2023.11.22

現代アート画家サム・フランシスの魅力や人気と買取査定について解説

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みなさんは、現代アート画家サム・フランシスのことを知っていますか? 20世紀に活躍し巨匠と呼ばれるサム・フランシスは、アメリカの現代アート画家です。画風は、抽象的ですが、日本画にも精通している画家のため、日本人の心にも通じる画風が特徴で人気が高くなっています。

日本画の「にじみ」の表現も行っているため、抽象画ですが、どこか日本画のわび・さびがあるのが特徴です。

20世紀の画家ですが、今でも新しい感覚を感じることができる流動的な構成や色の生み出す魅力があるため、買取でも人気です。

サム・フランシスの人気の魅力と買取査定について解説しますので、参考にしてください。

サム・フランシスとは

サム・フランシスは、1923年にアメリカのカリフォルニア州サンマテオで生まれた画家です。

カリフォルニア大学バークレイ校に進学して、植物学、医学、心理学と学んだサム・フランシスは、様々なものを学ぼうとする探求心、好奇心が強い人物だったと言えます。

兵役中の飛行機事故で負傷し病床生活を送ることになった彼は、治療の一環として21歳で水彩画を描き始めます。

そして、事故からの回復後は、今度は大学で美術や美術史を学び始め、1950年パリに渡って、新進画家として鮮烈なデビューを飾ることになった人物です。

現代アートの抽象的な「アンフォルメル」の技法と日本風の画風の融合

サム・フランシスの画風は、「アンフォルメル」といった抽象主義の流れをくんだ作品が特徴です。

「アンフォルメル」とは、キャンバスに絵の具をたらしたり、散乱させたりしたような、非定型と言われる芸術性が魅力です。

1940年代半ば~1950年にフランスを中心としてヨーロッパ各地に「アンフォルメル」は広がり、同時期にアメリカでもアクション・ペインティングなどの抽象表現へ普及していきました。

サム・フランシスは、そんな「アンフォルメル」の手法を用いながら、日本画にも精通した画風が特徴的と言えます。

日本文化にも興味を示した彼は、日本の文化人とも交流し、日本画にも精通したため、画風にもそうした魅力にあふれています。植物学、医学、心理学と学んで探求心と好奇心豊かな彼らしい、和洋折衷の雰囲気のする画風が買取でも人気です。

サム・フランシスの経歴を紹介

サム・フランシスの受賞遍歴としては、1962年に第3回東京国際版画ビエンナーレといった大規模な国際版画展で、国立西洋美術館賞を受賞。

その際、有名画家ジャスパー・ジョーンズ、ロバート・ラウシェンバーグなどと名を連ねています。当時の版画ブームをけん引することになり、東京だけでなく、旧ユーゴスラビアなど世界各国で版画展が開催され有名となりました。

そして、その後、パリ、ニューヨーク、東京を行き来しながら制作を40年近く行いました。何千枚の絵画、紙、版画、モノタイプの作品を残しています。

東京にもアトリエがあったサム・フランシスは、よく日本を訪れていて、勅使河原蒼風、大江健三郎、大岡信、小山富士夫などの日本文化人とも交流を深めていたと言われています。そうしたことから、日本文化についてもよく学んでいます。

大きな作品としては、1983年、代表作となるサンフランシスコ空港の壁画を完成させています。

そして、その後、サンフランシスコ美術館のための5連パネルの大規模な作品を制作。ブリュッセル王立モネ劇場のオペラ・ナショナルの天井壁画の製作の依頼もされています。多くの壁画の大作を残していて有名です。

アメリカだけでなく、ヨーロッパでも作品が残っていると言えるでしょう。

1994年に71歳で逝去。今もサンフランシスコ空港には彼の作品が飾られています。

サム・フランシスの魅力と作品

サム・フランシスの作品の魅力は、彼の好奇心の強さからも影響して、現代アートらしさがありながら、日本的な色の「にじみ」も魅力です。

サム・フランシスの作品では「コンポジション」も有名な作品となっています。サム・フランシスの作品では途中、「青」の色合いも重要な要素となっていると言えるでしょう。この頃、無数の筆触の集積で構成されている「コンポジション」には、絵の具の色の物質感や色の滴りの流動感に特徴があります。

この1954年の「コンポジション」制作より、彼の青の作品にも注目が集まりました。この頃の作品の青色の浮遊感や流動感を感じさせる画風も買取で人気です。そして、彼はその後、日本の美術の「にじみ」に影響を受けてさらに作風を変えていきます。

水墨画を思わせる「にじみ」やハネ、余白の美が光る作品が増えていきます。

白の美を引き出す作品の魅力

彼の作品は、後半では「白」の余白を活かしているのが特徴的です。水墨画を思わせる「にじみ」やハネに、日本的な余白の美があります。

カラフルな作品が多くあるのが特徴ですが、「にじみ」があり、白が活きている作品も多いでしょう。亡くなるまでの40年近くの中で、「キャンバスで白をどう位置付けるか」がテーマだったのではとも言われています。

サム・フランシスの魅力は、隣り合わせた色彩や形態を約40年間にわたって、様々に変化させながら、作品を作ってきたことにあります。カラフルな色合いの組み合わせはそれぞれの年代で異なっていますが、青を中心とした時代から白の魅力を感じるようになり、そこからカラフルでありながらも白の余白を感じる作品も多くみられるようになってきたと言えるでしょう。

歴史的に見る有名な作品

サム・フランシスの作品の中から、有名な作品を紹介しますので、参考にしてください。買取査定、売却の際もどんな作品が有名なのかを知っておくのがおすすめです。

・「ビッグレッド|1953年」

1956年にニューヨーク近代美術館で行われた「12人の芸術家」で展示され、国際的に有名となった作品です。白と青の印象が強いサム・フランシスのイメージとは異なる濃い赤色が特徴の本能的なタッチの作品として有名です。

・「ブルーボールズ|1960年」

サム・フランシスが青の魅力に憑りつかれるようになった時代の有名な作品です。彼が感じる青の魅力を一緒に感じてみるといいでしょう。

・「コンポジション・黒|1972年」

黒の絵の具のみを一面に使っている作品です。黒と言っても同じ黒ではなく、水墨画のようで、平面的な色使い、集積した色が特徴となっていて、実験的な作品とも言われています。現代的でありつつ、インテリアとしてもおしゃれになじみます。

また、1970年代には、「マトリックス・ペインティンク」でカラフルな色を使いながら繊細な雰囲気の代表作品を作り上げています。

・「無題(Untitled)|1985年」

多くの「無題(Untitled)」の作品がありますが、1985年の作品は白地の背景で、カラフルなピンクや黒、紫が使われていて、妖艶な色彩の雰囲気が魅力の作品です。「にじみ」の技法がよく感じられる作品となっています。ダイナミックな構成と色による躍動感が魅力で、生命力のある作品として人気です。

作品が見られる日本の美術館を紹介

多くの有名文化人と交流のあったサム・フランシスですが、日本の石油事業で有名な実業家、出光氏がスポンサーに付いていたのでも有名です。そのため、東京丸の内の出光美術館には300点ものサム・フランシスのコレクションがあります。そうしたことからも、とても日本にゆかりがある画家であり、多くの作品があります。

福岡県門司にある出光美術館にも、大型作品をコレクションから数点厳選し、ロビーに展示されていて興味深いでしょう。

日本で見られるサム・フランシスの有名作品紹介

サム・フランシスの有名作品を日本で見るには、下記の美術館で見るのもおすすめです。

・「サーキュラー・ブルー|1953年」(滋賀県立近代美術館)

・「メキシコ|1957年」(大原美術館)

・「消失に向かう地点の青|1958年」(愛知県美術館)

青が魅力の作品などを多く見ることができるでしょう。様々な美術館にも展示されていますので、魅力に触れる日本人もいて買取でも人気です。現代アート好きにも人気の作品が多くなっていると言えるでしょう。

サム・フランシスの作品の売却は可能?買取査定はどのくらいなのか

日本でも人気のサム・フランシスの作品について、買取査定がどうなのかを紹介します。

サム・フランシスは、20世紀の現代アートの巨匠として知られています。

買取の実績としては、2016年サザビーズニューヨークで2mを超えた大作が約10億で落札されているほどです。大きな作品の買取があり、世界的にも話題性がある画家です。

また、版画作品は10万円程度から購入でき、鮮やかな色彩が魅力ですが、日本にもなじむ雰囲気があり、インテリアにもおしゃれです。幅50cm以上のリトグラフで20万円~30万円以上で売られていて人気です。

人気の作品は、SOLD OUTとなる作品も多くなっています。サム・フランシスの作品には、日本にも多くのファンがいますので、売却を希望される場合は買取査定について問い合わせてみられるといいでしょう。

まとめ

本記事では、現代アートの巨匠と言われているアメリカのサム・フランシスの経歴や作品の魅力や人気について紹介しました。代表的な作品を紹介しましたが、カラフルであったり、水墨画のようになっていたりするものもあり、多くの作品が人気です。

色を使いながら様々な取り組みをしたサム・フランシスの作品は、どれも探求心にあふれた魅力があります。カラフルな中にも白の余白の美しさなどを追及してきた魅力が詰まっています。

そんなサム・フランシスの作品を持っていらっしゃる方は、気軽に買取査定と売却について相談されることをおすすめします。日本にもゆかりがあり、日本人にも好まれている作品がたくさんあり買取でも人気です。

日本の家屋にもインテリアとしておしゃれで、とても合う作品となっています。これから集めようと考えている方も、買取査定をしてもらい売却する方も多いでしょう。

ぜひ、紹介したサム・フランシスの魅力をよく知った上で、買取査定と売却について検討されることがおすすめです。

買取査定と売却について悩まれる場合は、お気軽に弊社にお問い合わせください。

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