物として切る力を伸ばすため、刀身を薄く仕上げ、使用方法を間違ったときなどの不自然な負荷にはもろかったという弱みをもっているからです。

よく時代劇をチャンバラという言い方もします。それは、日本刀を使い、チャンチャンバラバラと斬り合うシーンを表現しています。しかし、それは時代劇の話しであり、本来、刃と刃がぶつかるほどの粗い使い方をしてしまうと、日本刀は、刃こぼれであったり、刃が折れてしまうことも起きてしまう恐れがあります。

日本刀は、反りなどが誕生し、より強靭な武器に進化したという言われ方もしているのですが、一方で日本刀に存在しているのは繊細さだったのです。

更に言えば、日本刀は、温度であったり湿度の変化にも弱いため、当時の人たちも、あれこれと日本刀の保管の工夫をしていたようです。

一方で比較して、海外の剣の場合は、刃こぼれについては無頓着なところもあったようです。剣は、甲冑などの硬い物に対して叩きつけることも前提とされているため、欠けることはあったとしても折れることは滅多になく、使用する者たちも丁寧に扱おうという気持ちもそれ程持たなかったことでしょう。

海外の剣を扱うのは、アメフトの選手、日本刀を使うのは、棋士たち程の違いがあったのかもしれません……。

大阪でも現在日本刀を買取強化中である

 大阪のエリアでも、現在日本刀は需要が存在しているため、高い価格で買取されています。

祖父母であったりお父さんお母さん、また、兄弟から受け継いだ刀を整理したいという方々もいらっしゃるでしょうし、以前購入した日本刀を売って新しいモノを購入したいと言った人たちもいます。

その日本刀は、想像している以上の高額で買取される可能性があります。

日本刀を大阪でも買取してもらう前には以下のようなことを確認しましょう。

登録証があるか

 まずは「銃砲刀剣類登録証」のありなしを確認してください。銃砲刀剣類登録証とは、美術品として価値ある日本刀を所有するのに必要となる書類です。そして、銃砲刀剣類所持等取締法では、日本刀と一緒に銃砲刀剣類登録証を保管することが定められています。

銃砲刀剣類登録証のない日本刀は、日本刀とは認めてもらうことができないため、安易に売却が不可です。また、銃砲刀剣類登録証を持っていないのに、日本刀を持っていることは違法対象となるため注意しなければなりません。

日本刀を譲り受けたりした場合など、登録証がない……というケースもあるかもしれません。そのような場合、すみやかに再交付、新規発行手続きを行い取得する必要があります。

模造刀かも

 模造刀とはまさに、日本刀を模して作られた刀のことです。形は似ているとしても、価値はホンモノとは大きな違いがあります。その中には切れないように作られているモノもあり、また、柄がプラスチックもあります。

模造品は、日本刀のような形をしていたとしても日本刀ではありません。ですから別に登録証はなくても問題はありません。

模造刀は買取しません……という買取業者は大阪にも多くあります。ただし、絶対に買取しないということでもなく、そのようなものでもインテリアとしてのニーズがあるため、買取されるケースはあります。ただし、相当買取額は下がってしまうことでしょう。

鑑定書のありなし

 また、買取してもらおうと思えば、鑑定書を確認してみましょう。

公益財団法人日本美術刀剣保存協会が発行する鑑定書があれば、刀剣の買取価値を裏付けることができます。

まとめ

 いかがでしょうか。

今回は、大阪で日本刀を買取して欲しいと考える方々のため記事を書きました。

日本刀は、刀剣を専門的に扱っている買取業者に鑑定・査定依頼することで、より高い

価格で買取してもらうことを期待することができます。

日本刀は、大阪だけでなく、現在海外からも熱い視線が注がれています。一方で日本刀が量産されるのかと言えば、もはや武器としての役目がなくなった以上、考えることができません。

今後も、日本刀には、より希少価値がもたらされていくことでしょう。

そんな日本刀は、大阪でも相当高い買取価格になる可能性があります。

高く買取されるためには、まずそれがホンモノの日本刀であるのかを確認してみましょう。



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