2024.01.24

買取価値が高い翡翠(ひすい)とは エメラルドとの違いについても解説

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宝石

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ジュエリーを買取して欲しいと思っている方もいらっしゃることでしょう。

翡翠(ひすい)は買取価値が高いジュエリーのひとつです。

一方で翡翠は、エメラルドと頻繁に間違えられる宝石でもあります。

そこで今回は、それぞれの特徴とともに買取価値について解説します。

この記事では、

・買取価値が高い「翡翠(ひすい)」&「エメラルド」

・買取価値が高い翡翠(ひすい)とはどのようなジュエリー?

・翡翠の価値が高い理由

の項目に触れます。

ぜひ一読ください。

買取価値が高い「翡翠(ひすい)」&「エメラルド」

翡翠も、エメラルドも魅力的なジュエリーであり、緑色に輝いています。

一見、翡翠とエメラルドを見間違う方もいるかもしれません。

エメラルドと翡翠は両方とも、五月の誕生石なのです。それで、「同じモノ?」という誤解をもってしまう方もいるのかもしれません。

エメラルドと翡翠は、専門家でも間違えてしまうようなことがあると言います。ですから、素人の方が間違えてもそれは不思議ではありません。

ですが、もちろん翡翠とエメラルドは全然別物ですし、私は絶対に翡翠がいいという方もいらっしゃれば、エメラルドがいいという方もいます。

エメラルドとはどのようなジュエリーなのか

エメラルドとはどのようなジュエリーなのでしょうか。

「ルビー」であったり、「サファイヤ」も魅力的なジュエリーですが、「エメラルド」は、ルビーやサファイヤとともに三大ジュエリーと言われています。ちなみに、四大ジュエリーと呼ばれることもあり、「ダイヤモンド」がプラスされます。

エメラルドは、他のジュエリーと比較しても硬めです。モース硬度で言えば、7.5~8あたりで、ダイヤモンドに匹敵すると言っていいのかもしれません。しかし、内包物が含まれているため、傷がつきやすく、割れやすい特徴があります。

ダイヤモンドは、硬い代名詞のように言われていることがありますが、エメラルドは実際問題それ程強固な訳ではありません。

エメラルドと言えば、まさにグリーンジュエリーの代表格です。エメラルドは、イコール「エメラルドグリーン」なのです。その緑は特別なものであり、買取専門店で高価買取してもらうことができます。

エメラルドは「ベリル」という鉱物です。和名は「緑柱石」となります。ベリル自体は、とても様々な色彩をもつジュエリーです。ブルーのものもあり、それは「アクアマリン」として価値があり、ピンク色のものは、「モルガナイト」、カラーレスは「ゴーシェナイト」としての価値があります。

それら様々な色合いは、生成過程で含まれる些細な量のクロムやバナジウム、鉄など元素の影響だと考えられています。元素のありなしや、含有量のバランスで色味も変化していきます。

さらに、クロムが入っておらず、薄いグリーンの色合いものは「グリーンベリル」と呼ばれます。

エメラルドは、産地によって色合いにも違いがあります。コロンビア産のエメラルドは、あたたかみを感じられるピュアなグリーンに近く、ザンビア産のエメラルドは、青みがかり冷めた色合いのものが多い特徴があります。

エメラルドの魅力とは

エメラルドの魅力のひとつとして、あのクレオパトラが愛したジュエリーとして伝えられていることも挙げることができます。

エメラルド鉱山にクレオパトラ自身の名をつけ、「クレオパトラ鉱山」と家来に呼ばせていた、という逸話も知られています。

また、クレオパトラは、エメラルドをジュエリーとして身に着けるだけでなく、粉々にしてメイクでアイシャドウとして使用していたと伝えられています。

また、エメラルドは、インカ帝国などではかつて特別な存在であり、宗教的価値ももたらされていたようです。

さらに、エメラルドは古来よりこれ以上の緑は存在しないとされ、視力が回復する力があると信じられていたようです。現在でも緑に癒されるという方は多く、あながちエメラルドのグリーンが目に優しいのは間違いではないでしょう。

現在、流通しているエメラルドのほとんどが、透明剤の含浸処理がされています。それはエメラルドが硬い割には脆い素材であるからです。そこで、透明のオイルであったり、樹脂を流し込み耐久性を強める必要があったのです。

含浸処理と聞けば、エメラルドをこよなく愛する人ほど、そんな小細工はしないで自然なままがいいと思うかもしれません。しかし、含浸処理はエメラルドの美しさを引き出すためのものとして、昔から評価され、引き継がれてきた技術です。

ただし、エメラルドの中には含浸処理をしなくても色合いが美しく透明度が高いものもあります。それらエメラルドは、「ノンオイルエメラルド」として価値が高く扱われています。

エメラルドの買取価値

エメラルドも買取専門店に買取してもらうことで、高価買取が可能です。

エメラルドの買取価値は、主として「色」、「透明度」、「サイズ」などで判断されます。

買取価値が高いのは、鮮やかなグリーン色のエメラルドです。また、内包物が少なめのエメラルドほど良質だと評価されています。

さらに、カッティングがキレイで、照りがいいモノ、また、同じクオリティーのエメラルドであれば、カラットの大きい方に高く買取価値があります。

産地による違いも多少あり、ハイクオリティーのエメラルドが多いと言われているコロンビア産は、他の産地と比較して、より高い価格で取引されています。

含浸処理のないノンオイルエメラルドは、いつも高額買取されています。小粒のエメラルドであったとしても100万円もの買取価値がつくことがあります。

買取価値が高い翡翠(ひすい)とはどのようなジュエリーなのか

買取価値が高い翡翠(ひすい)はどのようなジュエリーであり、どのような魅力があるのか見てみましょう。

翡翠にも古い歴史が存在して、「歴史の教科書で見た」という方もいるでしょう。まず、最初に縄文・弥生時代に作られた翡翠の勾玉として知ったという方も多いです。

日本人にとって、翡翠はエメラルド以上に馴染み深いジュエリーなのです。

翡翠の特徴

歴史的に遡れば、翡翠は祭祀に使用されることも多々あり、翡翠に対して神がかり的なイメージを抱く方も多くいるのではないでしょうか。

翡翠という言葉自体は、中国から伝わったものであり、鳥のカワセミが由来し、そのキレイな羽根の色合いを想像させる鉱物という意味合いがあるようです。

翡翠は、英語では、「ジェダイト」と呼ばれ、高価買取されています。

翡翠と「ネフライト」が同じ鉱物であると思われていた時期もあるのですが、ネフライトと翡翠(ジェダイト)は、まったく別物です。ジェダイト(翡翠)を「硬玉」、ネフライトを「軟玉」として区別することもあります。

エメラルドはグリーンの代名詞的扱いがされています。翡翠にもグリーンのこの上ない美しさがあるのですが、翡翠の場合は、実際にはグリーンだけではなく、ホワイト、ブラック、ブルー、イエロー、パープル、レッド、オレンジ、カラーレスと言った様々なカラーがあります。様々な色合いを抱え、翡翠の方が楽しめると思うコレクターも多いのかもしれません。

ただし、その中でもやはり買取価値が高いのは、グリーンの翡翠です。

エメラルドのモース硬度は7.5~8ですが、翡翠は6.5~7とやや低めです。しかし、多くのジュエリーは単結晶なのですが、翡翠はヒスイ輝石の結晶が集合し完成した多結晶体です。それ故に靭性が高いという特徴があります。翡翠は、耐久性に優れていることも魅力の1つとして挙げることができます。

翡翠の透明度は、結晶体のサイズと深く関連し、結晶体のサイズが小さいものほど透明度が高くなることが研究報告によってわかっています。

翡翠の歴史

日本における翡翠文化は世界最古と言われています。翡翠は、縄文時代から奈良時代までの遺跡などから多数見つかっているからです。

かつて、翡翠の勾玉は海外からの渡来品ではないかと考えられていたのですが、ある年、糸魚川から翡翠が見つかったことで、日本産のものであることが明確化されました。

日本で採れた翡翠は、はるか5億2000万年前に生成されたものと考えられ、これもまた世界最古ととらえることができます。二番目に古い北極圏ウラルの翡翠は、おおよそ4億400万年前だと言われています。

翡翠に施される処理

翡翠に施されている処理は様々あり、主として「ワックスコーティング」、「脱色」、「含浸処理」、「染色」、「加熱」などを挙げることができます。その中で一般的に施されているのは、表の面にツヤを出すためのワックスコーティングです。

翡翠の価値が高い理由

鮮やかなグリーンで透明度の高い翡翠は「琅玕(ろうかん)」と呼ばれ、数百万円~一千万円の買取価値がつくこともあるといいます。

翡翠は、施されている処理によって「A貨」、「B貨」、「C貨」の3種のランクに分類することができます。

A貨(Aジェード)には、天然の色、無処理、またはワックスコーティングされた翡翠が属し、そのような翡翠が一番高額買取を期待することができます。

ちなみにB貨(Bジェード)は、酸で漂白、樹脂で含浸処理した翡翠で、C貨(Cジェード)は、酸で漂白、樹脂で含浸処理、染色処理がされた翡翠です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、買取価値が高いエメラルドと翡翠の特徴や違い、買取価値について解説しました。

エメラルド、翡翠ともども人たちを魅了するジュエリーであることは間違いありません。

エメラルドと翡翠、それぞれ全く別の鉱物であり、共通点がある訳ではありません。 しかし、どうしても美しいグリーンのジュエリーであることで混同されてしまうようなこともあるようです。

もちろん買取専門店では、あなたのお持ちの翡翠を、エメラルドと間違えるようなことはなく、正しく鑑定し、高価買取をしてもらうことができます。

翡翠には、いろいろな色合いがあり、エメラルド以上に楽しむことができるジュエリーと言っていいのではないでしょうか。

当社は翡翠(ヒスイ)やエメラルドなどのジュエリーを高価買取しております。お手持ちのジュエリーがいくらになるのか。気になる方はぜひ一度お問い合わせくださいませ。



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